コンビニ
日本の住まい(筆者の場合東京都杉並区)では、徒歩圏5分以内に3店舗(3種類)もあったコンビニ。ニューヨークでは、ここ10年ほどでセブンイレブンが進出しているものの、店舗数は地下鉄4-5駅に1店舗以下。古くからの地元のデリ(サンドイッチやコーヒー、お菓子などを売る店)の勢力が強く、出店が難しいのかもしれません。セブンイレブンの新製品及び割安のコーヒーやスナックは大きな魅力。近所にも出来ないかなあって思っているなんて、ニューヨークってどれだけ田舎なんでしょう。
ニューヨークのセブンイレブンについては、「【在住者おすすめ】おやつからお土産まで!NYセブンイレブンの魅力8選」をご覧くださいね。ちなみに、おにぎりやおでん、肉まんなどはありませんので念のため。
交通機関の時間の正確さ
正確な日本のもの
あまりアテにならないニューヨークのもの
(C) Sara Aoyama
地下鉄が遅れるのは当たり前、行先や停車駅が変わるのは当たり前なニューヨーク。乗客は勤務開始時間に間に合うのか、常にハラハラ。週末スケジュールは常に工事(老朽化のため永遠に工事している)しているため、特に酷いです。
世界の大都会ニューヨークで、地下鉄の到着時間のディスプレイが設置されたのは2017年度に始まり本稼働は2018年から(!)。ハード面においては、日本が最先進国といえるでしょう。ニューヨークの地下鉄のディスプレイは表示されていたものがいきなり消えたり、「調整中」と表示されないことも多くアテになりません。それまでは首を伸ばして、いつ来るのかいなと電車の来る方角を皆が眺めていたのです。まったく、先進国とは思えませんね。
郵便局や宅配便の正確な配達
日本では、無事届いて当たり前の郵便物や宅配便。ニューヨークでは「無事届くことは稀(まれ)」。各国から移民がやって来ては去るという特殊な環境も原因ですが、配達員のやる気のなさも相当なもの。配達時には受け取りサインが必要なのに、受け取りなしに住居入り口に放り投げていくため盗難や紛失が多発。筆者は、日本からの郵便小包をまともに自宅で受け取ったことはありません。下手すると、配達もせずに送り主に送り返すケースも多いので、配達記録番号を把握してチェックすることが大切です。
温泉
日本の狭いユニットバスに比べ、ニューヨークでは手足が伸ばせるバスタブなのでストレスはありません。でも、恋しくなるのは温泉。海原を見下ろす、あるいは青々とした山々に囲まれる露天風呂は、日本独特の文化で素晴らしい財産。現在は日帰り温泉も充実していて、レジャーとして定着していますよね。筆者は墨絵の世界のような雪の露天風呂が忘れられず、時々思い起こします。ニューヨークで長期滞在するあなたが温泉好きであれば、入浴剤の「温泉のもと」を携帯することをオススメ。筆者も時々「●●温泉のもと」で、温泉気分を味わっています。
洗顔剤、化粧水
日本ではプチプラ価格のビオレやパーフェクトホイップなどのチューブ型の洗顔剤が使いやすいですよね。ニューヨークでは日系スーパーで売っていますが、3倍近くの値段です。化粧水はアメリカではあまり重視(使用)しないのか、種類流通とも日本に比べ少ないです。長期滞在や移住のあなたは、愛用のものをまとめて持ってくることをおススメしますね。
日本発のファストフード
「天丼てんや」に聞く外国人観光客に人気のメニュー4つ #ldnews https://t.co/b0LhhBuxwj
— 【公式】天丼てんや てん娘(こ)ちゃん (@tendon_tenya) March 4, 2018
博多名物“辛子明太子”のピリッとした辛味にコクのあるバターの風味を加えたプレミアムポテト🍟
明太子のつぶつぶの食感とカリッと揚げたポテト、溶かしバターソースの芳醇な味わいを一度にお楽しみいただけますッ😘#博多 #明太子 #たらこ #ポテト #プレミアム #芋 #九州 #新商品 pic.twitter.com/ARICRQmWp7
— Wendy’s First Kitchen (@FK_PR) March 18, 2018
