トルコ料理といえば、中華料理、フランス料理に並ぶ「世界三大料理」の一つ。実は美食大国なんです。日本ではケバブ料理が有名ですが、それだけではありません!羊を中心とした肉料理(宗教の関係で豚はNG)やヨーグルトやナッツ類、オリーブを料理に使うことが多く、また、地中海や黒海から取れる魚介料理もよく食べられます。
今回はトルコに行ったら絶対に食べて欲しいグルメから、筆者が食べて厳選した6+1選を紹介します。
メゼ(Meze)
「メゼ」は、トルコの前菜料理。定番のひよこ豆のペースト「フムス」や、ナスのペースト、水切りヨーグルトとミントを和えたもの、タコのマリネなど、数え切れないほどの種類があります。
お店によって出しているメニューも様々で、オリジナルのメゼもあるとか。いろんなお店のメゼを食べ歩きして楽しむのも、トルコグルメの楽しみ方かもしれませんね。お店によって一緒に出てくるパンや葉野菜と一緒に楽しんで。
キョフテ(Köfte)
「キョフテ」は簡単に言えばトルコ風のハンバーグ。ただ、宗教上豚肉を食べられないトルコでは、材料として使うのはマトンか牛肉になります。どんなハンバーグなのかしら?と、実際に食べてみると、かなりスパイスが効いてて、独特な香りと味。中にはミントが入ったキョフテもあるとか。
キョフテの素がスーパーにあるので、買って帰れば日本でも簡単に作れますよ。
ムール貝のドルマ(Midye dolması)
実は、トルコはムール貝がとても美味しいんです。海に面した地域では魚介類が良く食べられ、ムール貝もその一つ。お店でよく食べられてるのが蒸したムール貝のドルマという料理。実はムール貝にリゾットが詰められているんです。
これにギュっとレモンを絞って食べると絶品!量が多いから食べられないかな?と思って少なめに頼んだことを後悔しちゃうくらい、ぺろりと完食です。
クムピル(Kumpir)
イスタンブールの名物「クムピル」は、ベイクドポテトのこと。といっても、その大きさは日本でよく食べられているジャガイモの2倍以上はありそうなジャガイモを使っています。
イスタンブールにはクムピルの屋台が集まった広場があり、ここでみんな好きなトッピングで食べるのだとか。トッピングにはコーン、ハム、チーズ、そして何故かポテトサラダが人気なんです。
ファラフェル(Falafel)
トルコでは豆がよく食べられます。そんな中でも料理によく使われているのが、ひよこ豆。「ファラフェル」は、そのひよこ豆を使ったコロッケみたいな料理です。実際はアラビア料理ですが、トルコでもよく食べられています。
ひよこ豆をすりつぶして、それにスパイスを混ぜて丸めて揚げています。ホクホクの食感と、独特なスパイシーな味がクセになって、見つけるとつい食べたくなっちゃいます。ベジタリアン向けでもあるので、ドネルケバブを扱う屋台にもたまにあります。
ピデ(Pide)
トルコのピザ「ピデ」。通常のピザのように小麦粉を使った生地を薄く延ばして具材を広げて端を折ったあとに石窯で焼きます。具にはマトンや牛肉のミンチを使ったミート系や、ホウレンソウを和えたもの、チーズなどをトッピングしたものがあります。
レストランで食べられるような大きいサイズから、パン屋さんにも売られているような手のひらサイズまであり、トルコでは頻繁に見られます。実は、トルコは粉物料理が得意。ピデも美味しいのですがパンも実はとても美味しいのでお試しを。
おまけ:鯖サンド(Balik ekmegi)
イスタンブールのグルメを検索すると必ず出てくるのが「鯖(サバ)サンド」。名前の通り、炭で焼いた鯖をトルコの美味しいパンで挟んで食べるというシンプルな料理です。
筆者は残念ながら食べれなかったのですが、イスタンブールの港にこのサバサンドが食べられる「船」がずらっと並んでいて、ここで焼き鯖の香りをプンプンさせながら販売していますよ。
トルコは美味しいものだらけ!
トルコにはここで紹介しきれなかったくらい、本当に美味しい料理がいっぱいあります!どこに行って何を食べても美味しいのです。野菜料理が多いので、いっぱい食べても罪悪感もあまりないのが嬉しいところ。
トルコに行ったら、毎日食倒れツアーになるはず。いろんな料理を試してみてくださいね。きっとハマるはず。
[All Photos by Kaori Simon]