日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。
そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は愛媛編です。
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第5位・・・下灘駅(6ポイント)
最初は青春18きっぷのポスターなどでおなじみの、下灘駅がランクインしました。伊予灘に面したJR予讃線の途中にある無人駅ですね。ホームの目の前が「海」と言いたいところですが、今では国道378号線が走っているため、道路を挟んだ向こう側に伊予灘が広がっている形になります。
ただ、駅自体が傾斜地に作られているため、道路も海もホームから見下ろす形になります。そのロケーションを上手に使って撮影すると、まさに駅が海岸線に接しているような写真や動画が撮影可能なのですね。筆者も大学生のころ、その写真を撮りに、まさに青春18きっぷを使って友達と東京から四国を目指した思い出があります。
などといったコメントもありましたよ。
第4位・・・佐田岬半島ドライブ(9.6ポイント)
愛媛県の西部、四国の西側から九州に向かって、カタツムリの触覚のような半島が、伊予灘と宇和海を隔てて伸びています。その名も佐田岬半島。国道197号線が整備されており、日本一細長い佐田岬半島ドライブを推す声が目立ちました。
景観の美しさから、佐田岬メロディーラインとも呼ばれています。余談ですが佐田岬の読みは「さだみさき」で、鹿児島の佐多岬「さたみさき」と似ているので要注意ですね。
第3位・・・しまなみ海道(11.6ポイント)
愛媛県の高縄半島の先端近く、今治から大島、大三島など幾つもの島をつないで、広島までしまなみ海道が続いています。広島編でもランクインしていましたが、愛媛側でもランクインしてきました。
などと、同地を推す声はやはり多いです。Yoko Nixonさんがコメントしているように、自転車でのツーリングは爽快の一言。
ちなみに突然で恐縮ですが、クイズです。しまなみ海道は愛媛県の今治から、広島県のどこに通じているでしょう。今年の全国通訳案内士試験の1次試験で出た問題です。答えは・・・。尾道ですね。
第2位・・・道後温泉と道後ハイカラ通り(16.6ポイント)
愛媛と言えば、道後温泉を連想する人も多いと思います。その道後温泉と道後ハイカラ通りがランクインしました。ライター陣に配布した調査表では別々の選択肢になっていたのですが、両者を同一の観光地としてセットで評価する声が多かったため、集計時には1つにまとめました。
「夏目漱石の坊ちゃんでも有名な道後温泉本館は、温泉に入らずとも建物を見学するだけでも行く価値はあると思います。レトロな見た目でとても立派です」(Yoko Nixon)
「活気のある温泉街の散策は、歩くだけでも元気をもらえます。温泉街のシンボル的な存在、道後温泉の建物は見ておくべき」(米田ロコ)
など、同地を推す声はたくさんあります。路面電車好きの筆者としては、松山から路面電車で往復できる点も大好きです。愛媛の代表的な観光地ですから、愛媛に足を運んだ際にはマストの観光スポットと言えそうですね。
第1位・・・松山城と城下町(19ポイント)
第1位は県庁所在地である松山の松山城とその城下町がランクインしました。松山城と城下町もライター陣に配布した調査表の段階では、別々の選択肢として分かれていたのですが、双方を同一の観光地として一緒に評価する声が多かったため、集計時にまとめました。
などのコメント共に、松山城と城下町を愛媛県No.1の観光地として推す声もあります。城下町から見上げる松山城も美しいですし、逆に標高132mの勝山にある松山城から見下ろす松山の町並みもまた美しいです。正岡子規ゆかりの町らしく、松山城には第1号の俳句ポストもありますので、思い切って投函してみても面白いかもしれませんね。
以上、旅ライターが選ぶ愛媛の観光地ランキングを紹介しましたが、いかがでしたか? 他には石鎚神社や石鎚山、宇和島城や足摺宇和海国立公園などの推す声もありました。東西に長い愛媛県。繰り返し訪れて、隅々まで魅力を満喫したいですね。
[All Photos by shutterstock.com]
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター