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【機内食&搭乗ルポ】ニュージーランド航空「プレミアム・エコノミークラス」

Posted by: 米田ロコ
掲載日: Jun 11th, 2019. 更新日: Jul 17th, 2019

ニュージーランド航空の「プレミアム・エコノミークラス」は、旅行者からの注目度が高く、満席になってしまうことも!今回は、フュージョン料理の父・ピーター・ゴードン氏監修の機内食や心を奪う“あの機内アメニティー”など、ニュージーランド航空のプレエコを現地ルポ!

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ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食

※当記事は2019年4月搭乗時の内容になります。

ユニークな機内安全ビデオで、世間の話題をさらってきたニュージーランド航空。しかし、注目は機内安全ビデオばかりではありません。同社の「プレミアム・エコノミークラス」は、旅行者からの注目度が高く、満席になってしまうことも!

今回は、ニュージーランド航空のプレミアム・エコノミークラスの搭乗リポートをお届けします。


続々とアワードを受賞!2019年、ニュージーランド航空が熱い

ニュージーランド航空 飛行機

今年、ニュージーランド航空は、“航空業界のオスカー”と称される航空業界誌の権威『エア・トランスポート・ワールド』(ATW)による『エアライン・インダストリー・アワード』で、史上初となる2部門[※]を受賞。くわえて、トリップアドバイザー『トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2019』でも、複数部門で受賞を達成し、大きく飛躍しています。

その評価を支えているのが、同社の「プレミアム・エコノミークラス」。エコノミークラスとビジネスクラスの中間に位置づけられ、成田空港(日本)〜オークランド空港(ニュージーランド)の10時間以上におよぶフライトも快適だと評判です。

[※]2部門での受賞・・・『パッセンジャー・エクスペリエンス・アチーブメント・アワード(顧客満足度最優秀賞)』と、サスティナビリティ(持続可能性)に関する数々の取り組みが評価された航空会社に贈られる『エコ・エアライン・オブ・ザ・イヤー 賞』。

プレミアム・エコノミークラスの人気に納得。充分すぎる快適さ

そんな折、筆者に巡ってきたプレミアム・エコノミークラス搭乗の機会。フライト当日はあいにくの曇り空でしたが、気分は晴れやか。

チェックインの際、いつもは気にする手荷物も、このクラスなら機内持ち込み手荷物2個(それぞれ7kg以内)、受託手荷物2個(それぞれ23kg以内)と余裕たっぷり。何のストレスを抱えることなく、いざ、搭乗です。

ニュージーランド航空 飛行機

機内に足を踏み入れると…なんとまぁ、ムーディーな!
ピンクともパープルとも感じられる照明が、独特の雰囲気を演出。以下の360度動画で機内の様子を確認できますよ。

https://youtu.be/Vc8RsjPU0NI
奥へと進み、自分の座席を見つけたところで、手荷物をオーバーヘッド・ビン(頭上にある荷物を収納する場所)へ。…のはずが!小柄な筆者は、ビンの扉に手が届きません。しかしこれは、“天井が高い”という証し。潔く、客室乗務員さんに手荷物の収納をお願いしました。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス 機内
小柄な筆者は、オーバーヘッド・ビンに手が届きそうで届かない。
しかし、大柄な人にとっては天井に頭をぶつける心配がないのでは。

過去、同社のエコノミークラスに搭乗経験がある筆者。見た目にはエコノミークラスとプレミアム・エコノミークラスの違いは分かりにくいものですが、シートに腰をおろすと、その違いは歴然!

レザー貼りのシートは、約49cmの幅広さで、リクラインは約22cm(エコノミークラスと比較すると1.5倍ものリクライニング角度を実現)。また、頭部には頭や首をサポートしてくれるヘッドレスト、足元には可動式のレッグレストが備わっています。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス 機内
筆者が足を伸ばすには十分なスペース。機内用ブランケットは厚手で、スリッパもふわふわ。

座席の心地の良さと、ゆとりある空間の快適さ。エコノミークラスよりはるかに、身体への負担が少ないことに気がつきます。

心を奪う“あの機内アメニティー”

さて、搭乗時の小さな楽しみと言えば、「アメニティー」はそのひとつ。また、アメニティーは航空会社それぞれのサービス精神や志向、つまるところ、個性が表現されるポイントでもあります。

