気の置けない仲間同士、親族が集まるディナーに呼んでもらい何度か参加した経験から、またイギリス人に直接訊いて知ったマナーなどをお伝えします。
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手土産はワインとチョコレートが2強
イギリス人はワイン好き。スパークリングか赤であれば間違いがなさそうです。しかし、インド料理が出ると予め分かっていた時は、ワインではないなと思ったので、インドビールを持参し喜ばれました。
チョコレートは、専門店のボンボンショコラや薄型ミントチョコレートなどを。食後に皆でいただきます。
お花も喜ばれます。国によっては、バラは愛を伝える花だから贈ってはいけないなどあるようですが、イギリスに関してはタブーがないそうです。
ごく親しい場合、サラダや他の甘いものなどホストに相談の上持っていくこともあるようです。
会の流れ
軽くこぎれいな格好をして、招かれた時間ジャストから15分以内に着くようにします。それを過ぎる場合は連絡を。
到着するとリビングに通され、オリーブやクラッカーなどをつまみに、スパークリングワインやカクテルをいただきながら30分ほどお話しします。
その後食堂に移動。基本的に男女交互になるよう、ホストが席を指定します。ホストの合図で食事を始めます。
写真は、毎週水曜日に持ち回りでディナーをしている仲間同士の会に混ぜてもらったときのメニュー。メインは鶏肉のベーコン巻き。日本よりも品数等シンプルなようです。
ベジタリアンの会では、オリーブに唐辛子がささっているもの、ゴルゴンゾーラとナッツを合わせたもの、クオーンのタルト、キャベツのガーリックいため、パイナップルケーキなどが供されました。
ホストが取り分けてくれ、その後お代わりもすすめられるのを待ちます。自分で自由にとるシステムの場合も。
お昼を少なめにするなどして、夜しっかり食べられるように体調を整えておくのも大事なマナーかもしれません。
話題は広く、文化・経済・政治も必ず含まれます。会話の合間に、食事がおいしい旨を伝えます。
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写真はりんごのクランブル。デザートの後は、コーヒーや食後酒、チョコレートをいただきます。
会が終わったら
帰る際はお互い挨拶を。留学生の筆者が初対面の人から言われるのは、「また会えますように」。会えないのが確実にわかっている場合は、「残りの滞在がすてきなものになりますように」。「東京オリンピックに向けて日本はがんばらないとね。テレビで観客席の君を探すよ」という小粋なものもありました。
ホストへのお礼はカードが素敵ですが、最近はメール等でメッセージを送るのが一般的。イギリス紳士と言えど、男性は筆無精な人が多いとのことです。
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[Photos by Shio Narumi & Shutterstock.com]