みなさんは羽田空港を利用したことはありますか?日本の首都、東京の空の玄関口として知られる羽田空港ですが、美味しいものが一気に楽しめるグルメスポットとしての顔も持っているんですよ。海外へ飛び立つ前に何を食べようかしら?そんな時に利用したい江戸小路のレストラン全26店舗を一挙紹介いたします!
江戸小路とは
羽田空港旅客ターミナルビルの運営を行う日本空港ビルディング株式会社が発表した統計によると、2018年の1年間で羽田空港を利用した旅客総数は約85,058,983人!(国内線・国際線含む)成田空港が約42,601,130人なので、2倍近い差があります。
そんな日本一の空港として、日々たくさんの海外旅行客を見送り出迎えている羽田空港国際線の4階。ちょうど出国審査場の上に位置するのが、「江戸」と「和」をテーマにした「江戸小路」エリアです。
江戸時代の情緒溢れる街並みを再現したメインストリートや、歌舞伎座をイメージした装飾の店舗が並んでおり、海外からの旅行客はもちろん、日本人も楽しめる要素が満載です。
最大の魅力はなんといっても美味しい料理を堪能できる、選りすぐりのレストランが軒を連ねていること!店舗は全部で26店舗。日本料理だけではなく海外の料理もあるので、出国前に美味しい食事で心も体も満たすことができますよ。
ありそ鮨し(回転寿司)
出国前、または帰国してすぐってお寿司が無性に食べたくなったりしませんか?「ありそ鮨し」では、本格江戸前寿司を気軽に回転寿司方式で味わうことができるんですよ。
マグロは天然本マグロ、ウニは北海道産など、天然モノの食材へこだわりが強く、職人による店内調理を徹底。24時間営業という空港ならではの時間への配慮も、利用しやすいポイントです。(※2:00〜3:00は店内清掃のためドリンクのみの提供となります)
電話 03-6428-0444
天然本まぐろ ありそ鮨し
先ほど、ご紹介した「ありそ鮨し(回転寿司)」と同じお店ですが、異なるのはお寿司を頂くスタイル。「天然本まぐろ ありそ鮨し」では、江戸前寿司の立ち食いスタイルを倣したカウンター席で、板前さんが目の前で握った旬のネタを味わうことができます。
外国人でも簡単に注文ができるタッチパネル式の注文システムも完備4カ国語(中国語、韓国語、英語、日本語)されています。働く板前さんも、海外での板前経験がある国際色豊かな空間です。
電話 03-6428-0306
カフェ カーディナル
開放的で居心地の良い空間が特徴的な「カフェ カーディナル」では、ネパールの5ツ星レストランのシェフ直伝の巨大ナン&特製チキンカレーや、自社工場で焼き上げているサクサクのクロワッサンやアップルパイなど、多国籍な料理をカジュアルに楽しめるカフェです。
少し小腹が空いた時、がっつり食べたい時など、どんな場面にも対応できます。
電話 03-3747-0073
焼鳥 蕎麦 二尺五寸
店内はそれほど大きくありませんが、落ち着いた日本らしい造りと雰囲気で、江戸前こだわり蕎麦と南部鶏の焼き鳥を同時にいただくことができます。
お蕎麦以外にも丼ぶりやおつまみ料理などもあり、日本各地のこだわりの銘酒、焼酎も堪能することができます。
電話 03-6428-0303
日本の旬の味 百膳
百膳は二十五の御膳を四季を通じて百の膳で提供する事に由来しており、古き良き日本の食卓を味わうことができます。釜炊きのふっくらとツヤがかった白米と、丁寧に作られたお料理は絶品。
ほっと心が温まるような日本の味は、旅の前に癒しを与えてくれるはず。朝と夕でメニューが変わるので、訪れるたびにどれにしようか迷ってしまいますね。
電話 03-6428-0425
八丁味處 串の坊
串の坊は串のカツレツ「串カツ専門」として、黄金色に揚がった串カツを心ゆくまで堪能することができます。鳥・獣・菜・魚・貝・実・その他四季折々の串喝百撰の内、約三〇種を次々と揚げ、様々な食材と味のバリエーションを楽しむことができます。
また、職人さんが提供してくれるスピードも、「もっと早く」や「ゆっくり」などリクエストできるので、飛行機の時間に合わせていただくこともできますよ。
電話 03-3747-1950
南琳華
国内外からやってくる多くの人々をおもてなす空間で、日本の様式と食の文化を取り入れた「厳選国産素材の中国料理」を味わうことができます。実は、南琳華は原宿に本店を構える創業50余年の「南国酒家」がプロデュースしており、広東料理をベースにした伝統的な味は秀逸。
店内では、滑走路と海が180°に見渡せる大パノラマが広がり、飛行機の滑走路を望む開放的な空間は、空港のレストランならではです。
電話 03-6428-0433
和豚 かつ仙
