食パンといえば、誰もが真っ白なパンをイメージすると思いますが、「高級食パン専門店あずき」の看板メニューは、その名の通り“あずき”入りの「AZUKI食パン」なのです。それでは、なぜ、あずき入りの食パンにこだわったのでしょうか? 「毎日でも食べたくなる」と巷で話題の食パンの秘密に迫ります。
子どもに食べさせるなら、体に良いものを」。子を思う親心から生まれた絶品食パンとは?
食パンブームが加速する今、多種多様な食パンが登場していますが、「高級食パン専門店あずき」の食パンは、地域住民に親しまれているという特性があるんです。昨年7月に衝撃のオープンを果たして以降、連日完売。その人気の秘密を、考案者のひとりである取締役の村田まゆみさんに教えていただきました。
「菓子パンが高級品とされていた子ども時代に食べていたのが、食パンでした。私にとっては思い出深い食品でもあるのですが、日本人が大好きな“あずき”を抱き合わせたら、絶対美味しくて幸せだろうなと(笑)。そんな単純なひらめきから始まりました」と村田さん。
とはいえ、本格的にスタートさせたきっかけは、出産を体験したことにあったといいます。
「それまで美容業界にどっぷり浸かっていたのですが、子どもを産んだ途端、“食”への興味が強くなったんです。やっぱり子どもには、安心できるものを食べさせたいと思うようになりました。それから、子どもは正直なので、美味しくないと食べてくれない(笑)。そんな日常生活のなかから、本格的に美味しい食パンを研究する日々が始まったのです」
2年がかりで完成した「究極の食感」
素材選びへのこだわりはもちろんのこと、美味しさのポイントは、あずき豆のサイズにあると村田さん。「大きすぎると水分を取りすぎてしまってパン自体がパサパサしてしまうし、あずき自体が主役になりすぎてもイメージと違う。あくまでも、食パンを主体とした中のあずきの存在感を、試行錯誤しながら研究し尽くしました」
そうして誕生したのが、この「AZUKI食パン(1本1.5斤、1,200円・税込)」なのです。風味豊かでありながらクセが強くない、その絶妙バランスは、食さずにはいれません!
3つの味を食べ比べ!1枚単位での購入も可能
現在「AZUKI食パン」に加え、「SHIRO食パン(1本1.5斤、850円・税込)」、「MATCHA食パン(1本1.5斤、1,500円・税込)」の3タイプを展開している同店では、食べ比べを楽しむ方も多いとか。
「うちでは、スライスした『1枚切り(AZUKI食パン・250円、SHIRO食パン・200円、MATCHA食パン・350円)』から購入できるようになっているので、毎日その日の分だけ買いにいらっしゃる常連さんも、いらっしゃいますよ」
食パンをスライスして売るというのは、手間がかかることですが、「毎日いちばん美味しいフレッシュな食パンを食べて欲しいという」村田さんの想いから、お客さまファーストなサービスを心がけているといいます。地域住民に愛される理由はここにあるのかもしれません。
毎日多い日には800本完売!いつでもフレッシュな食パンが並ぶ理由は?
「実は、約24時間、工房は動きっぱなしなんです。いつでもフレッシュな焼きたてを提供できる理由は、ここにあります。もちろん、開店前からお客様が並ばれているケースもありますが、基本いつでも購入いただけるよう配慮しています。それでも売り切れてしまうこともありますので、確実に購入されたい場合には、電話での事前予約をオススメします」
同店では、当日予約に加え、先々の大口予約にも相談に乗ってくれるとか。「紅白の食パンは縁起物でもありますので、年賀のお祝いや結婚式の引き出物など、祝いの席での手土産としても展開していく予定です」
まずは、それぞれの希望を元に相談してみてください。
「高級食パン専門店あずき」の食パンのおいしい食べ方
「やっぱり、生がいちばん!」と村田さん。しっとり柔らかな食感と、互いを引き立てあう素材のハーモニー。ヨーグルトの酸味やマスカルポーネのコク。噛みしめるほどに味わい深いあずきの風味を堪能できる、新感覚の食パンは、リピートしたくなるのも頷けます。
2日目以降は、もちろんトーストして味の変化を楽しむのも◎。バターを乗せれば、おやつ代わりにも。常温で約3日、冷凍で約10日、保存が可能というので、オリジナルの食べ方を試してみるのもアリですね!
駅から徒歩2分!スムーズなアクセス方法はこちら
電車で向かう場合、東京急行電鉄・二子玉川駅の東口の改札を出て左折、ケンタッキー フライドチキン前にあるひとつ目の信号を渡り、1本目の角を左折、さらに1本目の角を右折すると、左手に商業施設「ストリーム タマガワ」が登場。細長い廊下をまっすぐ進むと「高級食パン専門店あずき」の看板が現れます!
食べる人への愛情から生まれた「高級食パン専門店あずき」の食パンには、食べるほどに豊かな気持ちにさせてくれる、不思議な魅力があります。主食に迎え入れたい絶品食パンをぜひ、試してみてください。
住所:東京都世田谷区玉川3-9-3 ストリーム タマガワ1階B号室
TEL:03-6431-0302
営業時間:10:00~20:00(日曜日は10:00~19:00)
定休日:毎週水曜日
https://www.shokupan-azuki.jp
【アクセス】
東京急行電鉄 二子玉川駅 東口 徒歩2分
[All Photos by Ayano Ishihara]
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