台湾の冬って寒いの?台湾北部に数年住んで感じた冬の台北の天気や気温

Posted by: Yui Imai

掲載日: Dec 23rd, 2018

冬に台湾に旅行することになったけど、台湾の冬の天気ってどうなんだろう?コートやマフラーは必要なのかな?と悩まれる方は多いと思います。台湾の冬は寒いのか暑いのか、台湾北部に数年住んで感じた冬の台北の天気や気温について取り上げます。

冬に台湾に旅行することになったけど、台湾の冬の天気ってどうなんだろう?コートやマフラーは必要なのかな?と悩まれる方は多いと思います。筆者は台湾北部の都市に数年住んでいますが、率直な感想は「台北の冬は思ったより寒かった」です。ダウンコートを着る日もあります。

でもある人はきっと「冬の台北に旅行したことがあるけど、コートなんて全然いらないくらい暖かかったよ?」とおっしゃると思うのです。「台湾に冬なんてないでしょ?」と言う方もいます。この記事では、台湾の冬は寒いのか暑いのか、台湾北部に数年住んでみて感じた冬の台北の天気や気温について考察します。

台北の月ごとの平均気温はあまり参考にならない?

ガイドブックや旅行情報サイトには、台北の月ごとの平均気温が載っていることがよくあります。でも個人的には、平均値はあまり参考にならないなぁと思っています。気温差が結構あるからです。今週はジャケットもいらないくらいの暖かさだったのに、次の週は寒波が到来して気温が10度前後、といったことがよく起こります。

そのため、同じ月でもどのタイミングで台湾に来たかによって、感じる暑さ寒さが全然異なると思います。台北に住んでいる身としては、20度を超える暑さに慣れてしまった身体で急に寒波が来ると、当然震えるような寒さに感じます。筆者が冬の台北は寒いと感じる理由の一つです。

湿度が高い!肌は潤うけど空気は冷える

台湾は日本に比べて湿度が高いです。冬でも80パーセント以上あったりします。肌は潤うのでうれしいのですが、乾燥している日本よりも空気がぐっと冷え込み、体感温度が低いです。これは筆者個人の感覚ですが、実際の気温のマイナス5度くらいに感じます。台北の冬はしとしと雨が続くことも多く、そういった日々は特に寒さを感じます。

建物の中があまり暖かくない

日本の冬は寒さが厳しいとはいえ、交通機関や建物内では暖房が効いていることが普通です。ですが台湾では暖房のない施設や家が多く、冬なのに送風設定で冷たい風が流れているということがよくあります。そのため外を歩き回っている時はあまり寒さを感じないのに、室内に入ってあまり動かずにいるとじわじわと寒さを感じるということがよく起こります。

コートやマフラーはいるのか?

12月前半であれば比較的暖かいですが、12月後半から2月上旬くらいまではコートやマフラーが必要な寒さになることが多いです。実際にこの原稿を執筆している12月後半の台北の方々の服装を見てみると、気温は18度くらいあるのですが薄手のダウンコートを着ている方もちらほら見かけます。でも、冬でもコートやマフラーがいらないくらい暖かい日もきっと何日間かはあります。

台湾の方はよく、旧正月の時期が1番冷え込むと言います。2019年の旧正月は2月5日なので、その前後は寒くなるんだろうな、と皆が覚悟しています。でも、台北の冬はほんとうに気温差が激しいので、寒さを覚悟していたのに暖かかったということもよくあります。

ずっと台湾北部に住んでいて、台北のこの気温差に振り回されていると寒波が来た時の寒さはつらいものがあるのですが、寒い日本から来られた観光客の方にとっては台湾の冬は暖かいと感じるかと思います。でも雨の日や寒波が来ている時はそれなりに寒いので、天気予報をチェックしつつ、寒さ対策をしっかりしたうえで台湾旅行を楽しんでくださいね。

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[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

Yui Imai

Yui Imai ライター

語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。

語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。

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