
(c)Ryanair
ここのところよく耳にする「プラスチックフリー」。最近アイルランドの航空会社ライアンエアーが、2023年までにプラスチックを排除すると発表しました。プラスチックフリーは、プラスチックを使わないということですが、このトレンドこれからどうなるんでしょうか。
プラスチックフリーってなに?
ライアンエアーが「グリーン&クリーン 2023年までにプラスチックフリー」を発表したのは今年5月でした。その冒頭で、プラスチック問題について簡単にまとめています。
「プラスチック汚染は、地上、水路、海、動物、そして人間に対して悪影響を及ぼすものであり、環境に対する最も顕著な脅威の一つです。」(ライアンエアー)
日本でも海のマイクロプラスチック汚染に関する報道がテレビ、新聞、ウェブメディア等でよく見られるようになりました。プラスチックは熱が加えられたり太陽の光が当たったりするともろく砕けやすなるそうで、海などに流れてしまったものは、どんどん小さくなってもなくなららずに、海に漂うことになるそうなんです。

そんな海の中では動物プランクトンがマイクロプラスチックを間違って食べてしまうそうで、それをよりおおきな魚が食べるといった食物連鎖の中で次々と移動していきます。そうしてマイクロプラスチックを体内にため込んだ魚を人間が食べてしまうことになります。
実際に、魚介類や水鳥の体内から、プラスチックやそこから溶け出したとみられる有害物質が見つかっているそうです。
プラスチックフリーへの約束

「ライアンエアーは、その環境に対するインパクトを最小限にする活動を推し進めることにコミットし、今後5年間で、ライアンエアーの運行で発生するリサイクル不能なプラスチックを排除します。」(ライアンエアー)
と表明しました。空飛ぶ飛行機会社が、海の環境から始まるプラスチック汚染に対策を講じることにしたんですね。
3月には、ポルトガルのHi Fly航空も全社をあげてのプラスチックフリーへの取り組みを発表しています。5月には、アラスカエアラインもプラスチックストローを使わないことからプラスチックフリーを推進し、そういった取り組みが業界のスタンダードになればと発表しました。プラスチックストローはリサイクル不可能なプラスチックだそうです。
そして7月に入ると、アメリカでは、シアトル市がプラスチックストローの他、スプーンやフォークなどを提供することを全面的に禁止する措置に踏み切りました。カリフォルニアのマリブ市ではプラスチックストローが以前から禁止されていましたが、スプーンやフォークまでが対象ですから、さらに踏み込んだ措置ということになります。
なくなっちゃったらどうなるの?
「私たちは、供給先と共に、現在のリサイクル不可能なプラスチックを、生物分解できるカップや、木製のカトラリー、紙による包装といった、環境にフレンドリーなものに置き換えていきます。」(ライアンエアー)

プラスチック製のナイフやフォークはなくなって紙製になり、プラスチック容器に入っていた機内食も紙製の入れ物に代わるということです。もちろんストローも紙でできたものになります。シアトルではマクドナルドやスターバックスが、植物由来で肥料にすることができる素材のストローの提供を始めたそうです。
いつもの生活でプラスチックフリー

さぁ、自分のできるところからプラスチックフリー生活を始めましょう。とはいっても、全く使用しないというのは現実的ではありませんよね。
① きちんと分別
自治体ごとに分別の仕方は異なりますが、ペットボトル、プラマークのついた容器包装はちゃんとリサイクルする仕組みがあるのできっちり分別しましょう。
② プラスチックフリーの企業を応援!
再生不能なプラスチックは、なるべく使わないようにしましょう。とは言え自分で判断するのは難しいので、プラスチックフリーを実践している企業の商品やサービスを使って応援することから始めてもいいと思います。
③ 環境に放置しない
落ちているプラスチック容器等があったら拾って捨てましょう。日本人の公共心、特に使った場所をきれいにするのは、世界も注目する美徳ですよね。身近なところでも実践したいものです。
[一般社団法人 プラスチック循環利用協会]
[ライアンエアー]
[東京大学海洋アライアンス]
[All phots by Shutterstock unless otherwise attributed.]

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Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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