誰でも一度は口にしたことがあるたい焼き。肌寒い季節にホカホカのたい焼きで小腹を満たしたことがある方も多いのでは。そんなたい焼きが進化中! 魚の“鯛”だけに、それを開いて干物のようにした「たいやきの開き」を作ったお店が登場しました。
たい焼きの皮好きが高じて商品化!
“羽根付きたい焼き”や“白いたい焼き”、生地の厚い“ふっくらたい焼き”、カスタードや芋餡を使った“変わり種たい焼き”など、数々のブームを起こしてきたたい焼き! このたい焼き業界に革命を起こす!? ともいわれる衝撃的なたい焼きが10月4日に発売されました。その名も「たいやきの開き」。せっかく作ったたい焼きを、魚の干物のように開いたというから驚きです!
「たいやきの開き」を新発売した店は、JR阿佐ヶ谷駅の南口から続く商店街パールセンターの中ほどにある「ともえ庵」。この店の主は、スタッフも驚愕するほどの“たい焼き馬鹿”との噂も!? 京都出身の主(社長)には、上京したときにおいしくて驚いたものが3つあり、ひとつはアナゴの寿司、ふたつめは練りがらし付けてでいただくトンカツ、最後がたい焼き。しかもたい焼きの「皮」が大好物とのこと。2011年に独学でたい焼き屋を開店した当初から、皮をメインにした商品を世に送り出したい想いがあったのだとか。
天然もののやけどするほど熱いたい焼きが変身する
たい焼きには俗に天然ものと養殖ものがあり、天然ものは、ハシなどと呼ばれる金型で1匹ずつ焼かれるタイプ。養殖ものは、鉄板で5~6匹まとめて焼くタイプです。「ともえ庵」の「たいやき」150円は前者の天然もの、一丁焼きで職人が丹精込めて1匹ずつ焼き上げます。
「まぁ~、食べてみてください」とは主。あ、あ、アツい! 本当にやけどするぐらい熱いのでご注意を。パリッと音が響くほどの薄い皮の中からは、小豆が生きてるようなみずみずしい粒餡が顔をのぞかせます。出来立てのたい焼きがこんなにもおいしいとは! “開き”の取材に来たことを忘れさせるほどのお味です。
この出来立てのおいしさを最高の状態で提供したいとの思いから、たい焼きは20分ほど経つとやむなく破棄してしまいます。多いときには1日100匹にもなるこれらを活用できないかと、試行錯誤のうえ辿り着いたのが「たいやきの開き」350円というわけ。
次はいよいよ「たいやきの開き」とご対面!
たい焼きが直径20㎝・厚さ5mmのパリッパリの大判煎餅に!
「実は、夏前には大体完成していたんだけどね。夏は売れないでしょ、たい焼き・・・」。ごもっともです! 経営戦略的に、あえて秋まで待って売り出された「たいやきの開き」。
普通のたい焼きのお腹を割いて、生地を足して、イカ焼き機で上下からプレス。水分を飛ばすために焼き台の上で1時間以上も乾燥させるのだとか。普通のたい焼きが約6分で出来上がるのに対し、それをはるかに上回る手間がかかっているのです。
直径約20㎝、厚さ5mm。顔が隠れるほどの超大判のたい焼き煎餅。パリッパリッの生地に、ほのかな甘みの粒餡がアクセントを加える香ばしい口あたり。素朴さ感じるその風味に加え、その形状やネーミングのインパクトもあり大評判に。“開き”を作るために、たい焼きを焼き続けなくてはならないといううれしい悲鳴も。
「特別な素材は使ってないよ」と謙遜する主ですが、そのお眼鏡に叶った小麦や小豆に加えて、その配合や焼き加減が重要なんだとも。スタッフの中には、たい焼きのおいしさに惚れ込んで、たい焼き御三家といわれる名店から移ってきたスタッフも。“開き”に加えて、ぜひ普通の「たいやき」も味わってください!
◆たいやき ともえ庵◆
【住所】東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-35-20
【営業時間】11:00~20:00
【定休日】月曜
【アクセス】JR「阿佐ヶ谷駅」南口、東京メトロ「南阿佐ヶ谷駅」2b出口より各徒歩4分
【HP】
たいやき ともえ庵[All Photos by tawawa]
TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター
10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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