子連れ旅行やお出かけ、家族や子どもにまつわる世界の話題を特集する夏休み特別企画【TABIZINE with Kids】。
パリといえば、ファッショナブルな洗練された大人の街をイメージしますが、子ども連れでも楽しめるスポットがあるのは、ご存知でしょうか。フランスは先進国の中でも高い出生率を誇る国。パリには子どもが溢れています。現地在住の筆者が実際息子と訪れたパリのおすすめ観光スポットをお教えします。
セーヌ川クルーズ
子どもにとって船に乗るということは特別なこと。川から眺めるパリの景色はうっとりするほど美しく、大人も子どもも一緒に楽しむことができます。子どもと一緒に「ここはノートルダム寺院だね」など、パリの名所を確認しながらクルーズを楽しんでみましょう。
エッフェル塔
エッフェル塔といえば、パリの一番メジャーな観光スポットです。エッフェル塔は子どもにとっては、かなりインパクトのある建造物のよう。筆者の息子はエッフェル塔を訪れたときのことを、今でも鮮明に覚えています。
春や夏など温かい季節であれば、エッフェル塔の前の公園でテイクアウトなどを持ち込んで芝生の上でピクニックをすることができます。小さい子どもがいて、レストランに行くのはちょっと・・・という方には、とりわけオススメです。
また公園内には馬に乗れるスペースなどもあるので、少し変わった体験もすることができますよ。
ベルシーヴィラージ
ベルシーヴィラージは日曜日もお店がオープンしているショッピングモール。ワインの貯蔵庫を再利用したパリの中でも少し変わった商業施設です。ベルシーヴィラージのすぐ隣には公園があり、ここで子どもを遊ばせたあとは、買い物もできるという大人も子どもも楽しめるスポットです。
天気のいいあたたかい季節には、この公園でピクニックをするパリジャンの姿が多くみられます。都会のオアシスのようにゆったりとした時が流れていて、ここで無邪気に遊ぶ子どもの姿も多くみられます。
リュクサンブール公園
パリの真ん中にあるリュクサンブール公園は、フランスの庭園の美しさを堪能できる場所です。園内は、有料ですがフェンスに囲まれた大きな遊び場もあります。筆者も小さいときここで遊べたら嬉しかっただろうなぁと思うほど、子どもが喜びそうなかなり大掛かりな遊具があります。またここはフランスや他の国の子どもと一緒に遊べる貴重な場所。子どもは言葉は通じなくても、一緒に遊べるものだと感じさせられました。
ガリー農園
ガリー農園はベルサイユにある農園で、果実や野菜狩りができます。どのようにして野菜が作られているのか学べる貴重な場所。新鮮な野菜を自分の手で収穫できるので、子どもにとってもいい体験となります。
筆者はここでとれた野菜の美味しさに、感動。「とれたての野菜ってこんなに美味しいんだ」ということを改めて教えられました。また、当時きゅうりが苦手だった息子もここでとれたきゅうりが美味しかったらしく、それから食べるようになったほどです。
ただガリー農園はアクセスが悪いので、車で行くことをオススメします。
子連れでも楽しめるパリ。子どもと訪れることで、大人目線とは違う違った姿のパリを知ることができるのではないでしょうか。
[All photos by Nanako KITAGAWA and shutterstock.com]
Nanako Kitagawa ライター
2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。
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