(C)KoBoZaa / Shutterstock.com
オーストラリアは罰金大国と言っても過言でないほど、細かなルールで溢れています。中には日本では考えられないような、「え!?こんなことまで!?」と思うものも。旅行者と言えども問答無用、知らなかったがばかりに痛い目に遭われた方も多いんです。オーストラリア在住歴8年の筆者が、これだけは知っておきたい驚愕のルールをご紹介します!
赤信号、みんなで渡っても・・・怖かった!Jaywalk 罰金$79
交通規則や信号を無視し道路を横断することを、英語のスラングで”Jay-walking(ジェイウォーキング)”と言います。簡単に言えば、歩行者の信号無視のこと。
「赤信号だけど車来てないし、まいっか!」
といって渡ると交通違反、罰金の対象になってしまいます。罰金の金額は州によって決められており様々。例えば・・・
シドニーがあるNSW州 $71
メルボルンで知られるVIC州 $79
ブリスベン・ゴールドコースト・ケアンズなどのQLD州や、パースがあるWA州 $50
特にCBDエリア(街の中心地)など歩行者の多い信号の近くでは、定期的に警察官が抜きうちチェック。数え切れないほどの違反切符が切られているんです。
電車の中ではお行儀よく!座席に足を載せたら罰金$252
(C)Neale Cousland / Shutterstock.com
電車内にはイラスト付きで、「No feet on seats(座席に足を乗せちゃダメ)」などの注意書きが貼られていたり、Transit Officers(トランジット・オフィサー)が定期的にパトロールを行っています。
巡回オフィサーが入ってきた瞬間、男子学生たちが椅子から足をサッと下ろす!そんな早技をよく目撃したものです。それもそのはず、待ち受けるのは笑えない額の罰金。
公共交通機関におけるその他の禁止行為としては、飲酒や喫煙、有効な切符を持たない乗車・・・などもあります。
海辺でお酒を乾杯〜!したら最高罰金$2000
美しい海を眺めながらビール片手にバカンス!といきたいとこですがちょっとお待ちを。ビーチに限らず、公園や道など公共の場での飲酒は禁止されており、”alcohol-free zone”を示す看板が立っています。筆者は初めてこの看板を見た時、
「フリー?ご自由にお飲み下さいってこと?」
と勘違いしてしまいました。しかしalcohol-free zoneは ”飲酒禁止エリア”、という意味。くれぐれもお間違いのないようご注意下さい。各州の罰金は以下の通り、西オーストラリア州に至っては、なんと最高$2000が課せられる可能性があるんです。
泣く子も黙る!罰金大国オーストラリア
実際に捕まった筆者の知り合いに、「Me・・・No・・・ENGLISH!!!」などと言って英語がわからないフリをし見逃してもらった強者もいましたが、それは極稀なケース。基本素直に支払う以外術はありません。オーストラリアの規則は州やテリトリーごとに定められており、ルールや罰金の金額も様々。その土地の罰金事情を知ることが、あなたのお財布事情を救うことになるのです。ぜひ、旅行前にチェックしてみて下さい。
*規則は改正される可能性があります。最新情報は各所公式HPでご確認下さい。
[Jaywalk]
[All Photos by shutterstock.com]
Ai Kaneko 暮らし旅ライター
【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。
【オーストラリア物価高の衝撃】日本の倍以上!卵1パック約680円・最低時
Feb 20th, 2024 | 梅山富美子
ペットボトルの水が3.5ドル(約340円/2024年2月時点、以下同)、卵1パック7ドル(約680円)、外食すれば20ドル(約1,950円)超えは当たり前……という物価高が続くオーストラリア。実際に住んでみて、「やっぱり高い!」と感じたもの、そして意外と安く手に入るものもを紹介します。
【海外の反応】日本発「うんこミュージアム」が海外上陸!反応はいかに……?
Feb 8th, 2024 | 梅山富美子
日本発の“うんこ”をテーマにしたエンターテインメント空間「うんこミュージアム」が、オーストラリアのメルボルンに上陸! 実際に現地で体験してきた様子を紹介します。日本の "Kawaii "美学にインスパイアされた愛らしい世界観、うんこを見て、触って、撮って、遊んで、の究極の“ウンターテイメント”は、海外で受け入れられているのでしょうか?
【海外の反応】ジブリ作品「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」日本語オリ
Feb 5th, 2024 | 梅山富美子
日本が誇るスタジオジブリのアニメーション映画「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)が、2024年1月にオーストラリア・メルボルンの映画館で上映されました。観客の反応はいかに……? 現地で鑑賞した様子を紹介します。
【大学生が見た海外の“今”】研修中のカメラロール見せてください!オースト
Dec 7th, 2023 | TABIZINE編集部
TABIZINE10周年企画、第3弾は日本女子大学とコラボ。大学生ならではの視点で切り取られた海外の“今”をお届けします。今年2023年から国際文化学部が新設された日本女子大学。新学部では1年生から約2週間の海外研修で他国の言語や文化を学ぶプログラムが必修となりました。彼女たちの研修中のカメラロールや等身大の体験談から見えてくる、教育や文化、価値観の違い、そこから得た学びとは? 第3回は、オーストラリア・シドニー編。レポーターは、日本女子大学国際文化学部1年生の、ACALIさんです!
【豪華客船クルーズ最前線】洋上最大級の図書館も!意外とお得なクイーン・エ
Mar 30th, 2023 | kelly
パンデミック後、筆者にとって初のクルーズ乗船は、キュナードのクイーン・エリザベスのショートクルーズでした。場所はオーストラリア。シドニーからメルボルンまでの2泊3日のクルーズです。前回は乗船するまでをご紹介しましたが、いよいよ乗船。世界でもっとも有名なクルーズ船のひとつ、クイーン・エリザベスの船内へとご案内しましょう。
【豪華客船クルーズ最前線】クイーン・エリザベスに乗ってみた!クルーズ新様
Feb 28th, 2023 | kelly
2022年12月、豪華客船の代名詞であるクイーン・エリザベスに初乗船する機会を得ました。パンデミック下で止まっていたクルーズ各船の運航再開以降、私にとっては初めてのクルーズです。今回は、シドニーからメルボルンまで、2泊3日のクルーズでした。3回のレポートになりますが、まずは乗船までのプロローグ編です。今ならではの、クルーズの新様式についてもご紹介します! どうぞ、お付き合いくださいませ。
【オーストラリア現地取材】世界遺産グレートバリアリーフの真ん中に浮かぶ楽
Aug 2nd, 2022 | 窪咲子
この夏、ケアンズやゴールドコーストへの直行便が再開し、オーストラリアがますます身近に! オーストラリア東海岸、世界遺産グレートバリアリーフの中央に浮かぶハミルトン島は、世界屈指のリゾートアイランド。「ハモ(Hamo)」の愛称で知られ、長期休暇で訪れるオーストラリア人も多いといいます。憧れの絶景としても人気のホワイトヘブン・ビーチ、ハート・リーフ、グレートバリアリーフを見るツアーの拠点にもなっています。今回、クイーンズランド州のプレスツアーに参加し、ハミルトン島を訪れたので、その魅力をご紹介します。新型コロナウイルス感染症に関連するオーストラリア出入国の状況も。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜 Vol.12 慣れとい
Jul 2nd, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第12回は、「ときめきを維持するヒント」をお伝えします。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜Vol.11 理想のシェ
Jun 25th, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第11回は、「極楽シェアハウス生活」の巻。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜Vol.10 シェアハウ
Jun 18th, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第11回は、「シェアハウス探しでショックだった出来事」をご紹介します。