トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【埼玉編】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Sep 22nd, 2018

旅の達人、プロのトラベルライター22人に「47都道府県のおすすめ観光地」アンケートを実施。各県それぞれ、行ってよかったスポットTOP5を選んでもらいました。TABIZINE5周年企画として、1県ずつランキングで発表していきます!今回は、埼玉編です!

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

日本の都道府県にはさまざまな観光地があります。限られた予算と時間の中で全国各地に繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいですよね。

そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、TOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムでポイント化し、集計してランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は埼玉編です。

 

第5位・・・SLパレオエクスプレス(14ポイント)

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

埼玉県の第5位には、SLパレオエクスプレスがランクインしました。SLパレオエクスプレスとは、熊谷と秩父にある三峰口駅の56.8kmの区間で秩父鉄道のSL列車に乗車できる臨時列車サービスになります。

公式ホームページによれば1972年に引退し県内の小学校の校庭に展示されていたSLを、1988年のさいたま博覧会に合わせて復活させ、臨時で秩父路を走らせたところから歴史がスタートするのだとか。運行初年度は年間71回、秩父路を走り、現在も同程度の日数でSLが走っています。

「初めてSLに乗ったので、とても思い出に残っています。特に鉄道好きではありませんが、蒸気をあげながら走るSLにはひかれてしまいました。石炭を燃やすにおいも好きです」(あやみ)

といったコメントもありました。確かにSLにはなかなか乗車するチャンスはないですよね。その乗車体験が埼玉県でできてしまうのですから、必見ですね。

 

第4位・・・川越氷川神社(17.8ポイント)

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

TABIZINEでも取り上げてきた川越の人気神社。「インスタ映え」という言葉が騒がれるようになってから、一気に知名度が高まった印象がある観光名所ですね。

「本堂だけでなく、表情の違うお地蔵様巡りも面白いです。川越に来たら、ぜひ立ち寄りたいお勧め神社です」(Yoko Nixon)

「見た目もかわいい縁結びの『鯛みくじ』を釣る体験が楽しかったです」(akaryx)

といったコメントも多く寄せられていました。コメントにもあるように、見た目にもキュートなお守りなどがたくさん置いてある同神社。川越観光では立ち寄っておきたいスポットですね。

 

第3位・・・三峯神社(18ポイント)

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

第3位は秩父三大神社の1つ、三峯神社になります。2000年ほど前から存在する由緒ある神社として知られており、日本武尊(やまとたけるのみこと)が創始したとも言われているのだとか。江戸時代には徳川の将軍家、紀州徳川家からも厚く信奉されたと言います。

「今人気の神社ですが、私が訪れたころは(15年くらい前)、厳かで静かな神社でした。参拝の途中、霧が出たりして、ご神気が半端ないです。霊感がなくても畏怖の念を抱く何かの存在を感じます」(あやみ)

と、埼玉県に在住経験のあるライターが、埼玉県NO.1のスポットとして絶賛する声もありました。コメントの通り、極彩色の彫刻で飾られた拝殿が特に有名で、関東一のパワースポットとして、多くの参拝者が集まる人気の観光地にもなっています。標高が1,100m近くあり、甲武信ケ岳、白石山などの名山に囲まれた自然の厳しいエリアにありますので、英気を養うには最適のスポットですね。

 

第2位・・・長瀞の川遊び(23.4ポイント)

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

第2位は、長瀞の川遊びがランクインしました。ライター陣に配ったアンケート表では、長瀞のラフティング、長瀞のライン下り、長瀞の岩畳など選択肢をいくつも分けていましたが、類似の観光地のため集計時には1つにまとめました。

長瀞は埼玉県西部にあり、荒川が全長約6kmにわたって美しい渓谷を作っています。その渓谷で岩畳の景観を楽しんだり、ラフティングを楽しんだりできるのですね。

「(ラフティングは)スリル満点!長瀞と言ったらコレです!」(わたなべたい)

「自然豊かでラフティングが楽しかったです。また、ラフティング近くが観光地化していて楽しめました」(akaryx)


などといったコメントと共に、長瀞を埼玉県No.1の観光地と推す声もたくさんありました。長瀞は天然の氷販売も有名ですから、キャンプに持ち込んだり、天然の氷で作ったかき氷を食べたりと、夏の遊びには最高のスポットですね。

 

第1位に行く前に・・・番外編

番外編とは、総合獲得ポイントこそ高くなかったものの、誰か1人でもライターがNo.1と推した観光地があれば、その場所を紹介するコーナーになります。訪れる人が少ないものの、訪れれば何らかの価値を感じられる場所かもしれません。

埼玉の番外編は2つ、狭山の茶畑と武蔵丘陵森林公園になります。

狭山の茶畑

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

埼玉県の狭山と入間は緑茶の産地として有名で、同地には広大な茶畑が広がっています。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」という茶摘み歌があるように、とにかく味わいに優れたお茶が作られる場所。

「日本茶の中で一番好きな狭山茶。お茶に合う、「ふじ乃」のカフェオレ大福は絶品です」(青山沙羅)


という声もありました。

武蔵丘陵森林公園

【GW2017】ネモフィラ、アイスランドポピー、ルピナスが見頃!武蔵丘陵森林公園現地ルポ

他には埼玉県の滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園を推す声もありました。

「アイスランドポピーやネモフィラ、ルピナスなどの花畑が見事。広大な園内をサイクリングすると大抵のストレスは吹っ飛びます!」(山口彩)

といったコメントと共に、森林公園を埼玉県No.1の観光スポットとして推す声もありました。森林公園の近くには埼玉県の小京都である小川町や嵐山町もあります。荒川も流れており、上述した秩父鉄道のSL終着駅である熊谷も間近です。周辺の観光地に寄ったついでに、森林公園にも足を運んでみてくださいね。

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

 

第1位・・・川越の蔵造りの町散策と菓子屋横丁(51.2ポイント)

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

TABIZINEでも取り上げてきた川越の蔵造りの町散策と菓子屋横丁が、埼玉県の観光地としてNo.1にランクインしました。

「古都の町並みが外国人にも喜ばれるから」(sweetsholic)

「都心からのアクセスも良く、気軽に行けるところです。町のレトロな懐かしい雰囲気が何度も訪れたくなるような気持ちにさせてくれます」(Yoko Nixon)

「小江戸川越の親しみやすい情緒。おいしいところもいろいろあります」(青山沙羅)

などと、川越の蔵造りの町策を埼玉県の観光No.1に推す声はたくさんありました。同じく隣接した菓子屋横丁の雰囲気を好む声も多いです。川越はまさに埼玉県を代表する観光地。サツマイモを使ったスイーツも多く、食べ歩きグルメもいっぱいありますから、関東在住の人は週末などにふらっと足を延ばしてみるといいかもしれませんね。

 

以上、プロの旅ライターが選ぶ埼玉県の観光地ランキングTOP5を紹介しましたが、いかがでしたか? 埼玉県と言えば他には人造湖の狭山湖、県庁所在地であるさいたま市のにぎわい、大宮の氷川神社と鉄道博物館など、まだまだ見どころがたくさんあります。TABIZINEでは入間のジョンソンタウンも紹介しましたね。繰り返し訪れて、その魅力を満喫してみてください。

2位は長瀞で1位は?プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【埼玉編】

狭山湖

川越についてくわしくは、『明治時代の酒蔵をリノベーション!川越の小江戸蔵里でグルメ&お土産探し』『地元民おすすめ!川越に行ったらはずせない食べ歩きグルメ3選』なども必見です!

[Photos by shutterstock.com]

【調査概要】
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター
PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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