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ヤンゴンで最新可愛いグッズを売るNPOのお店「HLA DAY」に行くべき理由【ミャンマー】

Posted by: 石黒アツシ
掲載日: Jan 7th, 2019. 更新日: Dec 27th, 2018

2018年10月から1年間、ミャンマーへのビザが免除されています。どんどん変化するミャンマー第1の都市ヤンゴンで、かなり可愛いグッズを売るお店はNPOによる経営でした。女性創業者のUlaさんに、みんなが幸せになれるお店の話を伺ってきました。

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2018年10月から1年間、ミャンマーへのビザが免除されています。どんどん変化するミャンマー第1の都市ヤンゴンで、かなり可愛いグッズを売るお店はNPOによる経営でした。女性創業者のUlaさんに、みんなが幸せになれるお店の話を伺ってきました。


ヤンゴンの中心にひと際カラフルなお店!

ヤンゴンの街の中心は「スーレーパゴダ」。ここから道が伸びて、ビジネス街、住宅街、ショッピング街、インド人街、中華街、港湾地域などが広がります。そのそばに、今回ご紹介する「Hla Day」があります。

「Hla Day」はミャンマー語で「美しい」と言う意味。早速出かけてみましょう。

中心地のビルの2階にあるこのお店、通りには小さなボードが出ているだけなのでちょっと見つけにくいかもしれません。階段を上がっていくと、かわいい恐竜のぬいぐるみがお出迎えしてくれました。

お母さんアーティストもミャンマーならではデザインで!

入ってすぐ見つけたのが、このかわいい布製の何か。いろいろな動物がモチーフになっています。

説明書きを読んでみるとこれは指人形でした。「ダール スー」さんは目と耳に障害を持つ女の子のお母さん。Hla Dayとコレボレーションしてプロダクトを作り始めました。いまでは従妹や姉妹で製作するほどのビジネスになったそうです。

紙でできたオーナメントはオレンジ色。天使のモチーフがモダンです。

伝統的な紙細工の手法を使って、自分の子供におもちゃを作っていたお母さんラー・ミンさんは、今ではミャンマーの数か所に工房を持ち、30人を雇うビジネスを展開しています。

お母さんや、様々な境遇のアーティストたちとコラボレーションした作品がお店中に飾られています。

Hla Dayの仕組みがみんなをハッピーに!

Hla Dayの創業者、Ulaさんに話を伺いました。

Ulaさんは実はドイツ人。ミャンマーに来たのは、旦那さんが国連で難民支援を担当していたからでした。

「ミャンマーには素敵なデザインを持っているアーティストがたくさんいますが、どうやってそれを人々に喜んでもらえるかがわからないんです。そこで、私がこの店で、素晴らしい作品を売り、世の中の人に紹介していこうと思ったんです。いまでは50人以上のアーティストが参加しています。そのほとんどは女性で、社会的な弱者だった人たちです。」

そして、ミャンマーで頑張っているアーティストをビジネスのベースに乗せることに成功したんです。さらにアーティストやその周りの人たち、それにアーティストのプロダクトが欲しい人たちがハッピーになりました。上の写真はこの日お店にいたスタッフの皆さんとUlaさんです。

「もともとは、ここの前身となるお店を手伝っていたのですが、そこが閉まることになって。そのころ取引のあったアーティストたちが、どうにか継続できないかと相談してきました。そうしているうちに、結局自分がこのお店を始めることになったんです。」

旦那さんの転勤でやって来た専業主婦のUlaさん。NPOの代表として活躍するようになり、ミャンマーに貢献するようになったんですね。

赤・オレンジ・青・緑の4色が煌びやか!

赤・オレンジ意外に、青・緑を使った商品が多くて、その色の鮮やかさとデザインの可愛さに目を取られます。

鮮やかな青のグラスに、かわいいバスケットは鮮やかなブルー。

グリーンのランプシェード、クッションケースなど、インテリア商品もいろいろ揃っています。

さて、こちらはミャンマーの人たちが腰に巻く「ロンジ―」の布を使って作ったエプロン。ポケットの部分にかわいいイラストがデザインされています。

このお店のスタッフは、アーティストに対して、その商品がより海外からの旅行者に魅力的になるようにアドバイスします。ミャンマーの伝統的な技法や素材と、現代的なアイデアをミックスさせて、よりアピール力がある商品が生まれるんです。

世界のトレンド「アップサイクル」も実現しています。

ミャンマーは決してエコロジーが進んでいる国ではないのですが、この店では「アップサイクル」の商品も扱っています。リサイクルするだけにとどまらず、より付加価値をプラスするアップサイクルは、ヨーロッパのエコ先進国ではトレンドです。捨てられるはずだったプラスチック素材を使った色とりどりのペンケースが並んでいました。

プラスチックや廃タイヤを使ったバッグや小物はChu Chuというアーティストのプロダクト。Chu Chuは自らの店舗をオープンするまでになったそうです。

ローカルのアーティストとインターナショナルなテイストを

店内のツリーにはサンタが空を飛ぶオーナメントが。これも商品の一つ。ローカルのアーティストだけでは思いつかなかった、よりインターナショナルなテイストが生まれています。

可愛いプロダクトの陰に、アーティスト達の社会貢献に頑張っているUlaさんとスタッフがいました。しかもプロダクトはどれも魅力的で、買って帰りたいものばかり。ヤンゴンに出かけることがあったら、絶対に行くべきおススメのお店です。

Hla Day
住所:1st Floor,81 Pansodan Street, Lower Middle Block, next to Rangoon Tea House, Yangon
電話:+95 9 45224 1465
日~金 10:00~2130
土 10:00~21:00
https://hladaymyanmar.org/

 
[All phtos by Atsushi Ishiguro]
Do not use without permission.

 

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。


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