【TABIZINEインタビュー】本仮屋ユイカさんはショートフィルムで世界旅行!

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Dec 26th, 2018

人は誰しも、それぞれの旅の途中・・・。今回は女優・本仮屋(もとかりや)ユイカさんにインタビュー。

品川インターシティで開催されるイベント「Shinagawa Xmas Cinema Week|品川クリスマスシネマウィーク」のオープニングセッション出演後の本仮屋さんを直撃しました。彼女にとって品川とインターシティとは?そしてショートフィルムの楽しみ方についても、たっぷり語っていただきました。

品川クリスマスシネマウィーク開催期間中、毎晩19時と20時から、選び抜かれたショートフィルム作品がインターシティの目の前に広がる「セントラルガーデン」に設置されたスクリーンで無料上映されます。

実は縁のある品川とショートフィルム。

ー品川で開催の今回のイベントですが、品川は本仮屋さんにとってどのような街ですか。

本仮屋: 実は中学生まで目黒に住んでいて、仕事の打ち上げでも来ることがある場所です。撮影のロケでも何度か来たことがあって、インターシティの周りはきれいだし、気持ちも盛り上がる場所です。

ーインターシティについてはどんな思いがありますか。

本仮屋: 自分の地元がこんなに発展して、とっても美しい空間になっているというのは嬉しいです。それに、インターシティが20周年、そして自分もデビューして21年なので、なんだか同期のような気持ちです。

ー今回のショートフィルムの上映イベントはいかがですか。

本仮屋: 「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2018」では審査員を務めさせていただきましたし、今年は自分自身も『遠い時間、月の明かり』という作品に出演しました。縁のあるショートフィルムもあわせて、このイベントに関わることができて感慨深いです。

ーフードトラックの食事なども楽しまれましたか。

本仮屋: はい。ノドグロの干物をいただいて、本当においしかったです。トークセッション中はライトで見えなかったのですが、終わってみるとすでに品川で仕事をされる方で盛り上がっていて、いいなと思いました。サラリーマンの方に一緒に飲もうと誘っていただいきました。さすがにこのインタビューもありますし、参加とははなりませんでしたけど(笑)。

自分にとって沖縄は「帰る」場所です。

東京出身の本仮屋さんですが、まとまった仕事が終わればまるで「帰る」ように沖縄に出かけるそうです

ー沖縄に「帰る」というのはどういったことでしょうか。

本仮屋: 実は私の叔母が沖縄に住んでいるので、仕事が終わると訪ねることが多いんです。叔母は沖縄出身というわけではなく、気に入って住み始めたという「移住組」です。

ー頻繁に出かけているということは、好きな場所と言うことですね。

本仮屋: はい。沖縄は暖かくて美しくて優しいので、いつ行っても元気になれます。特に好きなのは南城市にある玉城城跡で、あまり好きすぎて今年は南城市のハーフマラソンにも参加しました。世界文化遺産の斎場御嶽(せーふぁうたき)など穏やかな場所が多いんです。

ー『遠い時間、月の明かり』の撮影も沖縄だったんですよね。

はい。もともと沖縄にゆかりがあったわけではないのですが、好きと言うこともあってか、ご縁が続いていると思います。

最近の大人旅、そして旅の必需品やお土産は。

現在31歳の本仮屋さん、少し前とはちょっと違う旅を楽しむようになったそうなんです

ープライベートの旅はどんなスタイルですか。

本仮屋: 少し前までは、旅と言うといろいろと詰め込んで、あれとあれをやろうと決めて、空白の時間が怖いような気持ちだったんです。最近はその場所にいられること自体を楽しめるようになりました。やりたいことを一つだけ決めて、あとはゆるゆると過ごすといった、大人の旅ができるようになりました。

ー旅の必需品はありますか。

本仮屋: いつも運動しているので、スニーカーや水着、ヨガマットやストレッチボールは持っていければ持っていきます。でも、先日急に思い立って出かけた大阪へはリュック一つで出かけたので諦めましたが、パジャマは持参しました。浴衣で寝られるという友達とかすごいなと思います。自分も柔軟になれたらよいのですが、やはり自分のパジャマは旅の一番の必需品です。

