かつてTABIZINEでも、どこで拾えるの?海の宝石「シーグラス」で作る、オシャレなインテリアで、海の宝石と呼ばれ愛される「シーグラス」のご紹介をしたことがあります。
今回は、ビーチ一面にシーグラスが広がる、シーグラス愛好者にとって夢のようなビーチをご紹介したいと思います。しかもそこは、日本からも非常に近くて行きやすい場所なのだとか。一体どこなのでしょう?
北国のグラスビーチ
それが、このビーチ。
砂浜にシーグラスが敷き詰められたようになっています。
白やグリーンのシーグラスが目立ちますね。
それにしても、何やら波が凍っているような・・・? 画像からも寒さが伝わってきます。一体ここはどこなのでしょう?
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特別保護地区となったウラジオストクのグラスビーチ
実はここは、ロシアの極東部にあるウラジオストク(Vladivostok)という街から北東に約40Kmのウスリー湾(Ussuri Bay)。
ロシアといえばウォッカ、ウォッカといえばロシアというくらい、ロシア人にとってウオッカは欠かせないお酒。かつてまだロシアがソビエト連邦だった時代、ウォッカの瓶や壊れた陶器などが大量にトラックでこのビーチに運ばれ、廃棄されたのだとか。まだ世界的に環境保護意識が薄い時代だったのですね。
そしてそれから数十年が経ち、波や小石でガラスが研磨され、美しい小石に姿を変えたのです。
ウスリー湾はかつては危険な場所だと思われていましたが、今では地元当局は特別保護地区に指定し、ビーチへの入場料を取るようになりました。そうすることで「グラスビーチ」として観光客と地元住民の両方に人気の観光地になったのだとか。
では、その人気の観光地には一体どうやって行けばいいのでしょうか。
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日本から一番近いヨーロッパ、ウラジオストク
このグラスビーチは、ウラジオストクの中心地から車で30分。そしてそのウラジオストクの空港までは、日本の成田空港から飛行機で2時30分なのだとか! 近いですね!
そんな近さにも関わらず、街並みはしっかりヨーロッパの雰囲気。そういう理由から「ウラジオストクは、日本から一番近いヨーロッパ」とも言われているのだとか。
しかもウラジオストクと日本の時差は1時間しかありません。それなら時差ぼけの心配も無用ですね。そして冬は寒いウラジオストクですが、7月から8月の平均気温は20度を超えるそう。時差1時間・フライト2時間半のウラジオストクに気軽にでかけ、シーグラスをお土産に拾ってくるなんて、素敵な休暇の過ごし方ではないでしょうか。
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