「豪華客船クルーズ」と聞けば、地中海やカリブ海を思い浮かべます。比較的近いアジアや、日本国内の港を巡るものもあるので、身近になってきました。
でも、「豪華」なのですから「お高い」ということになってしまうのですが、その昔からバイキングが行き来したバルト海のクルーズなら手が届きます。手が届くどころか、結局お得なのではないかということで、ご紹介します。
今回のクルーズ
到着: 2018年07月09日(月) @ 09:50 (+1 日)
所要時間: 16時間50分*
客室/座席: 4 寝台付きの客室 (エコノミー)
ペット: お申込み無し
港: ヘルシンキ: Katajonakka ストックホルム: Stadsgården
ヘルシンキを夜6時に出て、ストックホルムに翌日の9時50分に到着する、Viking Lineの船です。価格は21,276円です。2人用の部屋が満室だったためこの4つのベッドがある部屋になりました。
部屋の料金:15,000円
朝食ブッフェ:1,500円
夕食ブッフェ:4,500円
お得ポイント① 交通費・宿泊費が半額以下!
北欧の一般的なホテルだと、1泊のダブルの宿泊費が安くても15,000円ほど。スカンジナビア航空を利用して移動するとやはり15,000円ほどかかります。この合計30,000円かかるところが、半額の15,000円で賄えてしまうんです。
更に、友人と2人なら45,000円かかるところが同じ15,000円なので、30,000円もお得になります。
今回の部屋は最も低いランク。11階ある船の2階で窓のない部屋でした。でももちろんシャワーもトイレも完備されていて快適。実際に部屋の中にいるのは眠るときだけで、食事に行ったり、ラウンジで海を眺めたり、船内のショップを物色したりと、意外に忙しいのでした。
お得ポイント② 食べ放題・飲み放題
北欧はレストランなどの食事が日本と比べると倍くらいの価格に感じます。税金が高いせいもあります。コーヒーとサンドウィッチでも1,500円くらいかかったり、ディナーで前菜とメインに、ワインを飲めば5,000円は覚悟するといった感覚です。
船には事前に予約するブッフェがあります。そのクオリティが高いんです。北欧と言えば、バイキングですからなるほどです。
前菜には北欧ならではニシンの料理を。それに小さなグラタンも。
二つ目の皿は、牛肉のタルタルに、チキンの蒸したもの、魚のフライにキヌアとケールのサラダなどもろもろ。
そして三皿目では、ドーンとローストビーフを。2枚頼んだのですが、1枚がかなり分厚くてボリュームたっぷり。これだけで元が取れたという気持ちになります。
更に、ソフトドリンクに、ビール、ワインも飲み放題!充実したディナーになりました。
朝のブッフェももちろん大満足。北欧ならではの数種類のパンケーキがおいしいんです。また、フィンランド名物の「カルヤランピーラッカ」も。ライ麦の生地に牛乳で炊いたご飯を敷いて、その上にはタマゴサラダが定番です。
お得ポイント③ エンターテイメントが楽しい
夜になれば、エンターテイメントのショーがいくつも開催されます。船長搭乗のウェルカムパーティー、キッズが喜ぶマジックショー、カラオケ大会に、ディスコ。パブやバーも充実しているので夜が更けるのを忘れてしまいます。
また、広いデューティーフリーのお店もあるので、買い物も楽しめます。
お得ポイント④ 時間の効率がいい
なにしろ時間です!寝ている間に移動できるのですから、乗り込む前のヘルシンキの一日も、明朝到着のストックホルムでもその日一日をしっかり楽しむことができるのが嬉しいんです。
実はこの航路のほとんどでは陸地が見えています。ストックホルム近づいてくると、小さなフェリーで通勤する人たちが見えました。
日本語での予約・サポートもOK!
今回はウェブで偶然見つけた「Direct Ferries」を使って予約しました。世界中のフェリーチケットが予約できる世界最大のサービスです。電話サポートは日本語でもOKです。クルーズの価格は、運航会社、日付、キャビンのクラスなどで異なるので、このサイトで複数の運航会社を一気に確認できるのが便利です。
[All photos by Atsushi Ishiguro]