食事の順番に困惑
同時に出てくるときは、お品書きの順番に従うと良いと言いますが、外国人旅行者相手にお品書きが必ずあるとも限らないでしょうし。特にカジュアルな定食では出てこないですし。対策は書いてありませんでしたが、給仕の方が伝えられるといいですね。
また和食ではありませんが、「フランスではパンは料理の値段に含まれているため無料の感覚が強いので、パンの追加料金をとるシステムの場合には事前の説明が望まれる」とあります。こういう小さなことが意外と不信感につながるので注意が必要です。
お座敷は苦痛
身体的苦痛という言葉のフォーマル度が高くちょっと笑ってしまいましたが、日本人でも正座は大変ですし、特に年配の方は椅子でないと厳しい場合も多いので、やっぱり気遣いは必要だと思いました。
整列乗車の発想が無い
行列は見たら分かりそうなものですが、日本人には当たり前でも、世界的に珍しいマナーなので伝える必要があるのでしょうか。
タトゥーで温泉が入れないと不満
絆創膏やテーピングで隠せばOKという発想がなかったのでなるほどと思いました。グッズの用意はおもてなしがきめ細やかすぎるようにも思いましたが、近くにお店が無い場合は特に、用意しておいてあげないと温泉に入れなくてかわいそうに思います。
最近の訪日旅行の楽しみ方
もともと「東京と京都以外では、広島、宮島、箱根、高野山、高山、白川郷、金沢の認知度が高い」のですが、「富士山、阿蘇山、釧路湿原といったパノラマ風景や、囲炉裏のある民宿、静かな温泉宿での団欒、朝市、生鮮市場なども評価が高い」そうです。
テーマパークの中では、「フランス人が日本に対して持っている日本らしいイメージを表している東映太秦映画村や伊賀流忍者博物館」が関心を集めているとのこと。
意外なのは、「日本に行ってハイキングを楽しみたいと考えるフランス人旅行者も増えてきている」ことです。ミシュラン・グリーンガイドに載った高尾山などを思えば、東京でもハイキングができるので、ハードルは低いと言えるのかもしれませんね。
参考
[日本政府観光局(JNTO) 世界の市場別基礎情報 外国旅行の動向 フランス]
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