
南半球はオーストラリアから、サマークリスマスをお届けするこのシリーズ。第3弾は、”住宅街のイルミネーション” に潜入します。「本当に民家!?」と度肝を抜くそのスケールは、プロ真っ青な仕上がり。これを見なきゃブリスベンの夏は始まらない!「クリスマス・ライツ大会」のご紹介です。
ブリスベン夏の一大イベント!”民家イルミ”

「ブリスベン」、オーストラリア第三の都市でありながら美しい自然が溢れる楽園。この街でイルミネーションが楽しめるのは、公共の建物だけではありません。一般の家がプロ顔負けの装飾を施しているんです。というのも、地元のラジオ局「4KQ」協賛による「クリスマス・ライツ大会」が行われているから。”民家イルミ” をひと目見ようと、バスツアーが組まれるほど大盛況!今年は参加者の自宅をMapで確認できる専用アプリまでもが登場、街を挙げての一大イベントとなっています。
2018年、総合優勝「Santa’s Magical Wonderland」


毎年数百軒もが参加する「クリスマス・ライツ大会」。2018年、見事総合優勝に輝いたのがこちらのお宅。イルミ好きの筆者はこれまで数々の住宅をまわってきましたが、こちらは桁違い。あまりにも人が集まるもんで、フードカーが出没する事態に。


個人宅とは思えぬこのスケール感、これが王者の実力というものなんでしょうか!?


そんな中、一段と人だかりの多い場所を発見。行列の先に見えたのは・・・サンタと記念写真が撮れるスペース!「Ho Ho Ho~~」と陽気に笑うのはこの家のオーナー、なりきり度200%です。それにしても18時〜22時まで毎晩写真に撮られ続けるって、結構な肉体疲労がかかるはず。サービス精神の旺盛さに脱帽です。
グループ優勝「Hawk Place Heralders」

続いてご紹介するのは「Best Neighborhood」賞に輝いたチーム。

こちらはご近所さん同士協力し合っているので、イルミネーションのカラーにも統一感がある印象。長く続くストリートが華やかに彩られており、見応え満点です。突如テーマパークに迷い込んだような錯覚に陥ります。

音楽に合わせてプロジェクションマッピングを映し出す家や、

”サンタが船に乗ってくる” という、オーストラリアらしさを表現するお宅があったり・・・それぞれ違った良さがありますね。
白熱のイルミ合戦!”民家イルミ”は、ブリスベンの伝統文化

はじめてブリスベンの民家イルミを観たのは、今から10年以上前のこと。当時は特定の1、2エリアのみで行われていました。それから年々進化しつづけてきた「クリスマス・ライツ大会」。その勢いは留まることを知らず、今やブリスベンだけでなく他の街にも広がりつつあります。プロが手がけるイルミネーションももちろん素晴らしいですが、自ら天塩にかけて飾る ”Myイルミ”は、一段と愛しく思えることでしょう。いつか自分も参加したいなと憧れつつも、「一体電気代はいくらかかるんだろう?」とロマンのかけらもない事を思う筆者なのでした。
[All Photos by Ai Kaneko]

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Ai Kaneko 暮らし旅ライター
元子役 → 2006年渡豪。役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる → 2014年、ワケあって一旦日本へ帰国。TV番組制作や旅メディア運営を経験 → 2017年「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動開始。取材に明け暮れ、独身街道まっしぐらと思いきや → 再び訪れたオーストラリアで運命の出会い → 3ヶ月で電撃結婚 → 2022年現在、在豪12年。
紹介記事(100人100色):
https://kenokoto.jp/50354
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