淡路島には実は、古来より聖地として伝わる場所が多く残っています。知る人ぞ知る、パワースポット。筆者が淡路島旅行で訪れた、おのころ島神社をご紹介します。
国生みの舞台地、おのころ島神社
イザナギとイザナミが国生みをした伝えられる丘に、おのころ島神社があります。「古事記」「日本書紀」の冒頭に国生み神話が登場し、おのころ島はイザナギとイザナミが最初に降り立った場所という言い伝えがある神社なのです。
巨大な鳥居が有名
おのころ島神社に着くと、まず目を引くのが、巨大な鳥居です。なんとその高さ21.7m。かなりの高さに圧倒されます。
叶うと有名な縁結びの鶺鴒石(せきれいいし)
鳥居を潜り、階段を登ると、すぐそばに鶺鴒石(せきれいいし)があります。サイトによると、この石は「伊弉諾命・伊弉册命の二神様は、正殿前にあるこの石の上につがいの鶺鴒が止まり夫婦の契りを交わしている姿を見て、夫婦の道を開かれ御子様をお生みになられました」とのこと。
鶺鴒石は縁結びを願うことができるのです。そして、独特の拝み方もあります。
一人で来た場合、今の絆を深めたい場合は、赤→白の順に縄を握り、お祈りします。
二人で来た場合、今の絆を深めたい場合は、男性が赤、女性が白を握り、二人で手を繋ぎ、お祈りをします。
筆者が訪れた時は、多くの人がこの鶺鴒石で縁結びを願っていました。もちろん、筆者も願掛けをしてきましたよ。願いが叶いますように。
おのころ島神社には、縁結びのお守りもあり、こちらも肌身離さず持ち歩くと、ご利益があるのだとか。
おのころ島神社の正殿
こちらが、おのころ島神社の正殿です。丘の高い位置にある正殿は木々に覆われていて、自然の中にある神社です。そのせいか、静寂の中にも不思議な空気感のある、特有な神社でした。
おのころ島神社には、日本で初めて夫婦になったイザナギとイザナミ、そして二人の喧嘩の仲裁を取り持った神様も祀られているので、縁結びの強力なパワースポットと言われる理由がわかります。縁結びを願いたい方はぜひ!
[All photos by Nanako Kitagawa]
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