シンガポール航空
美しい民族衣装「サロンケバヤ」がユニフォームのシンガポール航空。世界有数のトップクラスのエアラインだけあって、目を奪われる美しいユニフォームです。カッティングが美しく、ボディラインのはっきり出るユニフォームは男性のみならず女性にも目の保養になります。スカートにはスリットが入っているので、ちょっとドキドキ。CAは、スタイルの良い人ばかりなのもさすが。
公式サイト(日本語) http://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/home
マレーシア航空
(C) One World
上記のシンガポール航空とちょっと似ていますが、爽やかなブルーのマレーシア航空のユニフォーム。ジャワ更紗と呼ばれる、エキゾチックなバティックが異国への夢を誘います。
公式サイト(日本語) https://www.malaysiaairlines.com/jp/ja.html
タイ航空
(C) Thai Airways
タイの伝統的な文化を取り入れた、タイ航空の民族衣装のユニフォーム。タイシルクのユニフォームに、タイが世界最大の生産を誇る蘭をあしらっています。綺麗なピンクにもウットリしますね。民族衣装の他に、パープルのユニフォームもあります。
公式サイト(日本語) https://www.thaiairways.com/ja_JP/index.page
スリランカ航空
(C) One World
サリーをモチーフにした、孔雀(くじゃく)柄ピーコックブルーのユニフォーム。トップスはセパレーツになっているので、チラッとウエスト部分がのぞく大胆さがナイスです。
公式サイト(日本語) http://www.srilankan.com/ja_jp/jp
エミレーツ航空
(C) PR TIMESs
日本人にも人気のドバイが本拠地のエミレーツ航空。ベージュに赤のユニフォーム。赤の帽子にベールがエキゾチック。ベージュは砂漠を、赤は太陽を、そして顔を覆う白いベールのスカーフは風をイメージしているそうです。
The Huffington Postによると、CAは毎年約5500人の採用募集に20万人が応募する中から選ばれた、エリート中のエリート。
(C) PR TIMES
エミレーツ航空で10年務めた元CAによると、口紅はエミレーツ航空のブランドカラーのようにパッと華やかな赤の口紅が好まれ、ネイルは赤単色か、透明なベースに白のフレンチネイルのどちらかと決められているそうです。フライト前にはネイルやヘアスタイル、制服の着こなし等きちんと整えられているかを入念に確認され、プロフェッショナルさを求められます。
公式サイト(日本語) https://www.emirates.com/jp/japanese/
カタール航空
(C) One World
航空会社の格付け調査を行なうスカイトラックスが発表した、2017年の世界のベストエアライン「エアライン・オブ・ザ・イヤー2017」で、世界1位(ワールド・ベストエアライン)に選ばれたカタール航空。馴染みの薄い中東系航空会社でありながら、世界76カ国150都市に就航しており、航空運賃はお安めで評判も良いとなれば人気が出ますよね。
ユニフォームの深い赤色は、国旗の色から取っているそうです。地味に見えますが、身体の線がはっきり出るデザイン。CAは、採用条件に「(顔、腕、手、脚、首の)肌が綺麗なこと(しみや傷がないこと)、見える部分にタトゥがないこと」があり、身だしなみの規則が厳しいので、CAの髪型・メイク・肌の完成度が最も高いエアラインとも言われます。
公式サイト(日本語) https://www.qatarairways.com/ja-jp/homepage.html
ロイヤル・ヨルダン航空
(C) One World
黒にお花の刺繍がアクセントの民族衣装風制服。珍しくて可愛いですね。赤い色の制服がメインのようですが、こちらの民族衣装風に惹かれます。
公式サイト(英語 日本語なし) https://www.rj.com
アメリカン航空
(C) One World
米系のアメリカン航空は、2016年9月に30年ぶりに新しいユニフォームにチェンジ。ブランドカラーの濃いグレイ、コバルトブルーのラインの差し色でアメリカらしいユニフォームに。
しかしながら新しいユニフォームを着用してから、頭痛や発疹などのアレルギー反応や健康被害を引き起こしたパイロットやCAが続出。2018年10月以降新しい制服に変える予定だそうです。支給されるユニフォームで健康被害が出るなんて怖いですね。
公式サイト(日本語) https://www.americanairlines.jp/intl/jp/index.jsp?locale=ja_JP
カンタス航空
(C) One World
安全な航空会社として名高い、オーストラリアの大手航空会社のカンタス航空。10年ぶりの2014年にユニフォームをリニューアル。斜めにストライプが入った鮮やかなピンクと赤の大胆なデザイン。黒と合わせたことで、インパクトが強く、スリムに見える効果もありますね。
オーストラリア出身モデルのミランダ・カーが、 ユニフォームのイメージモデルを務めました。
New Qantas Uniform: Behind the Scenes with Miranda Kerr/ Qantas
公式サイト(日本語) https://www.qantas.com/jp/ja.html
イベリア航空
(C) One World
マドリードを本拠地にする、スペインのエアライン。2018年10月から成田発マドリード直行便が増発。シンプルなスーツですが、チラッとのぞくオレンジのシャツがアクセント。
公式サイト(日本語) http://www.iberia.com/jp/
ブリティッシュ・エアウェイズ
(C) One World
英国の大手航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ。スカートのイメージが強いCAのユニフォームで、きりりとしたパンツ姿が素敵です。英国大手新聞ガーディアン紙(The Guardian)によると、パンツスタイルは「女性CAの新人はすべて、スカートを着用」という会社と2年間戦った末、2016年に着用を認められたもの。
公式サイト(日本語) https://www.britishairways.com/travel/home/public/ja_jp
エールフランス 歴代のユニフォーム
最後に、「世界で最も美しくエレガントなユニフォーム」と呼ばれるエールフランスの歴代のユニフォームを見てみましょう。デザインは、もちろんすべてフランス人デザイナーによるものです。
(C) At Press
現在のユニフォーム。エールフランスの紺色を基調とし、ベルトや手袋の小物の赤をアクセントに。「さすが、おフランス!」のエスプリが効いたファッション。2005年から着用されていますが、長さの異なるジャケット、パンツ、スカート、スカイブルーのカットソーやブラウスなど数種類が用意されており、アイテムの多さでは随一のエアライン。デザインは、クリスチャン・ラクロワ。
(C) At Press
1990年代のニナ・リッチのデザイン。ニナ・リッチらしい華やかさを感じますね。
(C) At Press
CAから圧倒的に人気のあった紺色のワンピースは、1987年から18年に渡って愛用されたもの。ベーシックで年齢を問わないカルヴァンのデザインは、着こなしやすそうです。
(C) At Press
1987年ルイ・フェローによるもの。淡い色にリボンがロマンティックなユニフォームです。
(C) At Press
1978年カルヴァンによるもの。フランスの国旗のトリコロールカラーが使用されています。
(C) At Press
1969年バレンシアガのデザインの夏のスーツ。今見ても、可愛いですね。女性を最も美しく見せるデザイナーと名高いのも納得です。
(C) At Press
1963年クリスチャン・ディオールのデザインの冬用スーツ。上品な印象を受けます。
公式サイト(日本語)https://www.airfrance.co.jp
世界各国のエアラインのユニフォーム。文化が異なれば、ユニフォームも異なります。各国の美意識が感じられて、憧れますね。
あなたが乗ってみたくなったユニフォームは、どのエアラインのものだったでしょうか。
(C) Skyteam