北アメリカ大陸の最西端に位置するアラスカ。これからオーロラのシーズンが始まりますが、ぜひオススメしたいのがアラスカを南北に縦断するアラスカ鉄道。車窓からは雄大な自然美や冬景色が楽しめるんですよ。
今回は、筆者自身が体験したアンカレッジからフェアバンクスまで約12時間の鉄道旅をご紹介しましょう。
11月のアンカレッジ駅。緯度が高いため朝7時でもまだ真っ暗。
出発は8時半。約半日の鉄道旅に胸が高まります。
車両は青と黄色のデザイン。アラスカ州のカラーでもあるのだそう。
車内は全席指定席でシートもゆったり。
ため息が出そうな美しさの夜明けの銀世界。2頭のムースが見えました。アラスカ鉄道では、名所や動物が見えると車掌さんがアナウンスで教えてくれるんですよ。
厳しい冬の寒さを感じさせる川。
こちらは食堂車。ハンバーガーやサンドウィッチ、パスタなどのメニューがありますがどれも手作り感があっておいしい! アラスカの冬景色を見ながらの食事は格別の味。
コーヒーカップはアラスカ鉄道のロゴ入り。くつろぎの一杯。
車窓には広大な針葉樹林。静かな冬の景色が心に染みます。
見所の一つでもあるハリケーン峡谷。峡谷を渡る橋の長さは280m、高さは90m。アラスカ鉄道の中で最も建設が困難だったそうです。
だんだん夜が近づいてきました。相変わらず周辺は静かな森ばかり。まるで銀河鉄道999のような気分にもなります。
出発から約12時間後、ついにフェアバンクスに到着! 駅舎は天井が高く、木の温もりにあふれます。
アンカレッジからフェアバンクスまで約12時間の鉄道の旅。約半日と長いものの、美しい冬景色、食堂車のおいしいご飯、車掌さんや同じ旅人との会話も楽しく、降りる時はちょっと寂しい気持ちにもなりました。
感動の自然美を体感できるアラスカ鉄道。
アラスカを訪れる時は、ぜひ乗車してみてはいかがでしょうか?
[All Photos by Nao]
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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