「母国と違う! 外国人旅行者が日本のコンビニで驚いたこと」でもお伝えしたように、フランスには日本のように24時間空いているコンビニはありません。しかし、深夜0時頃まで開いている日本で言うところのコンビニにあたるお店がここ何年かで急展開しています。大手スーパーモノプリが展開するMonop’やカルフールが経営するカルフールエクスプレスなど。フランスのコンビニとはどんなものでしょうか。レポートします。
主要駅や観光地にあるコンビニ
フランスのコンビニは日本のコンビニのようにどこにでもあるわけではありません。フランスの首都パリでも、フランス最大級の発着駅のリヨン駅やエッフェル塔の駅エコールミリテールやオペラ座界隈、マドレーヌ駅の近くにあります。
これらのコンビニは場所によりますが、早ければ朝8時から遅ければ深夜0時頃まで開いています。日本のコンビニ事情からすると、24時間開いてないなんてたいしたことないと思われるかもしれませんが、筆者がフランスに住み始めた10年ほど前には0時まで開いているコンビニなんてなかったので、かなりの進展なのです。
フランスのコンビニにおいてあるもの
フランスのコンビニはすぐに食べられる食料品が豊富にあることです。サンドイッチやパスタ、サラダなど。日本のコンビニのようにこだわりをもって商品開発がされているわけでもないので、とりわけ美味しいというわけではありません。レストランに行く時間がないとか、軽食で済ませたい時とかは、利用するのもいいかと思います。またスーパーとは違い電子レンジも置いてあるので、温められるのはいいですね。
フランスのコンビニはモノプリやカルフールの系列なので、小さなスーパーといった印象を受けます。野菜やフルーツなどの生鮮品、食料品全般、洗剤などの日用品など、スーパーで置いてあるものが並んでいます。お値段はびっくりするほどの違いがあるわけではないのですが、スーパーに比べて少し割高な印象を受けます。
母国と違う! 外国人旅行者が日本のコンビニで驚いたこと
パンの国、フランスのコンビニのパンは違う!
フランスのコンビニは日本のコンビニのように独自の発展があるわけではありませんが、ひとつフランスのコンビニが凄いと思うのが、パンです。バゲットやクロワッサン、ハード系のパンなどがおいてあります。その場でパンを焼いているお店もあって、お味はなかなかです。夜、小腹が空いた時など、コンビニでパンを買ってみるのもいいかと思います。
フランスのコンビニはできて間もないこともあって、試行段階といえる状態です。しかしパリにはイギリスのマークス&スペンサーが再び上陸をし、自社の食料品がパリジャンに受けており、年々拡大しています。この風潮を受け、これからフランスのコンビニは独自の発展するかもしれません。何年か後にパリのコンビニももっと違ったものになっているか可能性は大です。
フランス旅行の際は「フランス人はポテトにケチャップをつけない〜フランスと日本のマクドナルド5つの違い〜」もぜひご参考に。
[All photos by Nanako Kitagawa]