日本ではごはんのおともは永遠に尽きることのない食のテーマの一つです。パンが主食のフランスには、パンが美味しく食べられる、様々なパンのおともがあります。フランス在住の筆者が見つけた、パンのおともを紹介します。
タラマ
フランスのスーパーではこのように販売されています
(C)Nanako Kitagawa
タラマとは、鱈の卵のペースト状のディップソース。感覚的には、たらこに近いかもしれません。フランスでは、どこのスーパーでも買えるほど、ポピュラー。ピンク色をしているタラマは、日本人からすると見た目は少し奇抜ですが、塩気と酸味があって、食べやすい味。バゲットにつけて食べると、止まらなくなる美味しさです。
タプナード
タプナードとは、オリーブとアンチョビをペースト状にしたディップソース。オリーブの塩気の中に、アンチョビが程よいアクセントになっていて、こちらもまた、バゲットにつけて食べると、美味。ちなみに筆者が今まで食べて一番美味しかったのは、イタリアの国境の街マントンの市場で、生産者が手作りをして販売していたタプナード。ドライトマトが入ったタプナードは絶品でした。
ブルーチーズとイチジク
フランスでは基本的にどんなチーズでも、パンのおともになりますが、筆者がこのチーズがパンに一番あったと思うのが、ブルーチーズにイチジクをのせたもの。ブルーチーズだけだと、かなり癖がある味ですが、イチジクをのせると、からさと甘さが絶妙に混じり合い、やみつきになる味。赤ワインにも合うので、おつまみとしてもオススメです。
オイルサーディン
フランスでは、オイルサーディンは、海鮮系の缶詰の中でもかなり人気。レモンやトマト味など、様々な味付けがされたオイルサーディンが販売されています。フランスではオイルサーディンがどのように食べられるのかフランス人に聞いてみたところ、パンに挟んで食べるとの答えが。最初は、オイルサーディンとパンの組み合わせを奇妙に思ったのですが、勧められるがままに食べてみると、意外とイケる味でした。
フムス
フランスのスーパーではこのように販売されています
(C)Nanako Kitagawa
フムスとは、ひよこ豆のペースト。フランスでは、どのスーパーでも購入することができるほど、一般的に食べられます。ヘルシーなフムスはパンにもものすごく合います。ひよこ豆さえあれば、家庭にあるもので作れるので、自分でうちで作ってみるのもオススメです。
これらのパンのおともは、ワインのおつまみとしても相性よし。フランス旅行では、美味しいバゲットに、パンのおともで、ワインを楽しんでみてくださいね。
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