文化ギャップ漫画【15】日本人の「気持ち」は英語に訳しにくい?

Posted by: 畑中莉羅

掲載日: Oct 15th, 2018

日本と海外の文化ギャップネタは、TABIZINEでも人気のテーマ。このシリーズでは、日本人と外国人の文化ギャップを漫画で紹介していきます。第15回目は、日本語の不思議について。英語にするのが難しい日本語とは?

文化ギャップ漫画【1】恋愛のスタートだけは白黒はっきりつける日本人
文化ギャップ漫画【15】日本人の「気持ち」は英語に訳しにくい?

もどかしい!

「うーん、私が言いたいのはそうじゃなくて・・・」「足の裏がかゆいのに、靴を履いていたらかけないよ!」この「もどかしい」という感情、中国の故事には隔靴掻痒(かっかそうよう)という言葉がありますが、英語にするのは厄介です。

和英辞書をひくと、前述と同じbe frustrated(イライラする)が出てきますが、これこそかなりもどかしい訳。だって、「もどかしさ」に込められているのはイライラだけではないと思いませんか。苛立ち以上に「どうにかしたい!」という切望やじれったさ、時には悲しみなんかもあるはずです。

「『もどかしい』って、なかなか英語に訳せず、もー、もどかしい! この気持ちが『もどかしい』なの。わかる?」と説明すれば、少しはニュアンスが伝わるでしょうか。

<TABIZINE過去記事>
『海外から理解されにくい日本人の「気持ち」5選〜「ほっこり」って何!?〜』より

PROFILE

畑中莉羅

Leila Hatanaka

HIPHOPダンスのインストラクターを経て、もともと興味のあった英語を習得するためワーキングホリデーでカナダへ移住。すっかりバンクーバーに魅せられ、永住権取得を決意。2015年にカナダ永住権を習得し2017年に帰国。
2018年漫画雑誌で受賞、漫画家デビューを目指しながら現在は日本を拠点に絵・漫画・英語に携わる仕事やイベントに積極的に参加している。

HIPHOPダンスのインストラクターを経て、もともと興味のあった英語を習得するためワーキングホリデーでカナダへ移住。すっかりバンクーバーに魅せられ、永住権取得を決意。2015年にカナダ永住権を習得し2017年に帰国。
2018年漫画雑誌で受賞、漫画家デビューを目指しながら現在は日本を拠点に絵・漫画・英語に携わる仕事やイベントに積極的に参加している。

SHARE

  • Facebook