速度制限なしのアウトバーン

車社会のドイツは国土の隅々まで「アウトバーン」と呼ばれる自動車専用道路が発達しています。日本と大きく違うのが、完全無料であること、そして速度制限がないことです。
筆者自身は車は運転せず助手席専門ですが、今では時速140キロくらいなら普通に感じられるようになりました。それ以上のスピードになると怖いと感じますが、なかには時速200キロ以上で飛ばすドライバーもいます。
なにかにつけルールを決めるのが好きなドイツがなぜアウトバーンには速度制限を設けていないのか不思議でなりません。
地方都市も移民だらけ

2015年からの難民問題でも注目を浴びましたが、ドイツは移民大国。驚くべきは大都市だけでなく、小さな田舎町でも移民の姿が多いということ。
筆者が暮らしているのはドイツ南西部の小さな街ですが、一歩家の外に出ると中東系、東欧系を中心に移民の姿を見ない日はありません。ローカル電車の乗客の半分以上が中東系ということさえあります。
2011年の国勢調査によると、ドイツにおける移民の割合は約1530万人で、総人口の19.2%にものぼります。現在はさらに増えているはずで、どこに行っても外国人の姿があるのはドイツでは当たり前の光景となっています。
オーガニックコスメが激安

ドイツは健康志向、自然志向が強いオーガニック大国。とりわけ日本人から見て驚きなのがオーガニックコスメの値段の安さです。日本で売っているオーガニックコスメは国産品・輸入品を問わず値段が高く、誰もが気軽に手を出せる商品とはいえません。
しかしドイツでは、オーガニックコスメは庶民的なスーパーやドラッグストアでも手に入る身近な存在。たとえば、ドイツを代表するオーガニックコスメブランド「lavera(ラヴェーラ)」や、日本でも人気の高いスイスブランド「WELEDA(ヴェレダ)」のフェイスクリームは10ユーロ(約1130円)前後。

(C) Haruna Akamatsu
ドイツのオーガニックコスメブランドとしてはかなり高級な部類に入るANNEMARIE BORLIND(アンネマリー・ボーリンド)の美容液ですら50ユーロ(約5650円)程度で買えてしまいます。筆者自身、高品質なのに低価格なドイツのオーガニックコスメの魅力にすっかりはまっています。

日本から遠く離れたヨーロッパの国であるドイツ。いくら「日本と似ている」と言われていても、実態を知れば知るほど違いが浮き彫りになってきます。こういった違いを楽しむことこそが異文化体験の醍醐味ですね。
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Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
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