旅先で食べたおいしいご飯は、いつまでも記憶に残るもの。思い出の味を再現できたら、毎日の食卓がもっと楽しくなりそうです。
先日訪れたバリ島で、「サンバル・トマト」というチリソースに出合いました。スパイスが香る温かいトマトソースで、バリ島の人々の食卓に欠かせないご飯のお供のような存在なのだとか。このソース、バリ料理を作るときの調味料としても大活躍!
10分もあればすぐに作れる、とってもおいしいサンバル・トマト。バリ島の味を再現してみましょう!
シェフ直伝「サンバル・トマト」の作り方
バリ島の総合型リゾート「アヤナリゾート&スパ バリ」が主宰するクッキングスクールのゲデシェフに「サンバル・トマト」の作り方を教えてもらいました。ここでは、一部をスーパーで手に入る材料にアレンジしてご紹介します。
ゲデシェフのサンバル・トマトは、生の唐辛子、こぶみかんの葉、「トゥラシ」と呼ばれるエビの発酵調味料などが入ります
(C)sweetsholic
サラダ油・・・大さじ2
レッドオニオン・・・1/4コ
ニンニク・・・一片
鷹の爪・・・2本
熱湯・・・50cc
トマト・・・1コ
ハチミツ・・・小さじ1〜2
塩・・・適宜
作り方
1. レッドオニオン、ニンニク、トマトはスライスしておく。熱湯に鷹の爪を入れて、5分ほど置き水気を切って種を取っておく。
2. フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、レッドオニオン、ニンニク、鷹の爪を入れて3分ほど炒める。トマトを加え、やわらかくなるまで2〜3分炒め、塩とハチミツで味を調える。
3. 2をフードプロセッサーに30秒ほどかける。素材の形を残したいので、ピューレ状にならないようにしましょう。
できたてをご飯にのせて、召し上がれ!
サンバル・トマトはどんな料理にもよく合います
ご飯のお供だけでなく、バリ料理を作るときの調味料としても大活躍の「サンバル・トマト」。コクのある爽やかな風味は、魚介類やチキンなどにもよく合います。
ペサン・べ・パシ/白身魚のグリル (C)sweetsholic
筆者が参加した「アヤナリゾート&スパ バリ」のクッキングスクールでは、サンバル・トマトをベースにした調味料で白身魚に下味をつけ、バナナリーフで包んで焼き上げる「Pesan Be Pasih(ペサン・べ・パシ)」という料理を習いました。複雑な味わいと辛さのなかに広がる甘みにうっとりしそうなおいしさ!
ガドガド/温野菜のピーナッツソース和え (C)sweetsholic
クッキングスクールでは、種類豊富なメニューのなかからバリ料理(一部インドネシア料理)の前菜とメインデッシュをそれぞれ1品ずつ習うことができます。筆者は白身魚のグリルのほかに、ピリ辛のピーナッツソースで温野菜と豆腐を和えた「ガドガド」を選択。料理教室ではバリ島の食文化や香辛料に調味料などについても学ぶことができるので、料理好きな人にはオススメのアクティビティです。
マンツーマンで料理を教えてくれたゲデシェフ (C)sweetsholic
森をイメージした「リンバ ジンバラン バリ by アヤナ」に佇む、開放感のある雰囲気が魅力のクッキングスクール。ひんやり爽やかなウェルカムドリンクや色とりどりのエキゾチックな食材が、リゾート気分を盛り上げてくれます。
特別感たっぷりのクッキングスクールを有する「アヤナリゾート&スパ バリ」は、90ヘクタールの広大な敷地内に、自由に行き来できる「アヤナ」「リンバ」「ザヴィラズ」という3つの趣が異なるリゾートが点在。12カ所のプール、「眺めの良い世界のベストバー」受賞の「ロックバー」など18か所の飲食施設、崖の上に佇む「スパ オン ザ ロック」を含むスパなどの施設も充実しています。洗練された心地よい空間は、贅沢な休日を約束してくれることでしょう。
ラグジュアリーなリゾートに想いを馳せながら、まずは気軽に作れる「サンバル・トマト」で、バリ島の味を試してみませんか?
[取材協力]AYANA Resort and Spa BALI
RIMBA Jimbaran BALI by AYANA
[Photos by Shutterstock.com]