旅の目的は「たったひとつ」で良い
旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。
私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。
珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。
北海道が私たちを招いている
国内旅行で、最も満足度が高かった旅行先第1位にも登場する「北海道」。日本人のみならず、海外旅行客にも大変人気があります。
大自然が私たちを寛がせ、
地元の美味が私たちを喜ばせ、
豊かな温泉が私たちを蘇らせます。
だから私たちは北海道が好き。
大好きな北海道から、あなた宛に招待状が届いています。
どんなお招きか、招待状を開けてみましょう。
英国人オーナー夫妻が描いた理想の宿
理想の宿とは何でしょう。坐忘林のオーナーは、英国人ご夫妻。日本に住んだ10年以上の間、民宿から高級旅館まで多くの旅館に宿泊。その結果、自らの「理想の旅館」の夢を思い描きました。「自然に感謝する穏やかな心と、そういった気持ちになれる平穏な空気に満ちた場所の組み合わせ」のコンセプトが、「坐忘林」の実現です。英国人オーナーの理想が、同じく英国人のクリエイティブディレクター、北海道に拠点を置く日本人建築家により結実しました。
ニセコの約15,000坪もの敷地の中に、たった15部屋の客室の宿。雪と縁が深いニセコゆえ、客室の名前は、「氷柱雪(つららゆき)」「雪月輪(ゆきつきわ)」「深雪(みゆき)」など雪の結晶の名前。家紋のようなそれぞれの模様が、ルームキーや部屋の入口のサインになっています。
英国人の美学
英国人のクリエイティブディレクターは、自然にあるアナログなものの美しさを、ロビーや暖炉、インテリア、部屋に飾ってある写真で表現しています。
雪の積もった地平線
枯れ木の形
暖炉の火
燃える薪のにおいなど。
極限までシンプルにして、ほとんど妥協することなく完成したのが、「坐忘林」。
景色を切り取った、借景のバースペース
日本人建築家が「景色の切り取り方、窓を配す場所にこだわりました」と自信を持つ、バースペース。チェックインの手続きもこちらでします。宿の絶景ポイントを、宿泊客に見せたいのでしょう。
敷地面積約15,000坪に、15室のみの客室
敷地面積約15,000坪に、15室のみの客室ゆえ、隣室の物音が聞こえることもなく、プライバシーが守られます。
英国人のクリエイティブディレクターは、「スペースが大事。空白を怖れていろんな要素を取り入れると、結果ぐちゃぐちゃになる」と語っており、その意識が部屋に表れ、宿泊者が抵抗感なく入り込める空間を感じますね。
全客室には源泉かけ流しの内湯と露天風呂
全客室には、源泉掛け流しの内湯と露天風呂が付いており、何回でも入れます。窓から大自然の景色を眺め、何度でも温泉に浸かり、居心地の良さに客室から出て来ない宿泊客も多いそうです。日常で溜まった雑念が空っぽになり、あなたが自然の空間に溶け込む瞬間が味わえるかもしれませんね。
今回のたったひとつは、英国人の美学が結実した「坐忘林」。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。
ONESTORY(ワンストーリー)
建築に終わりはない。時を経て価値が増す。それが『坐忘林』。[坐忘林/北海道虻田(あぶた)郡]
坐忘林
〒044-0084
住所 : 北海道虻田郡倶知安町花園76-4
電話 : 0136-23-0003
Website: https://zaborin.com