その土地でなければ生まれえないお茶の魅力にとりつかれた静岡市の茶工場が営むお茶屋、「浜佐商店」は、茶氷プロジェクトで「氷煎茶」「氷ほうじ茶」を提供しています。ブレンド茶葉ではなくシングルオリジンの茶葉を使った濃厚シロップをかけ、竹筒の底にお楽しみを隠した茶氷です。
お茶の生産量が国内で4割を占め、日本一のお茶処である静岡。そんな静岡茶の美味しさをかき氷を通して伝えていく「茶氷プロジェクト」が昨年始動し、12店舗で3か月の間に30,000杯以上が販売される盛況ぶりでした。2年目の今年は、静岡県下の5市2町+東京都内の30店舗がオリジナルの茶氷メニューを提供します。2019年9月30日まで実施中。
浜佐商店の「氷煎茶」「氷ほうじ茶」
今回ご紹介する「浜佐商店」は、静岡市の茶工場が運営するお茶屋です。浜佐商店は、1982年、お茶をブレンドせずに、その土地の茶葉の美味しさをダイレクトに伝えるという発想に開眼。以来、その思想に共感する生産者の出会いを重ね、品ぞろえを増やしています。ブレンド茶も、土地特有の美味しさを活かすべく、探求を続けています。
煎茶のあん茶もち、ほうじ茶のあん茶もち(各150円・税込)は、こだわりの茶葉を使用で好評の甘味です。
茶氷プロジェクトのために浜佐商店が用意したのは、「氷煎茶」「氷ほうじ茶」。シロップには、ブレンド茶葉ではなく今年おすすめのシングルオリジンの茶葉を使用。そのピュアな香りを生かした濃厚シロップは、お茶本来の美味しさを伝える黄金比率を実現しました。竹筒の底が気になって、ついつい早く食べ進んでしまいそうな茶氷です。
美味しさの秘密をお店にインタビュー
Q. 「茶氷」に参加した理由はなんですか?
A. 昨年から茶氷プロジェクトに参加させていただいています。お茶の魅力を知ってもらえる、広められたら…と思い参加しました。
Q. コラボしたお茶の銘柄と、選んだ理由を教えてください。
A. 今年おすすめの煎茶、ほうじ茶です。ブレンドのお茶ではなく、生粋のお茶を使用しています。
Q. 他と違うと自負するこだわりなど、商品の特徴を教えてください。
A. 「夏は氷でお茶を楽しむ」をテーマ、煎茶とほうじ茶の素材をふんだんに使って、お茶の魅力をシンプルに表現しています。
Q. 出来上がるまでのエピソードを教えてください。
自社のかき氷が始まって十数年経ちますが、最初の数年間は試作の繰り返しでした。「お茶屋だからこそ出来るかき氷を作ろう!!」と茶葉をふんだんに使うことでお茶の魅力が生きる配合にたどり着きました。
Q. どんな人に食べて欲しいですか?
A. 普段、お茶をあまり飲まない方には、かき氷を通して、お茶の魅力を感じていただけたらなあと思います。
Q. 実際の客層を教えてください。
A. 小さなお子様からお年寄りまで幅広く喜ばれています。
Q. 1日に何杯でますか?
A. 平日30~50杯、週末80~100杯+α出ています。
Q. 並ばずに入れますか?
A. 平日は並ばず入れますが、週末は並ぶこともあります。午前中が狙い目です。テイクアウトもできます。
Q. 来年も参加しますか?
A. ぜひ参加したいと思います。
良心的な価格設定もありがたいですね。
■商品詳細
メニューの正式名称:氷煎茶・氷ほうじ茶
税抜価格:361円(390円・税込)
展開時期:6月25日~9月末日
※817(土)、18(日)、駿府城公園で開催の茶氷フェスに出店予定
■展開するお店の詳細
店舗名:茶工場(株)浜佐商店
住所:静岡市葵区安西3丁目11
TEL:054-251-1515
営業時間:9:30-17:00(日・祝日定休)
HP:https://www.hamasashoten.com/
アクセス方法:【バス】JR静岡駅より静鉄ジャストライン(西部循環中町廻り)乗車、安西2丁目バス停下車、徒歩1分
【車】JR静岡駅より約5分
[All photos by 浜佐商店]
Shio Narumi ライター
イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。
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