今さら聞けない!東京タワー初心者ガイド〜おすすめ土産から映え撮影スポットまで〜

Posted by: 坂本正敬

掲載日: May 4th, 2019

2018年に開業60周年を迎えた東京タワー。令和元年の2019年は次の60年に向けて一歩を踏み出す年になります。今回は今さら聞けない、東京タワーの基本的な情報をまとめました。東京タワーのアクセスや料金、見どころや混雑状況に周り方、定期的なイベントなど。

2018年に開業60周年を迎えた東京タワー。令和元年の2019年は次の60年に向けて一歩を踏み出す年になります。スカイツリーが完成しても、やはり東京タワーを東京のシンボルと考える人も少なくないはず。連休中に観光で東京に遊びに来る人は、やはり一度は立ち寄ってみたいスポットです。

そこで今回は今さら聞けない、東京タワーの基本的な情報をまとめました。東京タワーのアクセスや料金、見どころや混雑状況に周り方、定期的なイベントなどについてまとめます。

東京タワーって東京のどこにある?

都心部ではなく首都圏に住んでいる人、あるいは関東圏に住んでいる人からすると、新宿や池袋、渋谷などの大都市が、東京のイメージとして浮かぶと思います。関東圏以外の人であれば、新幹線の乗り入れが多い東京駅や品川駅でしょうか。

JR東日本が発表する各駅の乗車人員(2017年度)を見ると、1日平均で最も乗車人員が多い都内の駅は、1位が新宿、2位が池袋、3位が東京、神奈川の横浜を挟んで5位が品川、6位が渋谷となっています。人の動きもその通りになっていますね。

ただ、池袋や新宿、東京や品川などの山手線沿線をぐるぐると周っているうちは、東京タワーとは縁遠いはず。ときおり遠くに見かけても、「ああ、東京タワーだ」と感動するだけ。実際にどの辺りにあるのか、いまいちピンときません。

東京タワーの位置は、大まかに言って東京の中心、皇居の南側。東京23区の中心をぐるぐると走る環状線のJR山手線内にあります。池袋や新宿、渋谷、恵比寿などがある西側ではなく、東京、有楽町、新橋、浜松町などがある東側寄りに位置しています。

ただ、「最寄り駅」は山手線の各駅ではありません。JRの駅は少し離れていますから(強いて言えばJR浜松町駅が近い)、旅行者には少し場所がピンとこないのですよね。

最寄りと言える駅は主に5つ。全て地下鉄の駅になります。東京タワーを中心に時計回りで紹介すると、(北が12時だとすれば)2時の方角に御成門、3時に大門、4時に芝公園、6時に赤羽橋、11時に神谷町があります。2時の方角にある御成門、3時の大門、4時の芝公園、6時の赤羽橋は都営線(三田線・浅草線・大江戸線)。11時の神谷町だけが東京メトロ(日比谷線)になります。

各駅から東京タワーまでの時間を同じく時計回りにまとめると、御成門からは6分、大門・芝公園からは10分、赤羽橋から5分、神谷町からが7分となっています。もちろん、全て徒歩です。


駅からの道のりについては、案内表示板が目立つ位置に置かれています。周囲を見回せば、東京タワーの一部、あるいは全部がどこかに見えるはず。迷ったら通行人に聞けば必ず教えてもらえます。とりあえずJR山手線の大きな駅から、先ほど紹介した地下鉄の5駅どこかに向かってみましょう。駅に到着さえすれば、もう大丈夫ですね。

東京タワーは無料?それとも有料?

東京タワーの料金は、どうなのでしょう? 東京タワーは外から眺めたり、タワーの真下にある5階建ての商業ビル(フットタウン)を歩き回ったりする分には、有料アミューズメント施設以外はお金はかかりません。

しかし、東京タワーの高さ150mのメインデッキ、高さ250mのトップデッキからの景観を眺めようと思ったら、展望料が発生します。個人の場合、大人がメインデッキに上ろうとすると1人900円、メインデッキとトップデッキを兼ねたトップデッキツアーに参加する場合は、1人2,800円となります。

トップデッキツアーの内容は後で詳しく記します。混雑状況について東京タワー広報の方に聞くと、

「年間を通して空いている時期は2月です。通年で見ると朝9時台や、平日の昼間が比較的空いています。逆に土日祝日と夜が混雑します」

との話。落ち着いて楽しみたい場合は早朝のうちに訪れて、ゆっくりと東京の景色を満喫したいですね。

東京タワーの主な楽しみ方は?

