
松本城も登ったし、信州そばもすすった・・・すっかり松本観光を制覇した気でいた筆者に、地元タクシー運転手さんが放った一言。「コアな観光したくない?」
何やら徒歩でまわれ、その上無料とのこと!王道コースじゃ物足りない旅の上級者に、現地から最新レポートをお届けします。
その正体は、”湧水めぐり”だった!

アルプスの山々に囲まれた長野県松本市。「平成の名水100選」にも選ばれる澄んだ水が、市街地にも関わらずいたるところに溢れています。町の宝である至高の湧水を求め散策、これぞ水の都・松本らしさが味わえる究極の楽しみ方ではないでしょうか!?
宝探しの強い味方!湧水マップをGETせよ。

湧き水の場所を記した地図を手に入れるため、まずは観光案内所を訪れます。ホテルに置かれている場合もあるので、宿泊施設に尋ねてみても良いですね。
地図には約40箇所もの井戸が記されていました。その中で今回は、絶対に抑えておきたい厳選スポットをご紹介。人気観光スポットからも近く、時間がなくてもサクッと周れるので必見です。
① 湧水ハンティングはここから出発!「深志の湧き水」

松本駅前広場にある大きな銅像。北アルプスの槍ヶ岳を開拓した僧侶・播隆上人(ばんりゅうしょうにん)です。

早速、銅像の隣に第一湧き水を発見!駅前ということもあって待ち合わせをしたり、ベンチに腰をかける人の姿が見受けられます。どうやら地元民の憩いの場のようです。
「深志の湧き水」
所在地: 〒390-0815 長野県松本市深志1丁目1
② 当国一の名水と称賛される「源智の井戸」

ひな人形を売る店が立ち並ぶ「高砂通り」、そこに突如現れる素敵な井戸。

大きなペットボトルを大量に抱えた地元の方が、丁度水を汲みに来られていたので話しかけると・・・?
筆者「こんにちは〜。こちらには、よくいらっしゃるんですか?」
松本っ子「そうだね、うちの家族はココの水が一番好きでね〜」
筆者「え?味、違うんですか??」
松本っ子「全然違うよ〜。硬かったり柔らかかったり。」
なんと!味の違いに気付かぬ筆者。湧水マスターへの道はまだまだ遠そうです・・・。
【ワンポイントアドバイス】
小さなペットボトルをいくつか用意。そこにそれぞれの湧き水を入れ、飲み比べしてもGOOD!
③ フォトジェニック!レトロな佇まい「蔵の井戸」

蔵造りの商家が並ぶ「中町通り」には、昔ながらの手押しポンプの井戸が。

まるでタイムスリップしたかのような錯覚に陥る、趣のある景観です。
「蔵の井戸」
所在地: 〒390-0811 長野県松本市中央2丁目9−15
④ 番外編:地図にない謎の井戸発見!「なわて若返りの水」

長屋風の店が集まる「なわて通り」を散策中、偶然たどり着いたこちらの井戸。

”若返りの水”とあらば飲まずにいられないのが女心。しかしそんな名前の井戸、地図になかったような・・・。実はこちら、新しくできたばかりの井戸だったんです。隠れた秘宝を探し当てた気分!
”利き水さんぽ”で、水の都にどっぷり浸かろう

古来より城下町・松本の生活を潤し続けてきた清らかな湧き水。地元の人々によって大切に守られてきた自然の恵みです、感謝を込めていただきたいですね。あなたの究極の一杯がきっと見つかる”湧水ハンティング”、ぜひお試し下さい。
*井戸水は定期的に水質検査が行われていますが、手が加えられていない生水。胃腸の弱い方はご注意ください。
[All photos by Ai Kaneko]

Ai Kaneko ライター
元子役。2006年渡豪、役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。日本帰国後はTV番組制作や旅メディア運営を経験。現在「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”として活動中。今日も世界のどこかで心を震わせている。
紹介記事(100人100色):
https://kenokoto.jp/50354
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