大変貌中の渋谷で変わらないものがこれ!
渋谷と言えば、いま再開発の真っ最中。1980年代からあまり変化のなかった渋谷の街が、2012年の渋谷ヒカリエの開業から始まって、2027年まで大変貌を続けます。あの旧東横線のホームと線路跡地とその周辺を利用した「渋谷ストリーム」と「渋谷ブリッジ」は9月13日に開業したばかり。
渋谷ストリーム
目まぐるしい変化を続ける渋谷のど真ん中で、100年以上変わらずに開催されているオール・エイジというかオール・ピープル・イベントが、「渋谷金王八幡宮例大祭」です。
1日目には、14の町会のお神輿に、金王八幡宮の宮司が御霊を入れる儀式「御霊入れ」が行われて、2日目の夕方からは、“祭日”となる3日目の前夜ということで、宵宮が行われました。そして9月16日(日)の3日目にクライマックスを迎えます。
まずは金王八幡宮で縁日を楽しむ!
金王八幡宮は渋谷3丁目、渋谷警察の裏手にあります。
境内では、お祭りと言えば定番の水風船釣りや、金魚すくいなどのアトラクションにトライできます。子供のころを思い出しつつ、本気で挑戦したいものです。
また、踊りや武術などの奉納なども楽しむことができます。日頃の練習の成果を発揮する皆さんの姿、微笑ましくもちょっと感動的です。
境内の中にも、様々な屋台が並びますが、正面のすぐ外の駐車場には、フードとドリンクの10以上のテントが並び、のんびり休憩ということで、こちらも楽しめそう。
神輿好きなら外せない!3日目のスケジュール・見どころは、ズバリここだ!
以下、金王八幡宮例大祭のHPからの情報です。見慣れない単語もいくつかあるので調べてみました!
渋谷の14の町会に属するお神輿が神酒所(みきじょ)から街に出て練り歩きます。神酒所はお神酒をいただいたり休憩をする場所です。ここから、お神輿の練り歩きがスタートします。
〇【メインイベント!】14時~14時30分|式典・14町会神輿連合渡御
渋谷の各町会から参加した14基の神輿が109前に集結し、一斉に担ぎ上げられます。これを連合渡御というそうで、祭りのメインイベント!最高潮の盛り上がりをみせます。
〇14時30分~|渡御
渡御が済んだら、神輿はまた街を練り歩きながら、それぞれの神酒所へと帰っていきます。
〇19時|還御(かんぎょ)
神輿が神酒所に帰る時刻です。
2日目の宵宮レポート!
富士見町会のお神輿と一緒に、道玄坂近辺を歩きました。ビルの間に響き渡る威勢のいい声に、担ぎ手たちの汗!お神輿を大切に扱いながらも、ものすごい熱気。これと同様のお神輿が、渋谷のあちこちに14もあるかと思うと、金王八幡宮例大祭のスケールがものすごいことが想像できます。
富士見町会のお神輿の担ぎ手は、もちろん地元の人たち。それに、地元の企業からも参加しているんです。渋谷の再開発を担っている東急不動産の有志も毎年、プライベートな時間を利用して担いでいるそうです。
来年のお祭りまでに渋谷はこう変わる!
そして、来年の例大祭までには以下の2つの再開発プロジェクトが開業となります。
【南平台プロジェクト】
富士見町町会のおひざ元、南平台に建設中の大規模オフィスビルです。低層部には産業支援施設がもうけられるそうで、渋谷発のビジネス・企業の育成、渋谷のクリエイティブ・コンテンツ産業のさらなる充実が図られていくそうです。
【道玄坂一丁目駅前地区】
渋谷駅西口、東急プラザの跡地は、渋谷の「西の玄関口」となるそうです。1階には空港リムジンバスの発着場を含むバスターミナルを整備するこのビル、中層階には商業施設がオープン予定です。
今は再開発の真っ最中なので、あちこちに工事中の建物がある風景ですが、逆に言えばこんな風景はもう今だけ。今年のお祭りは今年だけです。三連休の中日に、渋谷に出かけるついでに、またはこのお祭りを目当てに出かけてみるのもいいかもしれないですね。
[金王八幡宮例大祭2018]
[渋谷再開発情報サイト]
[昨年の様子はこちら!金王八幡宮例大祭 神輿連合渡御]
[All photos by Atsushi Ishiguro]
渋谷のお出かけの際は、9月13日にオープンした新名所「渋谷ストリーム」もおすすめ。くわしくは、『本日オープン!渋谷の新名所「渋谷ストリーム」の気になるテナント現地ルポ』『新名所【渋谷ストリーム】のNo.1インスタ映えスポットはここ!レモネード専門店「レモネード バイ レモニカ」』をご覧ください!