「クーバーペディ」は南オーストラリア州にある人口約3500人の小都市。まるで火星のような光景が広がっているため、映画の撮影にもよく使われている場所です。「マッドマックス サンダードーム」「プリシラ」「ピッチ・ブラック」もここから生まれました。
(C) Coober Pedy
そんなオーストラリア内部の荒野になぜ地下都市があるのでしょうか? じつはオパールがここで発掘され、一攫千金を求めて世界中から人が集まってきたのです。いまでは世界のほとんどのオパールはここで発掘されています。今回はそんな摩訶不思議な地下都市「クーバーペディ」をご紹介!
地下に住むのは快適!岩山の下につくられた「ダグアウト・ハウス」
(C) Coober Pedy
日中の気温が50℃になることもある場所ですが、室内は意外と快適。地下都市の中は気温24℃、湿度20%程度と涼しく過ごしやすいのです。家の中は岩でできていて頑丈で外気をしっかり遮断できそうですね。
(C) Coober Pedy
こちらはキッチン。窓側からは岩山の断面なのか光が差し込んでいます。ただ、夜になると地下都市の中は真っ暗になるそうで、懐中電灯は欠かせません。
(C) Coober Pedy
地下に家があるところには空気を入れるための煙突が! これだけ見ていると本当に火星のよう・・・。
このような”ダグアウト・ハウス” と呼ばれる地下の家は地上の家と同等の金額で手に入るそう。最近は観光客が増えて、地下都市の不動産は大人気だとか・・・。
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ここでしか見られない! 地下都市にある独特な雰囲気の教会やバー
(C) Coober Pedy
こちらの地下都市には教会やバーも、もちろんあります。赤い土と地下の組み合わせで独特な雰囲気の教会ですよね。中がどんな風になっているのか気になります。
(C) Coober Pedy
こちらは別の教会の中の画像ですが、荒削りな岩がまた良い感じに、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
(C) Coober Pedy
こちらは地下にあるバー。のんびりとできそうな雰囲気ですね。地下都市に住む人たちの憩いの場になっていることでしょう。このほかにも、学校やホテル、郵便局、レストランなど生活に必要な施設はすべて揃っています。一度、ここでの生活に慣れてしまうと、もう地上で生活できなくなるかも!?
ゴルフボールを遥か彼方まで飛ばせそう!草のない珍しいゴルフ場も
(C) Coober Pedy
ゴルフボールを思い切り飛ばすことができそうなゴルフ場ですね。ゴルフ場なのに芝がありません。赤土なのもあり火星の上でゴルフをしている気分になりそうです。
夕暮れにこのゴルフ場を訪れれば、このような美しいサンセットを見ることもできます。日中は暑いため、夜、暗闇で光るボールを使用してゴルフを楽しむ人も多いそうですよ。
[Coober Pedy]
[All photos by Coober Pedy]
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Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。
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