東京大学 安田講堂(写真はイメージです)
11月7日放送の「マツコの知らない世界」では『マツコの知らない大学博物館の世界』に注目! 全国に420か所以上もあり、そのほとんどが入館無料、日本にここだけ、世界にここだけのお宝があることも珍しくない大学博物館。にも関わらず訪れる人は少なく、ガラガラだと言います。
そんな穴場な大学博物館に年に100回通うという大坪覚さんが番組内でおすすめしたラインナップから、入館無料の博物館のみ選んでご紹介。なんと、すべて東京23区内にあるんですよ!
大学博物館のスターといえば「明治大学博物館」常設展入館無料
アイアンメイデン(写真はイメージです)
日本で唯一、日本や世界の拷問器具・処刑具が集まる博物館。明治大学建学の理念「権利自由」にもとづき、刑事関係資料として展示されているそう。特に有名なのは、ギロチンや「ニュルンベルクの鉄の処女(アイアンメイデン)」。実物を見ることができるのは日本ではここだけ。なんだか怖い気がしてしまいますが、罪と罰の歴史を通して、人権尊重への理解を深めてもらいたいという想いがあるそうですよ。
https://www.meiji.ac.jp/museum/
所在地:〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階
電話番号:03-3296-4448
※日曜日・祝祭日・大学の定める休日は博物館事務室が閉室となり、お電話等の対応はできかねます。あらかじめご了承ください。
開館時間:10:00~17:00(2009年1月8日より変更となりました)
※博物館図書室、ミュージアムショップM2は16:30まで
休館日:夏期休業日(8/10~16)、臨時休館日2017年8月20日(日)、冬季休業日(12/26~1/7)
※上記期間を除く日曜日・祝祭日・大学の定める休日について
・展示室は開室
・博物館図書室、ミュージアムショップM2は閉室(8月1日~9月19日の土曜日も閉室)
入館料:常設展は無料でご観覧いただけます。特別展は有料の場合があります。
日本酒業界の知られざる事実が判明!『東京農業大学「食と農」の博物館』入館無料
(C)shutterstock.com(写真はイメージです)
実は、日本酒の蔵元の約8割が東京農業大学の卒業生なのだそう。その卒業生の蔵元の日本酒瓶のコレクションや、日本酒の酒器、古民家の古農具などの展示も。酒器の中には、酒を注ぐとヒューヒューと鶯が鳴く徳利「鶯徳利・鶯杯」や、さいころを振って出た目によって盃の大小を決める天狗の面などの形をした遊興用「座興杯」などもあり、器好きにも興味深いかも。
http://www.nodai.ac.jp/campus/facilities/syokutonou/
所在地:〒158-0098 東京都世田谷区上用賀2-4-28
電話番号: 03-5477-4033
開館時間:夏時間 4月~11月 10:00~17:00
冬時間 12月~3月 10:00~16:30
※ 入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、月曜が祝日の場合は火曜
毎月最終火曜日、大学が定めた休日
※入館無料
あの忠犬ハチ公の心臓がある!東京大学「農学資料館」入館無料
渋谷の忠犬ハチ公像
農学部の歴史にまつわる展示をする資料館ですが、おそらく日本で一番有名なペットといっても過言でないあの忠犬ハチ公の心臓が展示されているのです。なぜここに? と思われるかもしれませんが思い出してみてください。ハチ公がいつもいつも待っていた飼い主さん。実は飼い主の上野英三郎氏は、農学部の教授だったんです。ちなみに、ハチ公の剥製の方は、国立科学博物館に所蔵されているそうです。
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/shiryoukan/
所在地: 〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
開館時間 9:00~17:00
入館料:無料
次は大坪さんがおすすめする、一度でいいから行って欲しいという大学博物館ランキングTOP3の紹介です!
おすすめ第3位!人面土器に会いたい!「國學院大學博物館」入館無料
大坪さんがおすすめする一度でいいから行って欲しいという大学博物館の第3位は、考古や神道にまつわる展示をする「國學院大學博物館」。渋谷のキャンパス内にあり、展示のしかたもどこかおしゃれ!? 土偶や火焔土器、縄文土器など10万点が収蔵されています。中でも日本に1体しかないという顔のついた土器「挙手人面土器(古墳時代)」は必見です。
さらに、気づかない人が多い資料棚の引き出しの中にある、縄文土器の縄の展示もどうかお見逃しなく。縄文土器の模様づけに使われた縄の種類はなんと100種類以上もあるそうですよ。縄文人も器のデザインを楽しんでいたんですね。
http://museum.kokugakuin.ac.jp
所在地:〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28
電話番号:03-5466-0359
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
開館日:通年(土・日・祝含む)
休館日:不定期(館内保守及び大学の定める休日)
※当館ウェブサイトの開館カレンダーでご確認ください。
入館料:無料
おすすめ第2位!スタンプラリーもある!「東京家政大学博物館」入館無料
大坪さんおすすめの第2位は「東京家政大学」の博物館。明治から昭和の生活や衣類にまつわる展示物が並びます。見どころは裁縫雛形というミニチュアの服。大学の教育課程の中で製作された衣服や生活用品の縮尺1/3版で、現在も毎年そのコレクションは増え続けています。約4500点の裁縫雛形のうち、2290点は国の重要有形民俗文化財に指定されているそうですよ。
スタンプラリーは4つ集めると、トートバッグや一筆箋などのオリジナルグッズがもらえます!
https://www.tokyo-kasei.ac.jp/hakubutu/
所在地:東京都板橋区加賀1-18-1(百周年記念館 4・5階)
電話番号:03-3961-2918
開館時間:9:30~17:00(土曜日は12:00まで. 入館は閉館時間の30分前まで)
※企画展開催中は開館時間が変わります。開館カレンダーをご覧ください。
休館日:日曜・祝日、年末年始・夏期休業、展示替え期間中
※上記のほか、東京家政大学の事由にともない臨時休館する場合があります。
(荒天やインフルエンザ等の流行による全学休講、試験期間など)
※詳しくは開館カレンダーをご覧ください。
入館料:企画展・常設展とも無料
※ご来館の際は、守衛室 (正門・十条門・板橋門) にお声がけください。
おすすめ第1位!学芸員さんの解説も楽しい!「学校法人城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー」入館無料
おすすめ第1位は、1億年前の貴重な化石がたくさんある城西大学の「大石化石ギャラリー」です。中でも魚類の展示の保存状態は世界トップクラスだそうで、うろこや骨まではっきり残っているものも。学芸員さんの一番のおすすめ展示はご本人が「ヘリコちゃん」と呼ぶ、ヘリコプリオンの歯の化石。事前予約をすると、化石発掘体験(教材費900円)もできるそうですよ。
http://www.josai.jp/fossil_gallery/
所在地:〒102-0093 東京都千代田区平河町2-3-20
学校法人城西大学 東京紀尾井町キャンパス3号棟地下1階
電話番号:03-6238-1031<化石ギャラリー事務局>
03-6238-8412<化石ギャラリー受付>
開館時間:午前11時~午後5時(土・祝は11:30~12:30にお昼休みがあります)
休館日:日曜日、展示準備期間、夏期休暇、年末年始
入場料:無料
いかがでしたでしょうか。入館無料で混んでいないとなれば、気軽にふらっと出かけられますね。秋の散歩を楽しみながら、ちょっと立ち寄るのにぴったりです。
[All Photos by shutterstock.com]