(C)東京ジャーミイ
ここは、渋谷。海外に行かなくてもイスラム文化に触れることができる、アジア一美しいモスクがあるといいます。しかも無料で開放されているので、伝統的なオスマン・トルコ様式の壮麗なるモスクで、祈りの時間を体感してみたいと思います。
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純白の大理石・トルコブルーのタイルが映えるイスラムの世界
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新宿や渋谷からもほど近い代々木上原にある「東京ジャーミイ」。トルコ文化センターとしての役割もあり、日本におけるイスラムの聖地ともいえる存在。トルコと日本の友好のため、誰でも自由に見学することができ無料開放されています。
水色のドーム・天を突きさす高いミナレット(尖塔)、純白の壁・・・ 繊細な彫刻が施された大きな木の扉を開けて館内へ足を進めると、大理石が敷き詰められたトルコ文化センターになっています。アクセサリーやスカーフなど、トルコのお土産の販売も。
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その一角には、トルコの伝統的な民家の応接間を再現したゲストルームが。艶やかな木肌と鮮やかなトルコブルーのタイルで彩られた空間は、まさに異国に来たような雰囲気。アラビア文字のカリグラフィも見られ、独特の雰囲気が漂います。
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トルコ料理や陶芸、アラビア語などの各種ワークショップやイベントなども催され、トルコやイスラム教に関する書籍を閲覧できるスペースなども設けられています。
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言葉を失うほど美しいオスマン・トルコ様式の壮麗なモスク
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礼拝堂は、階段を上った2階。純白の大理石の壁に、トルコブルーのアーチ窓が連なる回廊風のエントランスが現れます。否が応にもモスクへの期待感が高まります!
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目に鮮やかなトルコブルーの絨毯が一面に敷かれ、高いドーム天井が圧倒的な存在感。メインドームや複数の半円ドーム、トルコタイルやアラベスクの壮麗な装飾が施された静寂の空間は、言葉を忘れさせるほどの美しさ。赤や緑や黄・・・ 無数のステンドグラスから差し込む光がキラキラ輝き、神秘的でとても穏やかな空気感に包み込まれます。
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伝統的なオスマン・トルコ様式の建築を踏襲した「東京ジャーミイ」は、1938年に誕生し、2000年に新たに建設されたもの。鉄筋やセメント以外、すべてトルコから取り寄せられ、本国から来た100人近い建築家や職人が建設に携わったのだとか。イスラムの宇宙観を表すような幾何学文様や植物文様、アラビア文字のカリグラフィであふれかえり、トルコやイスラム文化の一端を感じることができます。
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流麗な美しさをもったこのモスクでは、約600名が一堂に祈りを捧げることができ、ラマダン明けなどには1000人を超える人々が集まることも。土・日曜の14時30分からは日本語ガイドが付いた館内ツアーも開催されています。
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服装にも注意して神聖なモスクを見学
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ただし、モスクは神聖な祈りの場であることもお忘れなく。女性はショートパンツやミニスカート、キャミソール、男性はショートパンツやタンクトップはNG。肌の露出を極力抑えたロングスカートや長ズボン、長袖などの服装で。女性はさらに髪を覆うスカーフなどを持参してください。
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【住所】東京都渋谷区大山町1-19
【開館時間】10:00~18:00
【定休日】なし
【料金】見学無料(5名以上の場合は要予約)
【アクセス】小田急線「代々木上原駅」南口1出口より徒歩5分
【HP】東京ジャーミイ