今日、3/20は #たまごの日 🥚💕 です❗
こんな日はてりたま食べなきゃ🎵
おトクなクーポン配信中だよ😊●たまごの日を知らなかった人→RT🔃
●たまごの日を知っていた人→いいね❤みんなでお得にてりたま❗#てりたまっくす ❗🌸 pic.twitter.com/fjC36cQVyt
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) March 19, 2018
和食のレベルの高さは、世界が認めるところ。さらに日本発のファストフードは手頃な価格で、味が安定しています。
筆者が恋しいのは「てんや」の天丼、「ファーストキッチン」のベーコンエッグバーガーと明太子やチーズのディップソースをつけるポテト、日本の「マクドナルド」の月見バーガーやテリヤキバーガーなどの和風バーガー。日本でなくては食べられません。ニューヨークのファストフードのレンジで温めたバーガーは、5分経つとゴミの香りと味に筆者は感じます(泣)。そのため、ファストフードはまったく食べなくなりました。
カップ麺
日本で生まれたカップ麺。あまりにも身近すぎて、日本ではありがたいと思いませんね?ところが、海外に出ると偉大さを認識しますよ。
カップヌードルはアメリカ仕様のものがありますが、日本のカップヌードルを期待して食べると、ひどい目に遭います。アメリカ人はスープとして食べるようで、味付けが薄く麺の品質が劣り、日本人には耐えられないレベル。日本からどん兵衛などを送っていただくと、麺のもちもちとした質感、スープの美味さに感激します。
美味しい和菓子
あんこものなどの美味しい和菓子。ニューヨークでも、あやしいどら焼きや大福などなんちゃって和菓子はスーパーなどで手に入りますが、正直レベルは低め。駅前の餅菓子屋の豆大福やみたらし団子はなんて美味しかったんだろうと、夢に見るくらいです。とらやは以前ニューヨーク店がありましたが、残念ながら2003年閉店。
美味しいバゲット
日本よりヨーロッパに近いというのに、フレンチのベーカリーが意外に少ないニューヨーク。グルメ系高級スーパーのバゲットは、年々値段は上がり味は落ちる一方。日本で大好きだった「メゾンカイザー」も、ニューヨークでは日本と味が違います。日本のパンのレベル・種類は、世界一かもしれません。「Viron」のバゲットは美味しかったなあなどと思い出します。
治安の良さ
日本の治安の良さは、世界でもトップレベル。満員電車でギューギューに他人とくっついてもお財布を擦られる心配がない、荷物を乗せる棚がある電車(海外では盗難の心配がある)などは、まさに日本の治安の良さを物語ります。ニューヨークでは危なそうな人とは目を合わさない、バッグは絶対自分の身体から離さないなど、外出中は常に緊張感があります。疲れますよ。
ロンドンで入手し難く、ニューヨークでは手に入るものは
ちなみに、「日本では簡単に手に入る、ロンドンで恋しくなったもの9選【海外移住】」記事で、ロンドンでは手に入らないものでもニューヨークでは手に入るものもあります。ニューヨークは日本人に限らず和食ファンが多いので、日本のものは比較的手に入りやすいかもしれません。
ピーマンはGreen Pepperと呼ばれ、各スーパーやファーマーズマーケットで売られています。日本のものとは違い、肉厚で1.5倍以上のサイズ。ジューシーでほんのり甘く、ピーマン嫌いでも好きになります。薄切り肉はチャイニーズ系や日系スーパーで、ウィンナー・青じそ・フェイスマスクは日系スーパーで手に入ります。米系スーパーでは、最近はローション入りティッシュという肌に優しいタイプが販売されるようになりポケットタイプも出ています。
身近にあると分からない
日本では簡単に手に入る、ニューヨークで恋しくなったもの。海外では得難いものであっても、身近にあると気がつかないものなのかもしれませんね。
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