今回、アメニティー・ポーチに入っていたのは、アイマスク、耳栓、靴下、歯ブラシセット、ボールペン、リップバームの6点。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス アメニティー

肌や唇が乾燥しやすい機内において、リップバームは心遣いが感じられるアメニティー。リップバームをよく見てみると、ニュージーランドのナチュラル系コスメブランド『ASHLEY&CO®』のものでした。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス アメニティー リップバーム

主成分はミツロウとアルニカ(抗炎症作用などがあるキク科の花)などのエッセンシャルオイルで、つけてみると、リップグロスのようなツヤと植物由来の優しい香りに唇が包まれます。

同ブランドの商品は、ニュージーランド産の植物由来の成分を原料として、肌だけでなく、地球環境にも配慮して生産されているそうで、アメニティーにもサステナビリティ(持続可能性)の意識が浸透しているのは、さすが、ATM『エコ・エアライン・オブ・ザ・イヤー 賞』受賞(※記事冒頭)の航空会社。

そう言えば、耳栓と歯ブラシセットなどの包装も、環境への配慮からか、紙を使った素材でした。

フュージョン料理の父・ピーター・ゴードン氏監修の機内食

ところで、フライトにおける最大の関心は「機内食」、という人も多いのではないでしょうか? 搭乗の直行便(ニュージーランド航空「東京〜オークランド」「オークランド〜東京」)では飛行中に、二度の機内食が提供されます。

機内食の監修を務めるのは、ニュージーランドの人気シェフ、ピーター・ゴードン氏。ゴードン氏は、東西の異なった料理を融合させて新たな料理を生み出すことから“フュージョン料理の父”とも呼ばれています。

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Today I was thrilled to see punnets of my deeeeelishussss feijoa, vanilla ‘n’ ginger yoghurt begin to hit NZ fridges. It’s from @thecollectivenz and is part of their Chefs For Good series. The sale of it will raise much needed funds for The New Zealand LAM Charitable Trust, as a good friend of mine has Lymphangioleiomyomatosis. So buy it by the truckload! #chefsforgood #nzlamcharitabletrust #feijoavanillagingeryoghurt #thecollectivenz #feijoa

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(C)Instagram/Peter Gordon

尚、食事の際のドリンクは、シャンパン、世界各地のビール、スピリッツ、ノンアルコール飲料、ジュース、ホットドリンク、そして、ワイン・コンサルタントにより厳選されたニュージーランド産ワインが楽しめます。

【往路】 プレミアムエコノミークラス 夕食:東京〜オークランド

プレミアムエコノミークラスの機内食は、コース料理さながら。
そのメニューがこちらです。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス 機内食メニュー表
「東京〜オークランド」のメニュー表

夕食は、「前菜」「ベーカリー」「メインコース」「食後のデザート」が用意されており、メインコースは3種から好みのメニューが選べます。ベーカリーの追加オーダーも可能です。

最初に運ばれてきたのは、「前菜」「デザート」「ベーカリー」。
筆者は、ベーカリーに「ガーリックブレッド」をチョイス。ニュージーランド産の白ワインとともにいただきます。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「東京〜オークランド」便:夕食
【和風前菜プレート】黒豆伊達巻、鶏つくね、枝豆、さつま揚げ、さつまいもの甘露煮、にしんの醤油漬け
【ベーカリー】ガーリックブレッド
【食後のデザート】柚子ムース、クリームとシトラスクーリ添え

「和風前菜プレート」は白ワインとよく合う味。「ガーリックブレッド」のガーリックもほどよい主張で、白ワインの爽やさに調和しています。

次に運ばれてきたのはメインコース。筆者は「ローストチキン」のメインコースをオーダーしました。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「東京〜オークランド」便:夕食
【メインコース】ローストチキン、ベーコンとハーブ添え、タラゴンソース、ほうれん草、にんじのハニーマスタードマリネ

個人的には、こんがりと焼き色がついたチキンを想像していましたが、日本で認識されている“鶏ハム”に近い食感。タラゴンソースとのバランスがとれた一品です。

そして、前菜と一緒に運ばれてきたデザートで、夕食はフィニッシュ。食後のドリンクでホッとひと息つく頃には、十分すぎるほどの満腹感を得ていました。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
食後に用意されたのは、ニュージーランド定番の「Whittaker’sのチョコレート」とドリンク。

