アメリカ西の玄関口としても有名なロサンゼルス国際空港。その空港から北西に30分ほど車で走ったところにあるサンタモニカは、青い空と広い海、ビーチ沿いにどこまでも続く遊歩道など、開放感溢れる景色が広がるアメリカのウエストコーストを代表する街です。
今回はLAエリアに来たら必ず訪れたいビーチタウン、サンタモニカの魅力を余すところなくお伝えします。
ルート66の終着地 サンタモニカ
アメリカの有名なドライブコースといえば国道ルート66。1926年から1985年の廃線まで、イリノイ州シカゴからカリフォルニア州サンタモニカまでを結ぶアメリカ横断のマザーロードとして、アメリカ西部の発展に大きく貢献しました。
廃線後も一部はヒストリックハイウェイとして残され、アメリカのカルチャーアイコンとしてその存在感は今も世界中の人を魅了しています。
サンタモニカはそのルート66の終着地。サンタモニカピアと呼ばれる桟橋にあるルート66のEnd of the Trailサインは、サンタモニカで絶対に外せない写真スポットです。
アメリカのエンタメを支える絶景の夕日スポット
前述のサンタモニカピアは、桟橋の上に遊園地、レストラン、お土産店が並ぶサンタモニカ屈指の観光スポットです。ピア内にある遊園地パシフィックパークでは、目の前に広がる太平洋を眺めながらジェットコースターや観覧車を楽しむことができ、連日多くの観光客で賑わいます。
(C) Yoko Nixon
また太平洋に突き出たピアの風景そのものは、ロサンゼルスを代表するフォトジェニックスポットとして、これまでに様々な映画やドラマ、CMのロケ地に使われてきました。
有名なところでは、映画フォレスト・ガンプで主人公のトム・ハンクス演じるフォレストが走り続ける中で、サンタモニカピアにも訪れています。
ピア内にはロサンゼルスの歴史史跡にも登録された1916年の木製メリーゴーランドもあり、古き良きアメリカの歴史に触れることもできます。夕焼けの時間帯には、太平洋に沈む夕日と真っ赤に染まる海のコントラストが素晴らしい絶景スポットに。
自転車で海岸沿いをサイクリング 26マイルバイクパス
サンタモニカの魅力は他にもまだまだあります。海岸沿いには26マイル(約41キロ)にも及ぶ自転車レーンが整備されており、海岸沿いのサイクリングを楽しむことができます。お店で借りるレンタル自転車のほか、無人ステーションで借りるタイプの自転車、アプリをダウンロードして乗り捨てできるタイプの自転車などがあちこちにあり、好きなだけサイクリングを楽しめます。無人ステーションやアプリで借りるタイプの自転車は、30分のレンタルで$5程度です。
(C) Yoko Nixon
またロサンゼルスの街中では乗り捨てタイプの電動スクーターも広く普及しており、こちらは車道であれば利用可能です。レンタル自転車と同じく30分のレンタルで約$5かかり、利用にはアプリのダウンロードが必要です。スクーターは最高時速25キロ程度出るので、周りの車には十分気をつけましょう。
(C) Yoko Nixon
バイクパス(自転車専用の道路)と並行した海岸沿いの遊歩道には多くのストリートアーティストやお土産店が並んでいます。道の片側にお土産店、反対側にはストリートアートの露店が所狭しと並び、散歩しながら解放的なサンタモニカの空気を楽しむことができます。
ショッピングならダウンタウンの「サードストリート プロムナード」
サンタモニカピアから徒歩数分に位置するダウンタウンはショッピングに最適です。数多くの有名ブランドやギャラリーが立ち並び、歩行者天国の中心街ではストリートパフォーマーも多く、賑やかな街の雰囲気を楽しむことができます。通りにはレストランやカフェも多く、ショッピングに疲れたらちょっと休憩するのにも便利です。
ロサンゼルスエリアには他にもダウンタウン、ハリウッド、ビバリーヒルズなどの観光地がたくさんありますが、西海岸屈指のビーチシティ、サンタモニカではアメリカらしい解放的な雰囲気を楽しめます。
空港からサンタモニカまでの行き方:
ロサンゼルス国際空港からはシャトルバスを乗り継ぐか、大きい荷物がある場合にはUberを呼ぶのが便利です。ロサンゼルスエリアでは午後3時頃から7時頃までは高速道路のラッシュアワーとなるので、時間に余裕を持って移動することをおススメします。
参考
[santamonicapier.org]
[Photos by shutterstock.com]
Yoko Nixon ライター
高校時代初めてアメリカのテキサス州に留学してから、縁あって大学もそのままテキサスへ。帰国後リーマントラベラーとして暇を見つけては世界各国を旅し、旅と写真の面白さにハマる。現在はアメリカのアーカンソー州在住。目先の目標はアメリカ全州を制覇することです!
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