札幌市内の閑静なエリアにひっそりと佇む一軒家のスープカレー屋。このお店は他にはない魅力があることで今じわじわと注目を集めているんです。なんとその人気は日本だけには留まらず、海外からわざわざ訪れる人もいるほど。ではこのお店にはどんな魅力があるのでしょう? 気になる魅力に迫ってみたいと思います。
主役はおばぁちゃん!
(C) facebook/スープカリー奥芝商店 おくしばぁちゃん
風に乗って香ってくる美味しい匂いに誘われて店内に足を踏み入れると、まず目に入るのはスタッフの優しい笑顔。なんとここで働く人たちは上は70歳までの正真正銘のおばぁちゃんたちであり、彼女たちがお店の主役でもあるんです。そう、このお店の名前は「奥芝商店 おくしばぁちゃん」。いまや札幌のソウルフードともいえるスープカレーですが、ブームの火付け役となった奥芝商店が新たにオープンしたお店なんです。
「爺様に心盗られて五十年 レディ・婆」
(C) facebook/スープカリー奥芝商店 おくしばぁちゃん
コンセプトは、「おばあちゃんが元気だと、まわりもみんな元気になる!」というもので、店内にはおばぁちゃんならではの深みのある川柳やちょっとクスっと笑ってしまいそうになるものが至るところに展示されています。
(C) facebook/スープカリー奥芝商店 おくしばぁちゃん
「レディ婆」というある有名海外アーティストを彷彿させる名前を使って書かれたユーモアたっぷりの川柳は必見ですが、年を重ねた人生の先輩の言葉たちは疲れた心をふっと軽くしてくれるようなあたたかいものばかり。ついつい見入ってしまいます。
こだわりの道産食材!
(C) facebook/スープカリー奥芝商店 おくしばぁちゃん
この店の一押しメニューは「マル天カリー」というてんぷらを乗せたスープカレー。てんぷらにする具材をあらかじめ自分で選び、それを目の前で揚げてくれるというスープカレー店では前代未聞の斬新なアイディアを取り入れているから驚きです。肝心の味はもちろん文句無しのクオリティ! それもそのはず、スープカレー界のパイオニアが厳選に厳選を重ねた新鮮で安全な野菜を使っているので美味しくない訳がないんです。でももしかしたら、おばぁちゃんの真心が一番の「おいしさの理由」かもしれないですね。
(C) facebook/スープカリー奥芝商店 おくしばぁちゃん
笑顔で迎えてくれるおばぁちゃんたちを前にするとなぜか無意識に「ただいま」なんて言ってしまいそうになる、そんな懐かしさすら感じるようなスープカレー屋「奥芝商店 おくしばぁちゃん」。ちょっと心が疲れてしまったとき、家族が恋しくなったとき、人生の先輩のところへ行って美味しいものを食べて、心も体もリフレッシュさせてみても良いかもしれませんね。