ストップオーバーって?
ストップオーバーとは、日本語で途中降機と言います。目的地に向かう乗り継ぎの地に、24時間以上滞在することを意味します。例えば、東京ーフランクフルトーパリのフライトだったとします。ストップオーバーを利用すると、フランクフルトで乗り継ぎをすぐにせず、2〜3日滞在することができるのです。ストップオーバーを利用すれば、一度の旅行で2カ国観光できるので、旅が二倍もお得になります。
トランジットやオープンジョーとはどのように違うの?
経由便でよく、トランジットとオープンジョーというワードも出てきますよね。ストップオーバーとどのように違うのでしょうか。
トランジットとは、乗り換えを意味します。ストップオーバーでは空港の外に出られるのに対して、基本的にはトランジットでは空港内で待機しなければなりません。しかし、空港によっては、トランジットツアーを開催しているところもあるようで、乗り継ぎで5時間以上待たなければならない時などは、一度空港を出て、観光することも可能です。
オープンジョーとは、行きの到着地と帰りの出発地を変える周遊型のチケットです。例をあげてみましょう。出発が東京ーパリ、帰国はロンドンー東京で航空券を買います。パリーロンドン間はローカルの鉄道や航空会社を利用して移動します。また、パリーアムステルダムーロンドンなど、何カ国も自由に移動することができるので、周遊旅行をしてみたいという方にオススメのチケットであります。
ストップオーバーのお値段
ストップオーバーは、航空会社にもよりますが、無料から数万円でできます。無料でストップオーバーできるなら、1〜2日ほど乗り継ぎの国で滞在して観光してみるのもいいですよね。
ストップオーバーの間の荷物は?
ストップオーバーで乗り継ぎの国で降りる場合は、基本的には預けた荷物は一旦引き取ることになります。航空会社によっては、経由の地で荷物を引き取ることはなく、目的地まで送られるという話も聞いたことがあるので、航空会社に確認してみてくださいね。
ストップオーバーのチケットの取り方
航空会社のサイトで、どのようにストップオーバーのチケットを取るのかみてみたいと思います。今回は、キャセイパシフィック航空のサイトで関西ーパリ、乗り換えの地である香港で2日間ストップオーバーする航空券をシミュレーションしてみます。どの航空会社も予約のページで、片道、往復、二都市以上/途中降機または周遊、複数都市の航空券を選択できるようになっているかと思います。ストップオーバーの航空券を購入するには、二都市以上/途中降機または周遊、複数都市を選びましょう。
(C)北川菜々子
まず1便に、大阪ー香港、2便目に香港ーパリ、そして3便目はパリー大阪(帰国)と記入します。そして検索をかけると、運賃がこのように表記されます。
(C)北川菜々子
また、自分でチケットを取るのは心もとないという方は、旅行代理店でストップオーバーを利用したいということを相談してみると、色んなチケットをみていただけると思います。
筆者の周りではストップオーバーを利用して旅をする人も多く、経由便は乗り継ぐのが面倒だと思っていたけれど、ストップオーバーすることによって、旅を二倍に楽しむことができるようになったと話してくれました。次回の旅では、ぜひストップオーバーを利用してみる海外旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。
[Japan Airlines]
[H.I.S]
[Photos by shutterstock.com]
Nanako Kitagawa ライター
2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。
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