地元民に聞いた!自分用からギフトまで【山梨旅行の鉄板お土産】おすすめ5選

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Dec 22nd, 2017

フルーツにワインに富士山に富士急ハイランドにと、楽しみ・見どころがいっぱいの山梨。旅行に行った帰りには自分用に、あるいギフト用にお土産を買って帰りたいですが、いろいろな商品が出ていて、迷ってしまいますよね。

地元民に聞いた!自分用からギフトまで【山梨旅行の鉄板お土産】5選

そこで今回は山梨県に暮らす地元の方や旅行関係者、お土産店の販売員などに聞いた鉄板の山梨お土産を紹介します。特に声の多かった商品の中から、さまざまなシーンで役立つお土産を紹介しますので、ぜひともチェックしてみてくださいね。

 

その1:桔梗屋『桔梗信玄餅』

地元民に聞いた!自分用からギフトまで【山梨旅行の鉄板お土産】5選

定番中の定番ですが、やはり『桔梗信玄餅』は外せない様子。筆者は山梨に暮らす親せきの結婚式に参列した経験もありますが、そのときはホストから手土産に信玄餅をもらいました。地元の人も間違いのない手土産として贈るみたいですね。

こちらは老若男女、誰にでも贈れる鉄板のお土産になります。関連商品に『桔梗信玄生プリン』、『カントリーマアム桔梗信玄餅』などもあります。自分用に、あるいは相手の年齢や好みに合わせて、関連商品を買って帰る手も考えられますね。

ちなみにTABIZINEの過去記事「地元民が伝授!あの山梨を代表する銘菓「桔梗信玄餅」の通な食べ方」では、地元民が語る上手な桔梗信玄餅の食べ方を紹介しました。併せてチェックしてみてください。

 

その2:澤田屋『くろ玉』

地元民に聞いた!自分用からギフトまで【山梨旅行の鉄板お土産】5選

次も鉄板の銘菓、澤田屋の『くろ玉』になります。青エンドウ豆を煮て練り込んだ丸いうぐいすあんを、黒糖ようかんでコーティングした生菓子で、奥深い甘みが年配の方にも愛される味わいとなっています。

筆者も何度となく山梨を旅してきましたが、そのたびにいろいろな場所で『くろ玉』を見ました。甲府の町中では澤田屋の白い営業車を何度か見かけた覚えもあります。それだけ地域に定着しているお菓子なのですね。

『くろ玉』はこんにゃくゼリーの容器のようにプラスチックの小さなカップに入っています。まずはフィルムをはがして容器の底を指で押し、皿の上に『くろ玉』を押し出して食べてください。その美しい輝きと形状に、初めて食べたときは思わず見とれてしばらく手が出せませんでした。

 

その3:甲州ワイン

地元民に聞いた!自分用からギフトまで【山梨旅行の鉄板お土産】5選

山梨はワイン作りが盛んですよね。日本固有のブドウ種を使った甲州ワインは世界的にも認められています。山梨は2013年に日本で初めて、ワインの産地として国から認定を受けているほど。その意味で山梨に行ったらワインはお土産として外せません。

ただ、ワイナリーの名前を挙げるだけでもたくさんありますし、各社がさまざまなワインをリリースしています。何を選んでいいのか分かりませんよね。

そこで日本ソムリエ協会認定のソムリエであり、豊富なワインの取り扱いで人気のお隣静岡の名店『O’SSAN Bistoro tonton』のオーナー・藤田陽介さんに、予算5,000円以下でワイン好きもしっかり満足させられる甲州ワインを聞いてみました。藤田さんによれば、

・サドヤ シャトーブリアン セミヨン
・サントリー 登美の丘 赤

などを挙げられるそうで、やや高めだと、

・グレイスワイン グレイス甲州

となり、逆にお手軽だと、

・本坊酒造信州ファクトリー 甲州ヴェルディーニョ

などが挙げられるそう。どれもワイン好きを納得させる味わいだと言いますから、自分用としてでもいいですし、ワインが好きな人に買って帰るお土産としても参考にしてみてくださいね。

 

その4:平井屋『生うどん(ほうとう)』

地元民に聞いた!自分用からギフトまで【山梨旅行の鉄板お土産】5選

山梨と言えば、ほうとうです。『小作』などの有名店が甲府市内など県内各地にありますが、地元民は基本的に「ほうとうは家で食べるもの」だと口をそろえて語ります。その家で食べる際に使う鉄板の生めんが、平井屋『生うどん(ほうとう)』になるのだとか。

こちらは地元のスーパーで普通に買える生めんで、生ほうとう2食は直販価格が190円(税込)になります。

商品のパッケージに記載された作り方によれば、だしを取った煮汁にカボチャ、ニンジン、サトイモなどを入れ、野菜が柔らかくなったらめんを投入し、10分ほど煮込むと言います。

油揚げ、インゲン豆、ネギなどを入れ、さらにめんが柔らかくなるまで煮込んで、最後にみそをみそ汁より濃い目で溶かし込むと書いてあります。その通りに自宅で試してみましたが、簡単にとろみのあるおいしいほうとうになりました。

こちらは身内、あるいはちょっと変わったプレゼントを手渡したい相手にぴったりのお土産になります。自分用のお土産としてもいいですよね。

 

その5:はねだしシャインマスカット

地元民に聞いた!自分用からギフトまで【山梨旅行の鉄板お土産】5選

山梨の食用ブドウと言えば、もはや巨峰を抜いてNo.1の地位に躍り出た感のあるシャインマスカット。皮ごと食べられる、甘くてさっぱりした味わいが「やめられない、止まらない」フルーツとなっています。

地元の方いわく「シャイン」の大人気を受けて、農家も他のブドウからどんどんシャインマスカットの栽培にシフトし始めているのだとか。

しかし難点としては、お値段の高さ。地元のスーパーや直売所で見ると、3~4房入った2kgの箱が4,000~5,000円などなかなかの値段になっていました。インターネットで見ると、あるブランドのシャインマスカットはなんと1房10,000円との値段も・・・。

もちろん大事な人へのお土産であるならば、見た目も美しい正規の箱入りシャインマスカットを買って帰りたいです。ですが、自宅用に安く楽しみたい場合は、地元のJA農産物直売所に出回っているはねだしのシャインマスカットが狙い目になります。

見た目の問題などで商品にならなかったシャインマスカットが安く売られているとかで、実際にはねだしのシャインマスカットを食べてみましたが、味わいにはそん色なく、むしろ「はね出しの方がおいしい」と語る地元の方も居ました。

値段的には昭和町のいーなとうぶ昭和で1房800~1,000円程度。お店の方によれば毎日入荷するわけでもなく、秋のシーズンをずれるとそもそも入荷がないようですが、旅の目的地の近くでJAの農産物直売所を探してみてくださいね。

 

以上、地元民に聞いた鉄板の山梨お土産を5つ紹介しましたが、いかがでしたか? お土産を買って帰る相手に合わせて、上述のお土産をいろいろ組み合わせてみてくださいね。

地元民に聞いた!自分用からギフトまで【山梨旅行の鉄板お土産】5選

[Photos by Masayoshi Sakamoto and shutterstock.com]

 

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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