(c)Naoko Kurata
子連れ旅行やお出かけ、家族や子どもにまつわる世界の話題を特集する夏休み特別企画【TABIZINE with Kids】。今回は、子連れで楽しめる、オランダの観光スポットをご紹介。
「オランダ」と聞くと、風車やチューリップのような可愛らしいものを連想されるのではないでしょうか。そのイメージ通り、オランダにはお子さまも楽しめる観光スポットが盛だくさん!
すべてあげていったら膨大な量になってしまうのですが、オランダ在住の筆者がお子さま連れでも楽しめる場所やアクテビティを厳選してご紹介いたします。
風車の「ザーンセ・スカンス」
(c)Naoko Kurata
オランダにいらっしゃるからには、風車を身近に体感していって欲しいと思います。オランダ第二の都市ロッテルダムには「キンデルダイク」(Kinderdijk)という世界遺産にも登録されている風車群が存在します。ただし、日本から観光で来られる方の大半が拠点とするであろう首都アムステルダムからは公共交通機関を使って2時間以上かかります。
そのため、筆者が小さなお子さま連れにおすすめしているのが「ザーンセ・スカンス」(Zaanse Schans)という場所。アムステルダムから北に約15kmで、バスなら40分ほどの距離(電車の場合、電車15分プラス徒歩15分)。
(c)Naoko Kurata
昔ながらの風車や農家の保全のため、この集落全体が博物館のようになっています。けれど素晴らしいのは、このエリアに立ち寄るだけなら無料だということ。入場ゲートのようなものも一切ありません。
(c)Naoko Kurata
ただし風車の中を見学するのは有料なので、インフォメーションセンターなどでチケットを購入する必要があります。
(c)Naoko Kurata
オランダの民芸品である木靴の製造実演も定期的に行われています。
(c)Naoko Kurata
木靴は、お土産用にも販売されています。
(c)Naoko Kurata
木靴以外にも、オランダのスイーツなどが買えるギフトショップも。
(c)Naoko Kurata
こんな大きな木靴と記念撮影出来たら、素敵な思い出になりそうですよね。ちなみにこの木靴は、中に入っての写真撮影もOKです。
ミッフィー・ミュージアム
(c)Miffiy Museum/photo: Emmely van Mierlo and Corné Clemens
日本でも大人気のキャラクター「ミッフィー」は、実はオランダ生まれ。著者ディック・ブルーナ氏が住んでいたユトレヒトという街にそのミッフィーを記念したミュージアムがあります。英語だと「Miffy Museum」、オランダ語では「Nijntje Museum」と呼ばれています。
(c)Miffiy Museum/photo: Emmely van Mierlo and Corné Clemens
2016年にリニューアル・オープンしたこのミュージアムは、ミッフィーの家や街など、絵本の世界を体感できる構成。これはミッフィー好きのお子さまにはたまりませんね! お土産を買えるショップはもちろん、カフェも併設されているので、小さなお子様連れでもリラックスして滞在できそうです。
ちなみに対象年齢は2歳から6歳だとか。
科学体験の「サイエンス・ミュージアムNEMO」
(c)Naoko Kurata
(c)Naoko Kurata
博物館系でいうと、アムステルダム中央駅から徒歩10分ほどの場所にある「サイエンス・ミュージアムNEMO」(Science Musuem NEMO)も小学生のお子さまにおすすめです。
科学にまつわる体験型ミュージアムですが、筆者のおすすめは定期的に行われるショー。まるでEテレの番組「ピタゴラスイッチ」を大掛かりにしたようなからくりが楽しめます。
(c)Naoko Kurata
(c)Naoko Kurata
そして最上階にはカフェテリアがあるのですが、そこから出られる屋上プレイエリアも子連れには嬉しいエリア。夏の晴れた日には、水遊びもできます。
「アムステルダムの運河クルーズ」
(c)Naoko Kurata
運河の街アムステルダムでは、運河クルーズも外せないアクティビティ。ボートが主要な観光名所の前を通過してくれ、音声ガイドで歴史的な意味なども知ることができます。小さなお子さま連れだとあちらこちら徒歩やバスで出歩くのはなかなか大変ですが、ボートなら手軽にアムステルダム観光を楽しめます。
ただしほとんどのボートにトイレはなく、クルーズのコースはおおよそ1時間。小さなお子さまは事前にトイレを済ませておくことをおすすめします。
次はおすすめテーマパークの紹介です!
テーマパーク「Walibi」
(c)Naoko Kurata
意外(?)なことに、オランダはテーマパーク系も充実してるんです。以前TABIZINEでもご紹介していた「エフテリング」内の童話をモチーフにしたオブジェたちが飾られている「童話の森」(Spookjesbos)の散歩は、乳幼児でも楽しめると思います。
(c)Naoko Kurata
ただし、オブジェはもれなくシュールですが。こちらの写真は、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家。とらわれたヘンゼルと、途方に暮れたグレーテルが見えますね。
(c)Naoko Kurata
もう少し年長の、絶叫系アトラクションが好きなお子さまにおすすめなのが「Walibi」という遊園地。アムステルダムからは公共交通機関で2時間程度の距離(車なら約1時間)ですが、大人にも子どもにも大人気の場所です。
(c)Naoko Kurata
この園内にある「GOLIATH」というジェットコースターは、「オランダ国内で最速・最高度」なのだと言われるほど。そのため、身長制限を設けているアトラクションも多いのですが、身長120cm以上なら半分ほど、140cm以上ならカート以外すべてのアトラクションを楽しめます。
(c)Naoko Kurata
そして、前触れもなく水を噴射して通行人を水浸しにする「しゃべる噴水」も「Walibi」の名物。水に関するアトラクションも多いので、お子さまは着替えを持参していると気兼ねなく遊べると思います。
イルカと記念撮影できる「ドルフィナリウム」
(c)Naoko Kurata
動物系で夏におすすめなのが、「ドルフィナリウム」(Dolfinalium)。屋外型水族館で、イルカをはじめとした海のいきものたちとふれあえる施設です。動物好きなお子さまなら、年齢を問わず楽しめると思います。
(c)Naoko Kurata
園内の屋外プールで、イルカの餌付けなども見られます。
(c)Naoko Kurata
そして毎時、園内のどこかでショーが行われていますが、一番人気はやっぱりイルカショー。ショーは屋内プールで行われるので、照明の演出もゴージャスです。
(c)Naoko Kurata
(c)Naoko Kurata
そして事前に園内のインフォメーションセンターで販売している「イルカ(またはアシカ)と記念撮影できるチケット」を購入しておけば一緒に写真を撮ることができます。
アシカの場合は親も横で見ていられたのですが、イルカの場合はチケットを持っている本人しか撮影場所に入れませんでした。お子さまがまだ小さくて付き添いが必要な場合は、同伴者(親)のチケットも必要になるのでご注意ください。
子連れで楽しめるオランダの観光スポット、いかがでしょうか。みなさまの旅行プランのお役に立てれば幸いです。