写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
まだまだ熱が高い、離島人気。夏こそ、離島季節の本番。日本には7,000近くも島があるそうですから、一生かかっても全てに行くことは出来ないほどですね。その中で、小粒の宝石のように美しい島へご案内しましょう。
住民よりも魚類の数が多い離島「柏島」
四国西南端に位置する高知県大月町にある、周囲約4キロの「柏島」。大月半島の先端に位置し、2本の橋で半島と繋がっています。島に住む住民は400名ほどですが、色鮮やかなサンゴや約1000種もの魚類を抱く豊かな海。豊後水道と黒潮の流れがぶつかる海域には世界中の海の1/3の魚種が生息していると言われ、世界有数のダイビングスポット。周囲4Kmの小さな島に来るダイバー数は、年間1万人を超えるそうですよ。
夏場には海水浴やキャンプを楽しむ人たちで賑わい、スキューバダイビングや磯釣りのスポットとして人気が高い柏島。2003年公開の映画「釣りバカ日誌14」のロケ地にもなりました。
「船が宙に浮いて見える」ほど透明度の高い海としてSNSで人気となり、クリアブルーの海を見るために他県からも多くの観光客が訪れています。
人気のフォトジェニック・ポイント
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
大月半島と柏島を繋ぐ橋の上からの景色は、見逃せない絶景。人気の写真スポットです。
甲殻類や美しい小魚が生育する竜が浜
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
柏島手前にある竜ヶ浜は水深の浅さにも関わらず、甲殻類や美しい小魚が生育する豊かな海で、ダイビングやシュノーケルのポイントとなっています。
〒788-0343 高知県幡多郡大月町大字柏島1001−1
TEL&FAX 0880-76-0607
http://ryugahama-camp.net
船が宙に浮いて見えるほどの透明感
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
まるで船が宙に浮いているかのような、クリアブルーの海。柏島ブルーと呼ぶそうです。人気はもちろん夏の時期ですが、10月頃が最も透明度が高く、良い時だと透明度30mを超えることもあるそうですよ。時期をずらして訪れるのも良いかもしれませんね。
360度パノラマ 大堂山展望台
大堂山展望台から見た柏島と県道43号
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
車で狭い山道を進み、さらに急な坂を5分ほど登っていくと、「大堂山展望台」が現れます。360度見渡せる大パノラマで、圧巻の眺め。四国ブルーとクリアブルー2色の海に囲まれたグリーンの柏島の風景は、心に残ることでしょう。
所在地:高知県 大月町大堂山
http://www.ynj.jp/tour/tourism/dp15-大堂山展望台/index.html
【柏島1/大月町公式】
美しい柏島。以前は柏島内に海水浴場があったそうですが、不法駐車やゴミの不法投棄、橋からの飛び込み(大怪我をした人も)など観光客のマナーの悪さが原因で2012年に閉鎖されてしまったそうです。関係者の方が対策に努めたものの改善が見られなかったゆえ、やむを得ずということで、残念な気持ちになりますね。美しい海や島を保つには、訪れる私たちにも努力が必要。柏島ブルーの海を守るために、尊厳を払って海の美しさを楽しみましょうね。
住所:〒788-0343 高知県幡多郡大月町
アクセス
1:高知市から
JRを使った場合:特急で高知駅から終点宿毛駅まで2時間15分ほど。そこから車で約40分。
車の場合:高知市から約3.5時間
国道56号線で宿毛市まで来て、そこからR321に乗り換え足摺・土佐清水方面に向かい、途中県道43号線(柏島二ツ石線)に入り17km。
高知自動車道は2011年3月現在、高知から中土佐ICまで開通。
飛行機利用の場合:飛行機で高知龍馬空港へ。高知龍馬空港から高知駅までシャトルバスで約50分。
高知駅からは特急で高知駅から終点宿毛駅まで2時間15分ほど。宿毛駅から車で約40分。
公式サイト:http://www.town.otsuki.kochi.jp/kanko/info/kashiwajima.php
公式フェイスブック:https://www.facebook.com/otsukikanko/
関連サイト:NPO法人黒潮実感センターhttp://www.orquesta.org/kuroshio/