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秋のパティスリーを彩る、繊細なマロンデザート。栗と砂糖をベースにした「クレーム・ド・マロン(マロンクリーム)」を使えば、自宅でも気軽に楽しむことができます。
ご家庭で作れる、フランスの簡単マロンデザートをご紹介します。
マロンクリームはどこで買える?
当地では、スーパーのジャム売り場に1年中並んでいる「クレーム・ド・マロン」。やわらかく煮た栗をペースト状にした、濃厚で甘みの強いマロンクリームです。和菓子の栗餡に近いイメージでしょうか。
バニラがほんのり香るものなど、メーカーにより味が少々異なります。日本国内では、成城石井やカルディなど輸入食品を扱う食品店や、「TOMIZ(富澤商店)」などの製菓材料専門店で入手できます。
お次はクレーム・ド・マロンを入手したらすぐに作れる、フレンチスタイルのマロンデザートをご紹介!
材料を盛り付けるだけの「クープ・モンブラン」
深めのグラス(クープ)にサクサクのメレンゲ、マロンクリーム、ホイップクリームをたっぷり盛り付けたボリューム満点の「クープ・モンブラン(Coupe Mont-Blanc)」。フランスのビストロ(カジュアルなレストラン)でお馴染みのデザートです。
バニラアイスやチョコシロップを添えて供されることも。このスタイルなら、おうちでも気軽に「モンブラン」が楽しめますね!
ご自宅で作るときには:メレンゲが手に入らないときは、コーンフレークで代用してみましょう。
おうちデザートの定番「ヨーグルト&クレーム・ド・マロン」
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ヨーグルトにマロンクリームを添えただけのシンプルな「ヨーグルト&クレーム・ド・マロン(Yaourt à la crème de marrons)」。現地のスーパーでは瓶やカップデザートで売られているぐらい、フランス人の食生活に根付いている定番デザートです。
柔らかな酸味のクリーミーなヨーグルトと、リッチな甘さのクレーム・ド・マロンは好相性! エスプレッソが欲しくなる、爽やかなおいしさです。
ご自宅で作るときには:ギリシャヨーグルトに、または水切りヨーグルトにお好みの量の砂糖を加え、クレーム・ド・マロンを添えてみてください。
クレーム・ド・マロン × ショコラ
リッチで滑らかな「フォンダン・オ・ショコラ」にクレーム・ド・マロンを加えて焼き上げたり、フランスのクリスマスに欠かせない「ブッシュ・ド・ノエル」には、クレーム・ド・マロンに溶かしたチョコを混ぜ込んだバタークリームで仕上げたりと、チョコとマロンも人気の組み合わせです。両者が出合うことで、独特の口当たりに。
このほか、フランスの家庭では、クレープにクレーム・ド・マロンを塗って食べたりも。クレープ専門店のクレープリーでも必ず見かけるフレーバーです。
トーストやパンケーキに、ラム酒を少々加えてよく混ぜたクレーム・ド・マロンを塗ってもおいしいですよ! 秋だけでなく1年中楽しめる、栗好きにはたまらないクレーム・ド・マロン。ぜひ活用してみてくださいね。
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