カフェで頼んだコーヒーや紅茶が、デフォルトで甘かったとしたら・・・ちょっとびっくりしませんか? マレーシアのコーヒーや紅茶は、あらかじめ砂糖やコンデンスミルクがたっぷり入っていることが多いのです。これはこれでおいしいけれど、ちょっと甘すぎる気も。
そこで今回は、マレーシアならではの珍しいドリンクや、ドリンクメニューの読み方、そして覚えておくと便利な「無糖ドリンク」の頼み方をお伝えします。
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ピンク色や真っ黒なものも! ドリンクあれこれ
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国の宗教でアルコールは禁忌とされているためか、フルーツジュースやソフトドリンクが充実しているマレーシア。チェーン系カフェに行くとおよそ50種類以上のアイテムから選ぶことができます。パイナップルやスイカなど搾りたてのフルーツジュース、後味爽やかな「ライムジュース」、暑気払いにぴったりの「バーリーウォーター」など、我々日本人の口にも合う甘すぎない飲み物から、バラの香りの真っ赤なドリンク「シロップ」、シロップにコンデンスミルクを入れて水で割ったピンク色の「バンドゥン」、フロートにミルクシェイクといった激甘系まで、個性豊かなラインナップです。
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漢方系のドリンクもあったりします。仙草ゼリー入りの真っ黒な「チンチャオ(Cincau)」ドリンク。タピオカや豆乳が入ったチンチャオドリンクもあったりと、バラエティー豊富です。中華系マレーシア人の友人は「夏バテに効く」と言いますが、慣れないとキビシイかも・・・!
左から:チンチャオドリンク、レッドドラゴンフルーツジュース、無糖で頼んだジャスミンレモングラスティー (C)sweetsholic
カクテルのように色鮮やかな「バンドゥン」
「O」に「C」って何? メニュー解読法
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マレーシアのカフェでドリンクメニューを眺めていると、気になるのが「O(オ)」や「C(シ)」の文字。普通にコーヒーが飲みたいのに、これはちょっと迷いそう。メニューを解読してみましょう。
Kopi / Coffee・・・コンデンスミルク入りのコーヒー
Kopi / Coffee ‘O’・・・砂糖入りのコーヒー
Kopi / Coffee ‘C’・・・エバミルクと砂糖入りのコーヒー
この表記は紅茶の「Teh/Tea」や、以前お伝えしたコーヒーの紅茶割り「チャム(Cham)」、その他のドリンク類にも当てはまります。
ブラックコーヒーを頼む際には「Kopi / Coffee ‘O’ Kosong」、「コピ・オ・コソン」と頼めばバッチリです! おなじように、無糖紅茶は「Teh/Tea ‘O’ Kosong」、「テ・オ・コソン」。アイスが飲みたい気分の時には、最後に「アイス」と付ければOK。無糖アイスティーは「テ・オ・コソン・アイス」となります。コソンが覚えにくい場合は「ノー・シュガー」また、砂糖控えめは「レス・シュガー」と伝えればOKです。このように、ブロークンな英語で通じるのがマレーシアの心強いところ!
現地の人とコミュニケーションが図ることができれば、旅の楽しみも広がりそうです。充実のドリンク類、砂糖の甘さを調節しつつ、ぜひ楽しんでみてくださいね。
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