年末年始に帰省をするというみなさんの中には、お年玉をもらう側ではなく、あげなければいけない立場になっている人も少なくないと思います。そうなると「いくら渡せばいいの?」といった疑問が出てきますよね。
そこで今回は過去に行われたお年玉に関するいくつかの調査を参考に、お年玉の相場や知識をまとめたいと思います!
お年玉の金額の相場はどうなっている?
少し古い調査結果になりますが、足利銀行が自社の関連会社に勤務する社員・パート400名に対して平成23年1月に行った「『お年玉』に関するアンケート調査」があります。その中には「どの年代に1人あたりいくらお年玉をあげましたか?」との質問を見てみましょう。
1,000円から10,000円以上の金額を示した選択肢を細かく用意し、渡した額と渡した相手の年齢を選んでもらったのですね。もちろん答えにばらつきはありましたが、それぞれの年代について割合的に多かった金額TOP3を以下にまとめます。
1位 2,000円(35.5%)
2位 3,000円(22.7%)
3位 1,000円(20.0%)
【小学1・2年生】
1位 2,000円(38.7%)
2位 3,000円(37.1%)
3位 1,000円と5,000円(各11.3%)
【小学3・4年生】
1位 3,000円(47.7%)
2位 5,000円(26.2%)
3位 2,000円(18.5%)
【小学5・6年生】
1位 3,000円(50.8%)
2位 5,000円(29.5%)
3位 2,000円(11.5%)
【中学生】
1位 5,000円(67.8%)
2位 3,000円(21.8%)
3位 10,000円(5.7%)
【高校生】
1位 5,000円(48.5%)
2位 10,000円(43.3%)
3位 5,000円以上10,000円未満(5.2%)
【大学生・専門学生】
1位 10,000円(77.6%)
2位 5,000円(16.5%)
3位 10,000円超(3.5%)
【社会人】
1位 10,000円(62.2%)
2位 10,000円超(26.7%)
3位 5,000円(8.9%)
古い調査結果ですし、現在のトレンドは少し変わっているかもしれません。ですが感覚的にも大きく外れる回答は、それほど見当たらない印象があります。1つの参考にしたいですね。
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地域別お年玉の総額ランキングは?
もう1つ参考になるデータは、地域別のお年玉総額ランキング。引っ越し業者の見積もりサイト『引越し侍』が2014年の11~12月に行った「『お年玉』に関する調査」には、都道府県別のお年玉総額ランキングが発表されています。
こちらは1,836件の回答をもとに、お年玉を渡す予定のある人の数を調べています。その上で「あげる」人の予定金額を聞き、さらにはその総額を回答者の都道府県別に見た調査ですね。
その上位に来た都道府県は以下の通りとなりました。
第1位・・・大分県(※総額平均32,875円)
第2位・・・山梨県、福井県(32,500円)
第4位・・・鹿児島県(32,400円)
第5位・・・熊本県(30,231円)
宮崎県は33位(18,571円)と下位に甘んじていますが、九州の中南部にある都道府県が目立ちます。偶然九州勢がランキングに入っただけかもしれませんが、何か九州の南の方では「お年玉をケチってはいけない」といった気風があるのかもしれませんね。
2位の山梨県民に関しては深読みすれば、独自のコミュニティーと言われる“無尽”の関係で、飲み友達の子どもにまでお年玉を渡しているのかも!?
一方で“日本一幸福度が高い県”とも言われる福井県の人たちは、堅実で豊かな県民性が広く知られています。貯蓄も多く、ゆとりもあるため、その分だけお年玉の額にも上乗せができるのかもしれませんね。
以上、お年玉に関する金額の目安や地域性を過去の調査からまとめましたがいかがでしたか? まずは相手の年齢で大まかな金額を決め、最後に地域性を考慮して最終的な額を決定してみてもいいかもしれませんね。
ちなみに岩波書店の『広辞苑』を見ると「お年玉」はもともと、
<新年のお祝いの贈り物>(広辞苑より引用)
を意味するのだとか。「今では主に金品をいう」とも書いてありますが、お金がない場合は最悪、現物支給の贈り物で乗り切ってみては? 恐らく子どもは喜びませんが・・・。
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[「お年玉」に関するアンケート調査結果|足利銀行]
[『お年玉』に関する調査!2015年は誰に、いくらあげる?|引越し侍]
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