空港での荷物検査。不審なものは入れてなくても、何か没収されたらどうしようと気を揉みますよね。空港では私たちが知らないものの、ビックリするものが押収されているのです。
アメリカ合衆国運輸保安庁(Transportation Security Administration, TSA)は、2001年9月11日アメリカ同時多発テロ後保安のため編成され、2003年3月9日に国土安全保障省に移管された組織。航空安全に限らず、高速道路や鉄道、バス、パイプライン、港などの公共交通システムの保安を行っています。そのTSAが、搭乗者から没収したものをインスタグラムにあげていますが、これが驚愕の内容。常識じゃ考えられないなもの(あるいは生物)が、様々な方法で持ち込まれようとしていました。
キャリーバッグ(機内手荷物)で持ち込もうとされた猫
(C) TSA(Transportation Security Administration)
キャリーバッグで機内に持ち込もうとされた猫。バッグを開けたら、猫が登場。エアラインによっては、猫や犬の持ち込みが可能(ガイドラインあり)なところもありますので、国内の遠方や海外へ引っ越す時には事前に調べて、正式な手続きの上ペットを連れて行きましょう。あなたのキャリーバッグに詰め込まないこと。
荷物と一緒に詰め込まれた6ヶ月の猫
(C) TSA(Transportation Security Administration)
ペンシルベニア州エリー国際空港で、荷物と一緒にキャリーケースに詰められた生後6ヶ月の子猫。よく無事でしたね・・・飼い主の動物虐待とみなされたのか、子猫はパンシルバニア州の動物シェルターに保護されました。
電子レンジに隠されていたマリファナ
(C) TSA(Transportation Security Administration)
アンカレッジのテッド・スティーブンス国際空港で発見された、電子レンジの中に隠されていたマリファナ。マリファナを運ぶのはもちろん違法です。
殺人鬼の斧?
(C) TSA(Transportation Security Administration)
シカゴのオヘア空港で手荷物から発見された、頭蓋骨の絵がついた斧。この斧を持って、どうしようというのでしょうか。こんな凶器を手荷物に入れている人が空港内にいるかもしれないと思うと怖いですね。
エルム街の悪夢が再び?
(C) TSA(Transportation Security Administration)
最も恐怖を感じた、ホラームービー「エルム街の悪夢」の再現のような鉄の爪。アトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港で発見されました。フレディはまだ存在しているのでしょうか??
拳銃やナイフの持ち込みは禁止
(C) TSA(Transportation Security Administration)
拳銃やナイフは手荷物で機内に持ち込むことは禁止されています。ところが2018年の6月25日から7月15日の3週間の間に、手荷物から没収された拳銃は269丁。そのうち235丁は実弾が込められていたというのですから、恐ろしいですね。どうしてこんなものが必要なのか不明なナイフ(および斧などの武器)も数多く没収されています。
TSA(アメリカ合衆国運輸保安庁)のメンバー
(C) TSA(Transportation Security Administration)
爆発物や違法薬物(コカインなど)を発見するため、活躍しているワンちゃん。TSA(アメリカ合衆国運輸保安庁)の強力なメンバーです。
大きすぎたクマのぬいぐるみ
(C) TSA(Transportation Security Administration)
ロスアンゼルス国際空港で、置いて行かれた大きすぎるクマのぬいぐるみ。うなだれている姿が可哀想で、「このクマがLAのストリートをさまよっていたら、自由に餌をあげても良い」と同庁は語っています(笑)。
この他にも、杖や十字架に仕込まれたナイフ、呪いの(?)お面、手荷物内のスニーカーに隠された手榴弾など、まるで映画か小説のようなことが実際に起きているのです。気になった人は、下記のインスタグラムを見てくださいね。あなた自身が、TSAで引っかかるものを持ち込まないよう、くれぐれもお願いします。
[Photos by shutterstock.com]
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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