もちろん、この満腹感が、眠りの世界へと誘ったのは言うまでもありません。寝心地の良いシートで熟睡した後は、朝食です。

【往路】 プレミアム・エコノミークラス 朝食:東京〜オークランド

窓の外がまだ薄暗いうちに、機内では朝食がスタートします。
メニュー表に沿って、「スターター」に始まり「温かい料理」と順を追って運ばれてきます。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「東京〜オークランド」便:朝食
【スターター】フルーツ、Vogel’sのシリアル、ヨーグルト、クロワッサン、ジャム

スターターのシリアルはヨーグルトと混ぜていただきましたが… このシリアルが、けっこうイケる!

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
それもそのはず、「Vogel’sのシリアル」は少しお高めですが現地で人気のシリアルなのだそう。これは、お土産リストに追加せねば!

スターターの後にサーブされるのは温かい料理。3種のから好みのメニューが選べます。
筆者は、温かい料理に「ワッフル」をオーダー。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「東京〜オークランド」便:朝食 
【温かい料理】スターアニス風味のワッフル、チェリーのコンポート、はちみつヨーグルト添え

やわらかな口当たりのワッフルですが、ずっしりとした生地は、見た目以上のボリューム。ワッフル添えられたコンポートやはちみつによって、甘さが強調されるので、ブラックコーヒー等と一緒に楽しむのがおすすめです。

【復路】 プレミアム・エコノミークラス 朝食:オークランド〜東京

さて、これまで「東京〜オークランド」便の機内食についてお伝えしてきましたが、ここからは「オークランド〜東京」の機内食についてご紹介しましょう。

ニュージーランドから日本へ向かう直行便は、ニュージーランド時間の早朝にオークランドを出発し、日本時間の夕方に成田空港に到着します。よって、復路の機内食は朝食からスタートします。

下記が、「オークランド〜東京」の機内食メニューです。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス 機内食メニュー表
「オークランド〜東京」のメニュー表

朝食の「スターター」は往路とほぼ同じですが、「温かい料理」は往路とは異なります。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「オークランド〜東京」便:朝食 
【スターター】フルーツ、Vogel’sのシリアル、ヨーグルト、クロワッサン、ジャム

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
スターターに用意されるVogel’sのシリアルは、往路と違ったフレーバーです。

スターターの後は、温かい料理。
日本の味が恋しくなった筆者は、温かい料理に「和食」をオーダーしました。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「オークランド〜東京」便:朝食 
【温かい料理】和食(鮭の西京焼き、豆腐、こんにゃく、ご飯)

味噌と焼き魚と白米、豆腐、こんにゃく。これぞ、長年親しんできた和の食材。身のやわらかさを残した鮭の焼き加減はなかなかのものです。

朝食を終えると、夕食までは長丁場。機内エンターテイメント(座席の正面に取り付けられたモニター)で映画3本程を鑑賞し終えた頃、夕食を迎えました。

【復路】 プレミアムエコノミークラス 夕食:オークランド〜東京

復路の夕食のメインコースは、ニュージーランド名産の「ラム肉」「サーモン」、もしくは「和食」からの選択です。ベーカリーも、用意されている種類が往路と若干異なります。

今回はベーカリー2種をオーダーしてみることに。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「オークランド〜東京」便:夕食 【前菜】【ベーカリー】【食後のデザート】ほか、オリーブオイル、バター、チーズ、ビスケット

「前菜」のチキングリルは、洋梨のレリッシュとアイオリソースが絶妙にマッチ。アイオリソースは、ニュージーランドのファーストフード店などでもよく見かける定番のソースですが、こんな食べ方ははじめて。自宅でも再現したい!

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「オークランド〜東京」便:夕食 
【前菜】5種のスパイスのチキングリル、洋梨のレリッシュ、クルミ、ローストガーリック、ホロピート入りアイオリソース添え

じつは今回、機内食で最も感動したのが「ベーカリー」と「ニュージーランド産オリーブオイル」の組み合わせ。シンプルな味わいの古代穀物パンと、フレッシュで香り高いオリーブオイルが好相性。これぞ、ホークスベイ産のエクストラヴァージン・オリーブオイルの魔法!

