下町風情あふれる人形町は、のんびりと散歩するのに最適なスポット。歴史ある神社や老舗店、粋な雑貨店など見所が満載です。そこで人形町をゆるりと半日散歩してきました。

強運厄除けと金運アップのご利益があるとされる「小網神社」

東京メトロ・都営地下鉄「人形町」駅を下車して、約5分歩くと「小網神社」があります。こちらの神社は都内有数の強運厄除け神社として有名です。

マンションとビルの間にある神社ですが、平日でも多くの人が訪れていました。さっそく境内に入り、参拝。

境内にある「東京銭洗い弁天」でお金を清めました。清めたお金をお財布に納めておくと「種銭」となり、新たなお金を呼び込んできてくれるそうです。

お守りも授かることに。この神社で人気なのは「まゆ玉おみくじ」。本物のまゆ玉の中におみくじが入っていて、まゆ玉はお守りにもなります。コロリとしていて可愛らしい。しかし、筆者は画像のミミズクのお守りを授かりました。このお守りは、強運厄除、営業繁栄のご利益が自らの「み」（身）と家族の「み」（身）に「つく」とのこと。

いつも行列ができている、人気のたい焼き店「柳屋」

人形町を訪れたら、テイクアウトしたいのが柳家のたい焼き。大正5年創業の老舗たい焼き店です。この日は8人ほど並んでいましたが、5分程度でたい焼きを購入できました。日によっては店外まで行列ができていることもあります。

こちらがたい焼き（150円）。焦げ目が絶妙で美味しそう。一口頬張ってみると、モチモチの皮の中に餡がぎっしりと詰まっていて、程よい甘さがたまりません。すぐにひとつしか買わなかったことを後悔しました。余裕でふたつは食べれそうです。

人形町を歩いていて小腹が空いたら、ぜひ食べたいたい焼きです。

安産の神様が祀られている、近代的な造りの「水天宮」

水天宮を訪れて驚いたのは、神社がリニューアルされていて、近代的な造りになっていたこと。なんと、神社全体が免震構造になっているそう。1Fはコンクリートに囲まれていて、入口が少しわかりづらかったです。階段をのぼり、2Fに行くと本殿があります。

安産の神様を祀る神社だけあり、境内は赤ちゃん連れのご夫婦やご家族でいっぱい。その影響もあってか、ほんわかとした空気が漂っているのを感じました。この神社は日本橋七福神のひとつでもあります。また、この日はテントがはられていて、何かを準備している最中のようでした。おそらく「秋葉神社祭」の準備でしょう。

神社の階段。一見、近代的なオフィスビルの階段に見えますよね。

本格的なネパール料理が味わえる「ヒマラヤン・ビレッジ」

お腹が空いてきたので、本格的なネパール料理が味わえる「ヒマラヤン・ビレッジ」へ向かいました。こちらにはネパールの代表的な家庭料理「ダルバート」があります。迷うことなく「ダルバートセット」（980円）を注文。

こちらがダルバートセット。豆のカレー、チキンカレー（ベジタブルカレーも選べます）、アチャール、ロティ、ライス、サラダ、ドリンクがセットになっています。ちなみにカレーの辛さは5段階から選べるので、辛いのが苦手な人でも食べれそうです。

豆のカレーはまろやかで食べやすく、チキンカレーはやや甘みがあり、どちらもペロリと食べてしまえる美味しさ。量はやや多めでお腹いっぱいになりました。

和モダンなセレクトショップ「MUCCO」

ヒマラヤン・ビレッジを出て、裏路地を散策しようと甘酒横丁の方に向かっていくと、気になるお店を発見！ 和モダンな外観のお店で何やらオシャレな小物を売っている様子。好奇心が赴くままお店に入ると、人形町の老舗店がデザインされた可愛いオリジナルハンカチがありました。その並びに幸運アイテムが刺繍されたハンカチ、和タオルも！

その他にも和と洋が融合したデザインのステーショナリー、練り香水、バッグなど幅広いラインナップが揃っています。ちょっとしたお土産やプレゼントを購入するのに最適なお店だと思いました。

筆者が購入した富士山ハンカチと和タオル。どちらも日本製で吸水力がありそうです。

甘酒横丁

昨今は、どこに行っても人で溢れている東京。しかし、人形町は他の街と比べると、そこまで混み合っておらず、のんびりと街歩きできました。日本橋七福神めぐりをしたり、気になる神社を訪れて、運気アップを目指すのもいいかもしれませんね。

[All photos by あやみ]

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。