老舗のとんかつ専門店「和幸」が手がける「和豚 かつ仙」は、世界に誇る日本の揚げ物「ニッポンのとんかつ」を味わえるお店です。とんかつ専用のパン粉を製造するなど、食材への目利きや卓越した技など、こだわりが満載。
一日10食限定のリブロースかつ膳は、甘くとろける霜降りロースが特徴。ふっくらご飯と、シャキシャキのキャベツのおかわりが無料なのも、嬉しいポイントです。
電話 03-5708-7448
日本の味 Suginoko すぎのこ
四季折々の素材を活かしたお料理と、豊富な地酒を扱ったこだわりの和風居酒屋です。「フライト前にちょっと一杯飲んで行きたい!」そんな気持ちを満たしてくれるメニューが揃っていますよ。
奥の席からは、3階国際線出発ロビーを見渡すことができるので、空港ならではの雰囲気を味わうこともできます。
電話 03-5708-7717
日本式伊太利亜食堂 赤富士
イタリアンと和を融合した新感覚のピッツェリア「日本式伊太利亜食堂 赤富士」では、空港内でなんと窯焼きピッツァをいただくことができます。
特に、羽田空港らしい国際色豊かな「ソバスタ」を使った天ぷらソバスタやカレー南蛮ソバスタがおすすめ。「ソバスタ」とは、同店が開発した日本のそば粉とパスタの粉を混ぜ合わせた自家製オリジナル麺です。
電話 03-5579-7406
焼肉チャンピオン
長旅の前後には、パワーをつけるためにもお肉を食べたい!そんな人にぴったりなのが、「焼肉チャンピオン」です。空に一番近い焼肉店として、品質の高いお肉を取り揃えています。
恵比寿に本店を置く同店は、最高級A5ランクの黒毛和牛や稀少部位、鮮度のいいホルモンなどを毎日丁寧に仕込んでおり、お肉を食べ尽くす醍醐味を味わうのに最適な場所です。
電話 03-5708-0529
神楽坂 グラタン食堂 ボン・グゥ
「神楽坂グラタン食堂 Bon Gout」は、世界でも珍しいグラタン専門店です。神楽坂にあるフレンチ「ボン・グゥ」のグラタン専門店としてオープンし、シェフは伝説の料理番組「料理の鉄人」にも出演経験がある豊嶋誠司さん。
フランスのクラシックスタイルであるロングマカロニと、フランス料理の伝統的な技法を忠実に再現したベシャメルソースは、他では味わうことのできない本格派グラタンです。
電話 03-5755-9513
麺匠の心つくし つるとんたん
伝統的な讃岐うどんの技法にしたがって、丁寧に作られた極上のおうどんを味わうことができます。羽田空港国際線を来たら「つるとんたん」を訪れるリピーターも多く、いつ訪れても行列が絶えません。
小麦、水、塩にこだわり、気温と湿度に合わせて製麺することで、特有のコシと艶のある麺が仕上がります。他にはない、個性豊かな味の種類も魅力のひとつです。
電話 03-6428-0326
せたが屋
個性、バランス、美味しさを追求する、新進気鋭のラ―メン職人前島司が作り出す世界に誇れる日本のラーメンです。2007年のNY進出を皮切りに、米国・アジアを中心に積極的に海外展開をしています。
筆者が訪れた際も、行列ができるほどの人気っぷり。希少なうるめ煮干しを贅沢に使用した芳香な魚介系スープと、動物系からとるコラーゲンたっぷりの濃厚なコクのスープでいただく麺は、今日を何倍にも特別な日にしてくれます。
電話 03-5708-0899
たか福
目の前で炊き上がるこだわりの黒毛和牛と選び抜かれた旬の野菜、素材の旨味を引き出す秘伝の割り下で炊く絶品すき焼を堪能することができます。
風情ある江戸小路の雰囲気も合いまって、心を落ち着かせて食事をするには最適なレストラン。日本人でよかったと思える上品なお味です。
電話 03-5708-7529
銀座 おぐ羅
「銀座 おぐ羅」はだし茶漬けとおでんを味わえるお店。こだわりの旬素材と伝統のだしでいただく“だし茶漬け”は、フライト前にお腹を優しく満たしてくれます。
また、夜は銀座の名店おぐ羅のおでんと粋なおつまみで気軽に一杯。醤油を使わない関西風の出汁おでんなので、具材本来の味を堪能できる上に、料理に合わせて厳選したお酒が進むこと間違いなし。出汁の香る店内でゆったりとした時間過ごすことができますよ。
電話 03-5755-9920
PORT-SIDE KITCHEN by グリル満天星麻布十番
日本の食材にこだわった上質な洋食を、カジュアルに楽しむことができるのが「PORT-SIDE KITCHEN by グリル満天星麻布十番」です。現在も総料理長を務めるシェフ窪田好直さんが、天皇の料理番として知られる「秋山徳蔵」仕込みの本物のフランス料理に忠実でいながらも、斬新なアイディアで和の風合いを取り入れたことで、「普段使い」なのに「上質」な洋食を味わうことができます。
特に、人気なのが和牛のハンバーグや深い味わいのカレーです。
電話 03-6428-0370
けばぶ工房(テイクアウトのみ)