東京タワーの場所、料金、混雑時期を紹介しました。では実際に東京タワーに足を運んだら、どのように楽しめばいいのでしょうか?

もちろん各人が好きに楽しめばいいのですが、主に「外から東京タワーを見上げる」「展望台の中から東京の景色を眺める」といった2通りの楽しみ方があると言えます。外から眺めると言っても、特に絶景スポットを探し求めて歩き回る必要はありません。各駅からタワーに向かう間にも、不意に現れる巨大な東京タワーの姿を十分に楽しめます。また、広報の方によれば、真下に立って東京タワーを見上げると、見慣れた人であっても、

「60年前にたった1年半でこんなすごいものを建てたのかと、今でも感慨深い思いになります」

との話です。駅から歩く間にタワーの全容を楽しみ、タワーに到着したら、真下からも見上げてみてくださいね。

東京タワーの絶景写真を撮りたいあなたは、『社員も大好き!東京タワー周辺の「映える」撮影スポット13選』『眺め抜群!東京タワーが見える、「特等席」レストラン3選』も要チェックです!

東京タワー トップデッキ

一方で展望台からの眺めも、やはり格別です。取材の当日に同行していただいたスタッフの方によれば、周りに建ち並ぶビルの部屋の中が見えてしまうため、展望台にあった双眼鏡を自主的に撤去した歴史があると言います。逆に言えば、それだけ周囲に高い建物が密集している、大都会の景観を楽しめるとも言えるはず。東京の下町にできたもう1つのシンボルからでは、楽しめない景色ですね。

メインデッキでは、一部がガラス張りになったフロアの一角「スカイウォークウィンドウ」も人気だと言います。

また、初めての東京タワー観光では少しハードルが高いかもしれませんが、ユニークな体験を希望する人には、メインデッキに続く外階段を徒歩で上るコースも用意されています。

詳しくは『風に吹かれて600段をのぼる!東京タワーの外階段は2人の距離が縮まる場所』をどうぞ。

メインデッキへと通じる外階段

先ほど紹介したトップデッキツアーを申し込めば、13言語対応の音声ガイド付きタブレットを持参した体験型ツアーに参加できます。ツアーの途中には、最新の技術で絵画の人物が生きているようにしゃべりだす、特別な仕掛けの図書室も用意されています。マナーの教科書のように美しく口角を引いて笑顔を見せてくれるアテンダント(添乗員)のおもてなしにも、心を奪われます。


トップデッキツアーではドリンクサービスもあり


一人1台レンタルされるタブレットで周辺のランドマークを確認しながら眺望を楽しめる

クライマックスには、上空250mに位置するトップデッキからの景色も楽しめます。トップデッキはトップデッキツアーを申し込まなければ立ち入りできません。せっかくですからツアーに参加して、2つの展望台それぞれの良さを楽しんでみてくださいね。

展望台にあるオフィシャルショップ限定のお土産もあります。詳しくは『展望台限定の商品も!スタッフが自腹でも買う東京タワー人気お土産TOP3』もあわせてどうぞ。

東京タワーでは定期的にイベントをやっているの?


月に1回実施される人の手による窓ふき掃除。出会えたらラッキー!?

東京タワーは、年中休みなく展望台から眺めを楽しませてくれます。あわせて定期的にイベントも行い、来場者を楽しませてくれています。

例えば60周年を迎えた2018年には、東京タワー内にある神社(タワー大神宮)の御朱印が話題になりました。桜のプロジェクションマッピングや端午の節句に合わせてコイのぼりをあげたりと、季節を意識した企画も打ち出しています。

東京タワーに足を運ぶ予定のタイミングで何かユニークなイベントが開催されていないか、公式ホームページを併せてチェックしたいですね。

 

東京タワー TokyoTower
https://www.tokyotower.co.jp

東京都港区芝公園4丁目2-8
>>>詳しいアクセスはこちらから

展望台のご案内 / 営業時間・料金
メインデッキ (150m)
9:00~23:00 [最終入場 / 22:30]

トップデッキツアー (150m+250m)
9:00~22:45 [最終ツアー / 22:00~22:15]

メインデッキ行き外階段
土日祝11:00~16:00に開放
天候により中止の可能性あり

参考

[各駅の乗車人員 – JR東日本]

[Image by Masayoshi Sakamoto(坂本正敬)& TABIZINE編集部 & shutterstock.com]
Do not use images without permission.

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PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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