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「オークランド〜東京」便:夕食 
【ベーカリー】古代穀物パン、オリーブオイル

さぁ、待ちに待ったメイン。筆者は迷わず、ニュージーランド名産の「ラム肉」をチョイスしました。

ラム肉にソースをからめて、ひと口。ゆっくり煮込んだというだけあって、やわらかなラム肉の旨味が口いっぱいに広がります。臭みも気になりません。さらに、添えられたマッシュポテトが、ラム肉の美味しさを引き立てます。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食
「オークランド〜東京」便:夕食 
【メインコース】ゆっくり煮込んだNZ産ラムすね肉、マッシュポテト、グリーンピース、キャベツとアップルミントのゼリー添え。

最後の「デザート」は、ラズベリーのクーリが添えられたダークチョコレートのケーキ。
『とてつもなく甘い海外スイーツやもしれぬ…』と、糖分摂取に覚悟を決めていましたが、甘さが抑えられた上品なテイストです。ブラックチョコレートの甘さが紅茶とよく合います。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内食

これにて、機内食は終了。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。

充実のスナック&ドリンクサービスにも注目

ところで、プレミアム・エコノミークラスでは機内食のほかに、スナックやドリンクの無料サービスも受けられます。
機内食と機内食の間に利用可能なサービスで、便利なことに、座席正面のタッチパネルからオーダーが可能です(※フライト状況と商品在庫によりオーダーできる時間は限られます)。

メニューを吟味して、自分の好きなタイミングでオーダーできるというのは、嬉しいサービス。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内
個人用モニターの『お食事とお飲物』をタッチすると、メニュー画面が表示される。

メニュー画面に表示されたのは、豊富なドリンクと数種のスナック。このタッチパネルから、必要な個数を指定して、欲しいものを注文!もちろん、すべて無料です。

ニュージーランド航空 プレミアムエコノミークラス機内

試しに、【Proper CrispsのポテトチップスOnion with Green Chives(玉ねぎとニラ 風味)】と【health Discoveryのスーパーフード・バー(INCA BERRY AND COCONUTS)】をオーダーしてみることに。目的はもちろん、スナック片手に映画鑑賞。これで、長時間のフライトもなんのその!

ニュージーランド航空 機内サービス
Proper CrispsのポテトチップスOnion with Green Chives(玉ねぎとニラ 風味)
ニュージーランド・ネルソン発のProper Crispsは、かためでザクッとした食感の「ポテトチップス」。オニオンとニラの風味が病みつきになりそう!100%ナチュラル、NO SMG(グルタミン酸ナトリウム 無添加)、GMO FREE(非遺伝子組み換え原料)です。

ニュージーランド航空 機内サービス
Health Discoveryのスーパーフード・バー(INCA BERRY AND COCONUTS)

ニュージーランドの健康食品ブランドHealth Discoveryの「スーパーフード・バー(INCA BERRY AND COCONUTS)」は、フルーツの酸味とココナッツの甘みが香るバー。健康補助食品のようなスナックです。はちみつを使用せず、デーツ(ナツメヤシの実)とココナッツネクターで甘さを出しているので、ヴィーガンの人にも◎。ココナッツの好き嫌いで、好みがわかれるところではあります。

ちなみに、バーの原料であるインカベリー(食用ほうずき)は、ビタミン、必須アミノ酸、鉄分、食物繊維などの豊富な栄養がつまったスーパーフードと言われています。


インカベリーこと、食用ほうずき。

このクラスの機内サービスに登場するスナックやドリンクは、どうやらニュージーランドを代表するものばかりのよう。きっと、ニュージーランド土産の参考になること間違いなしです。

いかがでしたか?
ささやかな贅沢が、そこかしこに散りばめられたニュージーランド航空プレミアム・エコノミークラス。もしかすると、このささやかな贅沢こそが旅行者を魅了する理由なのかもしれません。

[Photos by shutterstock.com]

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米田ロコ

LOCO Yoneda ライター・編集者。
自由と自然を愛し、Vanlifeにて日本を旅する。

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#アメニティ #プレミアムエコノミー #機内食