台湾通の間では知らない人はいないというくらい人気のかき氷店「冰讃(ビンザン)」。ふわふわに削られたミルクかき氷の上に切りたてマンゴーがたっぷりのった「芒果雪花冰」は、おいしいの一言につきます。
このお店はマンゴーが収穫できる4月中旬から10月下旬までしかかき氷をいただくことができないのですが、2018年度の営業は4月20日から既に始まっており、さっそく足を運んでみました!2018年度の冰讃の価格やお味を、現地からお届けします。
マンゴーかき氷の人気店「冰讃」
マンゴーかき氷の人気店「冰讃(ビンザン)」は、台北MRT雙連駅2番出口から徒歩3分ほどとアクセスがとても便利。この駅周辺には観光スポットも多くあり、早朝から賑わう「雙連市場」やB級グルメの宝庫「寧夏夜市」、ショッピングスポット「迪化街」も徒歩圏内です。観光の前後にちょっと寄ってスイーツをいただくのにぴったり。
このお店はびっくりするくらい日本人に人気が高いです。筆者が4月下旬に訪れたときは平日の日中だったこともあり、店内には日本人観光客しかいないようでした。
注文してから席につくスタイル
清潔感のある店内には薄グリーンのテーブル席がいくつかあり、グループでもお一人様でも利用しやすい雰囲気です。
人気店なので行列ができることもしばしば。混んでいる時は店頭に書かれている指示に従って、まずは並んで注文を済ませてから席に着くようにしましょう。
一番人気は「芒果雪花冰」
このお店で人気ナンバー1のかき氷といえば「芒果雪花冰(マングォシュエホアビン)」です。2018年度の価格は150元(約555円)。雪花冰とは雪のようにふわふわに削られたかき氷のことで、冰讃の雪花冰はミルク氷をふわふわに削っています。
普通の氷で作られた「芒果牛奶冰」の場合は130元(約481円)です。数年前と比べるとマンゴーかき氷はだいぶ値上げされましたが、そのおいしさから人気が衰えることはなさそうです。
ふわふわのミルクカキ氷、切りたてマンゴー!
こちらが2018年4月下旬にいただいた「芒果雪花冰」です。ふわふわのミルクかき氷の上に、切りたてのつやつやマンゴーがたっぷりとのっています。何度食べてもこの見た目にはテンションが上がってしまいます!
4月下旬のマンゴーはまだ酸味が強いんじゃないかな?と思いながら食べてみた筆者は、よい意味で期待を裏切られました。マンゴーがとにかく甘くておいしい!ほんの少しの酸味は感じるものの、濃厚な甘さがたまらなくおいしいです。
ふわふわのミルクかき氷は、口にいれた瞬間からふわっと溶けていきます。カキ氷の上からかけられた練乳との相性も抜群で、あっという間に完食していまいました。
プラス10元でプリンを追加するのもおすすめ
マンゴーかき氷だけでも十分おいしいのですが、プラス10元でプリンを追加トッピングするのもおすすめです。マンゴーと手作りプリンのおいしさを同時に味わえるのは、なんだか得した気分。
フルーツはあまり好きではないという方や現地の方が気軽に食べるようなかき氷を試してみたいという方は、このプリンが2つのった「布丁牛奶雪花冰」や、あずきがたっぷりとのった「紅豆牛奶雪花冰」、三種のトッピングが選べる「牛奶口味雪花冰」もおすすめです。いずれも70元(約259円)とコスパの高さに驚きます。
「冰讃」はやっぱりおすすめ!
台湾には数多くのカキ氷店があり、冰讃と同じくらいおいしくて安いかき氷がいただけるお店は確かにたくさんあります。夏の時期に市場やスーパーに行けば、甘くておいしいマンゴーは簡単に手に入ります。
ただ、雪花冰は自宅で作るのは難しいですし、台北MRT駅からすぐというアクセスの便利さ、現地の言葉がわからなくても大丈夫という安心感、マンゴーかき氷の質の高さといった条件を総合的に考えると、冰讃の人気が衰えることはないだろうなぁというのが率直な感想です。
住所:台北市雙連街2號
アクセス:台北MRT雙連駅2番出口から徒歩3分
営業時間:11:00~22:30
[All photos by Yui Imai]