過去16年間の【世界航空会社ランキング】で最も多く1位をとった航空会社は?

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Oct 5th, 2016

海外旅行に出かけるときは、飛行機移動そのものにもどこか楽しみがありますよね? どんな機内食かな~と考えてみたり、客室乗務員の美しい振る舞いにうっとりとしてしまったり・・・。

そんな飛行機ですが、世界には多くの航空会社があります。日本にも全日本空輸や日本航空などがありますが、そうした企業の中でどの会社が最も優れているのでしょうか?

過去16年間の【世界の航空会社ランキング】で世界1位を最も多くとったエアラインは?

そこで今回は世界的な航空会社の評価団体、英スカイトラックスが毎年発表する世界の航空会社ランキングを2001年までさかのぼり、これまで総合1位を獲得した回数をカウントしました。その回数で世界の航空会社のナンバーワンを探ってみたいと思います。

同率第5位:ブリティッシュ・エアウェイズ/British Airways、アシアナ航空/Asiana Airlines(各1回)

ブリティッシュ・エアウェイズは2006年に、アシアナ航空は2010年にそれぞれスカイトラックスの航空会社ランキングで総合1位を獲得しました。

ブリティッシュ・エアウェイズは読んで字のごとく、イギリスを代表する航空会社。日本航空などを協力して、日本の40都市からヨーロッパの88都市に向けて飛行機を飛ばしています。東京⇔ロンドン間は1日2便。イギリス旅行では真っ先に選びたい航空会社ですね。

アシアナ航空はお隣韓国の会社。1988年に創業。ソウルに本部を置き、2016年6月現在で83機の飛行機を保有しています。2016年の最新版でも、エコノミークラスを中心に、経済的な価格帯の商品が高い評価を受けていました。

同率第3位:カタール航空/Qatar Airways、シンガポール航空/Singapore Airlines(各3回)

過去3回1位を受賞した同率3位のひとつ、カタール航空はドーハなどの都市がある中東カタールの航空会社。

サッカーが好きな人であれば、スペインリーグの強豪FC バルセロナのユニフォームに大きくQatar Airwaysと書かれている名前で記憶しているはず。1997年創業と比較的新しい航空会社ですが、すでに6大陸すべてに航路を持ち、世界中で150か所に就航していると言います。2016年の最新版では、ビジネスクラスやビジネスクラスのラウンジサービス、優れたスタッフ力なども評価を受けていました。

同じくシンガポール航空も過去に3回の受賞歴を誇ります。機内食がおいしいエアラインランキングでは機内食が評価されていました。2016年版の最新のランキングでも、シンガポール航空は総合3位。観光地として大人気のシンガポール、フラッグキャリアである航空会社も絶好調のようです。

第1位:キャセイパシフィック航空/Cathay Pacific Airways、エミレーツ航空/Emirates(各4回)

第1位はキャセイパシフィック航空とエミレーツ航空になりました。どちらも過去に4回、総合1位を獲得しています。さらにエミレーツ航空に関しては、最新の2016年版のランキングでもNo.1を獲得しています。

エミレーツ航空は1985年にアラブ首長国連邦のドバイで創業。最近では一部の機内でWi-Fiが使えるようになったというニュースがありましたね。英スカイトラックスが2001年に始めた同ランキングの第1回の総合1位も獲得しています。長きにわたって極めて高いサービスを維持していると分かりますね。

そのエミレーツ航空と世界一の座を争っている航空会社が、キャセイパシフィック航空。香港を代表する航空会社で、1959年に東京便を飛ばすなど、長い歴史を誇る航空会社です。

実は筆者にも、旅先で恋人に振られ、一人で香港を経由し日本に帰るとき、客室乗務員がはげましてくれたという個人的な思い出もあります。飛行機を降りるとき、男性の客室乗務員が「Good Luck」と笑顔で握手を交わしてくれました。そのとき以来、言うまでもなく大ファンです。

以上、過去16年間にわたるランキングから、最も高く評価されている航空会社を紹介しました。残念ながら日本の航空会社は総合1位を獲得した歴史がなく、最新の2016年版でも日本勢最高の全日本空輸(ANA)は第5位です。

みなさまもよい旅を!

過去16年間の【世界の航空会社ランキング】で世界1位を最も多くとったエアラインは?

[The world’s top airlines are honoured at the Skytrax 2016 World Airline Awards – Skytrax]
[Photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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