ー旅のお土産はどんなものを選びますか。

本仮屋: 「紙」ものが好きです。レターセットやポストカードは、あげる人が決まってなくても買って帰ります。それで、何かのタイミングで相手にちょうどいいものをあげるんです。そういえば大阪ではトートバッグも買いましたが、これはお土産を入れるために買いました(笑)。

ーそれはいいアイデアですよね。軽いしかさばらないし。気軽に買って帰って、あとからぴったりな友達や知人にあげるのも楽しそうです。

ショートフィルムを見て世界を旅する

「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2018」の審査員として世界各国からの作品を見た本仮屋さん。まるで旅をしているようだったと言います

ーショートフィルムと旅行って、どんな関係でしょうか。

本仮屋: 審査員としていろいろな国の作品を見てみると、色彩感覚や温度、食べ物などがそれぞれ独特で、生きている世界の前提が違うんだって驚かされました。そして、いろいろな人たちにそれぞれの人生があるということを、一つ一つの作品から学ぶことができました。自分の世界が広がったと思います。

ー今回のイベントで上映される作品でおすすめはありますか。

本仮屋: どれも素晴らしい作品ですが、中でも「シェイクスピア・イン・トーキョー」はおすすめです。ハチ公や浜離宮などといった知っている東京の景色が、オーストラリアの監督によって描かれていて、知ってるはずなのにとっても新鮮なんです。

ーどんなストーリーでしたか。

本仮屋: 主人公のベンはダウン症の男の子ですが、東京で出会った人たちそれぞれに、核心をつくシェークスピアの作品をあてはめるんです。ユーモアたっぷりで。人生ってもっと気軽で楽しんでもいいものなんだよって、ベンに教えてもらいました。

それに、東京の街が美しいなぁって思うし、東京に来た旅人のベンがそれを楽しんでいるのもいいんです。私も東京に住む一人として、海外からの旅人に東京を楽しんでもらえるようにしていきたいなと思いました。

同世代の皆さんに、ショートフィルムをどんなふうにおすすめしますか。

本仮屋: 短い作品だからと言って、特に何かを理解しなきゃと頑張ったり、集中しようとかしなくても大丈夫です。そこに来て座ってくれれば、スーッとその世界に入り込めるのがショートフィルムの良さ。短い時間で気軽に見れて、そこに何かを感じることができるので、忙しい人にもおすすめです。

本仮屋さんの「大丈夫です」という言葉がとても印象的でした。ショートフィルムだから普通の映画とは違う、と肩ひじ張らずに、楽しんでしまえばいいということなんですね。これって、本仮屋さんがベンから学んだことそのものでした。

 

【Shinagawa Xmas Cinema Week】by ShortShorts & cinema caravan とは?
東京・品川港南エリアの開発が始まって20年、その変化と進化の象徴ともいえる、品川インターシティで12月22日までの6日間、開催される。ショートフィルムの上映やアコースティックLIVE、フードやドリンクの楽しめるキッチンカーエリアと、ワーカーやファミリーまで幅広い世代の皆さんが楽しめる様々なコンテンツが魅力的。
イベント公式サイト

 

【ShortShorts】はショートフィルムの総合ブランド
ショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」は、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア、ブリリア ショートショート シアター、コンテンツを通じて映像文化発信の担い手となっています。ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)では登録すれば無料でショートフィルムを視聴することができます。
ShortShorts
ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)

 

【本仮屋 ユイカ(女優)】
1987年9月8日生まれ。東京都出身。2001年に『3年B組金八先生』(TBS)で注目され、2005年にはNHK連続テレビ小説『ファイト』(NHK)でヒロインを演じた。主な出演作は映画『スウィングガールズ』(04)、『ワイルド7』(11)、『僕等がいた』(12)、『ピーチガール』(17)、ドラマ『そこをなんとか』(12、,『民王』(15)、『さくらの親子丼』(17)など。またTBS系『王様のブランチ』ではMCも務めた他、バラエティ番組や舞台、ナレーション等広い分野で活動している。
本仮屋ユイカ公式サイト

 
[All Photos by Shogo Takebayashi]
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PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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