日常生活の中でも、道端などでネコを見かけると思わずニッコリ、嬉しくなってしまうくらいネコ好きの筆者。旅先でネコに出逢った時は、思わずカメラのシャッターを切りたくなってしまいます。
美しい景色の中でのんびりと寛ぐネコたちの様子はとても絵になりますよね。今回は実際に筆者が訪れた町やネコ好きさんたちの間で噂の、可愛いネコとフォトジェニックな景色に出逢えるとっておきの町を5つお伝えします。
マルタ共和国
地中海に浮かぶ小さな島国、マルタ共和国。ネコ好きさんたちの間では、「ネコたちの楽園」として知られるこの国には、人間の倍近くの数のネコが住んでいるのだとか。
島にはいくつもの「ネコのたまり場」がありますが、高確率でネコたちに出逢えるのが港周辺。おじさんたちが釣った魚のおこぼれをもらおうと、可愛い食いしん坊たちが集まってくるのです。
街歩きを楽しむ際は、周りをよ~く見渡して。ベンチの上でお昼寝するネコ、船の上で船乗り気分を楽しむネコ、ごはんをもらおうとおじさんにおねだりするネコ・・・。
筆者は美しいマルタの街並みや、港に浮かぶカラフルな船と同じくらい、自由奔放なネコたちの姿が「マルタの思い出」としていつまでも心に残っています。
クロアチア(ドゥブロヴニク)
ひっそりとした石畳での裏路地でのんびりとくつろぐネコ・・・。思わずシャッターを切りたくなる、フォトジェニックな光景ですよね。
そんな光景に出逢えるのは「地上の楽園」と称される美しい町ドゥブロヴニク。まるでジブリの「魔女の宅急便」のような景色が広がるこの町は、どこを撮っても絵になる美しさです。
人が集う賑やかな広場や通りを離れ、一歩裏路地に足を踏み入れると、そこにはまるで中世で時が止まってしまったかのような空間が広がります。
町中の喧騒とは無縁の静かな裏路地は、ネコたちの癒しの空間。「可愛い!」と近寄ってくる人間なんてお構いなし。思い思いにくつろぐネコたちの姿に癒されることでしょう。
ひょっとすると、ジジに出逢えるかも・・・?!
ギリシャ(サントリーニ島)
白と青のコントラストが美しいサントリーニ島。太陽の光を受けて真っ白に輝く家々、真っ青に煌くエーゲ海。まるでおとぎ話の世界のようなロマンチックな雰囲気が溢れるこの島は、カップルやハネムーナーに絶大な人気を誇ります。
そんなロマンチックな恋人たちの島として人気のサントリーニ島ですが、ネコ好きさんたちの間では「可愛いネコたちに出逢える島」として知られているのです。
ひんやりとした日陰に寝そべってお昼寝をしたり、白い壁の上にちょこんと座り、青い海を眺めて物思いにふけるネコたち。
そのままでも十分絵になる風景にネコがいると、一層フォトジェニックな光景になります。
台湾(猴硐)
世界中のネコ好きたちが集まってくると噂の台湾の小さな村、猴硐(ホウトン)。「猫村」としても知られている猴硐はかつては炭鉱として栄えたそうですが、鉱業が廃れるにつれ次第に人口も減っていったのだとか。観光客が訪れるような村でもなかったそうです。
ですが数年前から世界的なメディアに取り上げられたリ、町を訪れた観光客のSNSなどが反響を呼び、今では世界中のネコ好きさんたちが「一度は行ってみたい」と憧れる猫村に生まれ変わったのだとか。
レトロで懐かしい雰囲気が漂う猴硐。そんな村で自由にのびのびと暮らすネコたちの姿に、思わずほのぼのとした気持ちにさせられます。
さすが「猫村」と呼ばれるだけあって、猴硐にはたくさんのネコたちだけではなく、様々な標識にもネコが描かれていたり、ネコグッズを売るお店が点在していたり、まさに町中が「ネコだらけ」なのです。
モロッコ(シャウエン)
青に染められた不思議の街、シャウエン。人気のない入り組んだ路地を歩けば、まるでおとぎ話の世界に迷い込んでしまったかのような気分に浸ることができます。
そんな「青の迷宮」でひょっこりと姿を現すのは、この迷宮の住人であるネコたち。ネコたちに誘われ、心の赴くままに青の世界にどっぷりと浸ってみましょう。
青い世界とネコ。幻想的なこの町はどこを切り取っても絵画のように美しく、誰でもきっと、とっておきの1枚が撮れることでしょう。
以上いかがでしたでしょうか?
今すぐネコたちに逢いに旅に出かけたくなってしまったのではないでしょうか。
最後に、素敵な旅の思い出となるネコたちとの触れ合いですが、くれぐれもマナーを守って楽しみたいですね。写真を撮る時にフラッシュをたいたり、追いかけまわしたりするのはNG。また、むやみに触るとネコのストレスになることもなりますし、人に病気が移ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ネコへの接し方のマナーをしっかりと守った上で、ふれあいを楽しみたいですね。