恋人と訪れて!日本にあるハート型の絶景まとめ

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Sep 16th, 2016

恋人と訪れて!日本にあるハート型の絶景まとめ

せっかく旅に出るなら、旅行を通じて2人の関係を深めたい、マンネリを打破したい、というカップルのみなさん。ハート型の絶景を探しに遠出をしてみては? 全国にはハート型に見える風景や場所が、調べてみると意外にいっぱい。

そこで今回は全国の自治体や国土交通省などの情報をもとに、ハート型に見える絶景スポットをまとめて紹介します。

北海道の豊似(とよに)湖

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(C)えりも町産業振興課

最初は北海道の豊似(とよに)湖。日高山脈襟裳国定公園内で、豊似岳(1,105m)の一部にある豊似湖ですね。襟裳岬が太平洋へと突き出しているその先端近くにあり、日高管内では唯一の自然湖になります。

周囲1km、深さは18m。冬季は湖までの林道が雪で閉鎖されていますが、夏は自動車でも近くの駐車場まで行けるようになっています。駐車場からは歩いて200mほど。残念ながら上空から眺めないハート型かどうかは分かりませんので、写真を持参して訪れると楽しめるかも。

最寄駅はJR日高本線の様似(さまに)駅ですが、近隣にはサラブレッドを育てる牧場もあります。レンタカーで雄大な北海道の景観を満喫しながら訪れるのがおすすめです。

ちなみに同じ北海道の積丹(しゃこたん)半島にも、宝島と呼ばれるハート型の島が浮かんでいます。一帯はニセコ積丹小樽海岸国定公園内。小樽から国道5号線で余市まで向かい、倶知安(くっちゃん)町の方に南下せずに229号線に入っていきます。

有名な神威(かむい)岬や積丹岬の手前に黄金(おうごん)岬があります。その岬の先端を目指してチャシナの小道を進むと、宝島が一望できる展望台に到着。

残念ながらこちらも上空からしかハート型を確認できませんが、周辺は北海道屈指の観光スポットが集まっていますよ。

栃木県の渡良瀬遊水地(谷中湖)

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(C) 利根川上流河川事務所

次は栃木県と群馬県と茨城県と埼玉県に面する巨大な渡良瀬遊水地。

周囲30km、日本で最大の貯水量を誇り、関東平野の洪水被害を食い止める重要な拠点になっています。その遊水地の一部に谷中湖と呼ばれる人造湖があります。この湖を上空から見るとハートの形に見えるのですね。

同地には湖だけでなく多様な動植物が暮らす湿原が広がっています。なんとラムサール条約にも登録されているほど。サイクリングなども楽しめますので、「ちょっと近場でリフレッシュしたい」という関東在住のカップルには格好のデートスポットですね。

長崎県の眼鏡橋

次は長崎県の有名な眼鏡橋。1634年に日本で初めて作られたアーチ式の石橋として知られています。橋のたもとには川べりに降りられる階段があります。階段を下りて川沿いに30秒ほどゆっくり歩くと、石積みの堤防にハート型の石が埋め込まれていると分かります。地元ではハートストーンと呼ばれているそうですよ。

鹿児島県のウィルソン株

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(C)屋久島観光協会

最後は鹿児島県の屋久島にあるウィルソン株。屋久島とは大隅諸島の1つで、霧島屋久国立公園にも含まれる巨大な離島ですね。

映画『もののけ姫』に影響を与えた場所の1つとして、過去記事「ため息が出るほど美しい!ジブリ映画の舞台にもなった絶景まとめ」でも触れました。

その島には樹齢3000年、根回り32mという巨木の切り株があります。その内側が腐って10畳ほどのスペースができており、中から空を見上げるとハート型の切り株の断面が楽しめるようになっています。

さまざまな旅行社がウィルソン株に行くツアーを企画してくれています。ぜひともカップルで参加してみてくださいね。

以上が日本で見られるハート型の絶景になります。ちなみに長崎のグラバー園にも、ハート型の石がどこかに埋め込まれているとの話。長崎旅行の際にはカップルで一緒に探してみてください。

恋人と訪れて!日本にあるハート型の絶景まとめ

[利根川上流河川事務所]
[Photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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