トルコで腕を磨いた一流シェフによる美味しいケバブが堪能できるケバブ店。こちらはテイクアウトのみとなります。羽田空港第2ターミナルの大人気トルコ料理店「ミセスイスタンブール」がプロデュースしており、自家製ダレに漬け込んだケバブのお肉は絶品です。
伸びーるトルコアイスもありますよ。また、ムスリムの人でも安心して食事が出来るようにハラル認証も取得されています。
電話 03-6459-9377
ずんだ茶寮(テイクアウトのみ)
「ずんだ茶寮」では、宮城県仙台地方で昔から愛されてきた「ずんだ」を使ったスイーツやドリンクを楽しむことができます。夏のわずか3〜4日の内にしか収穫ができない貴重な若い大豆を使用した「ずんだ」のさわやかな味わいは、一度食べたら病みつきに。
大好評の「ずんだシェイク」は、厳選した牛乳を用いたバニラテイストのシェイクと、特製のずんだをブレンド。つくりたての美味しさと、つぶつぶを味わってみて。
電話 03-5579-7121
つきじ宮川本廛(テイクアウトのみ)
文明開化の幕開けとともに始まった老舗の鰻を味わうことができます。明治26年から始まり創業120年以上。鰻一筋に鍛錬を積み重ねた極上の蒲焼は国産の活鰻のみを使用する徹底ぶり。秘伝のタレがかかったご飯は一粒残らずいただきたいほど上品なお味です。
電話 03-6428-0795
天ぷら たかはし(テイクアウトのみ)
天丼・天むす専門店「天ぷらたかはし」では、厳選した素材を甘辛いたれをからめて味わうことができます。実は、こちらのお店は、とんかつ和幸の新業態店舗としてオープンしました。
目の前を通るだけで、天ぷらが揚がる美味しそうな匂いとつゆの香りに包まれます。お値段によって天丼の種類が分れていますが、どれもサクサクの天ぷらが贅沢に盛られています。
電話 03-6428-9102
日本橋だし場 羽田空港店(テイクアウトのみ)
日本橋だし場(NIHONBASHI DASHI BAR)では、「一汁一飯」をコンセプトに、かつお節だし、汁物メニュー、かつぶしめしを楽しむことができます。
本物の出汁の美味しさに出会える場所で、日本の「だし」文化を体感することができます。フライト前後にほっと一息つきたいときにぴったりですね。
電話 03-6428-0793
なお、こちらのテイクアウトのみのショップの前には、休憩スペースやテーブルがいくつか設けられているので、テイクアウトした料理をその場でいただくこともできますよ。
モスカフェ 羽田空港国際線ターミナルビル店
モスバーガーがプロデュースする新タイプのカフェです。モスバーガーのラインナップに加えて、オリジナルのカフェごはんや、ドリンク、スイーツを味わうことができます。入りやすく落ち着いた店内なので、仕事のついでやフライトまでの時間調整にも活躍しますね。
電話 03-5708-7521
吉野家
空港外でも見かける機会の多い吉野家。羽田空港国際線ターミナルでも、創業明治三十二年から変らぬ味の、吉野家の牛丼を味わうことができます。早くて安く、美味しいの三拍子が揃っているので、時間がないときにも利用できるのが嬉しいポイントです。
電話 03-5708-7505
和カフェテリア Dining 24 羽田食堂
お手頃な和デリメニューからお食事まで楽しめるカフェテリアです。24時間営業しているので、深夜・早朝便でも利用できるのが便利!店内は広々としており、カウンター席もあるので、一人でも入りやすい雰囲気です。
時間帯によってメニューが替わるので、選ぶのも楽しいですし、手軽にささっと食べられるメニューが充実しています。
電話 03-5708-7505
茶寮 伊藤園
お茶の伊藤園がプロデュースする甘味処「茶寮 伊藤園」では、日本の伝統である茶文化を多彩なスタイルで楽しむことができます。厳選された抹茶やお茶を使用したドリンクや甘味、軽食は、和の癒しのひとときを存分に引き立ててくれます。
今回は筆者が実際に訪れて、「香りぜっぴん煎茶」(260円)と「抹茶ソフトあんみつ」(730円)をいただきました。先にレジにて注文とお会計を済ませると、1分も経たぬ間に商品が出てきます。
夕方の時間帯ということもあり、店内はほぼ満席。赤傘が美しいテーブルに腰掛けて、羽田空港3階出発ロビーを眺めながらいただきます。
ソフトクリームは抹茶の味が濃厚で、絶妙な塩気が効いた小豆と一緒に食べるのが、また堪りません。食感が楽しい、もちもちの白玉とプルプルな寒天も美味しいです。
「香りぜっぴん煎茶」も茶葉の旨味が凝縮したすっきりとしたドリンクで、甘味との相性が最高です。
電話 03-6428-0055
[All photos by Mia]
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